ミモザのリースのリボンがけ

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3月8日の国際女性デーを控え、店頭にはミモザがたくさん並ぶようになってきましたね。
可愛い黄色のふわふわちゃんがお部屋にあるだけでみるみる陽気な気分になってしまうのだから不思議です。

私も先日市場からミモザを仕入れました。

そのまま大きな花瓶に入れておくだけでも可愛いし、ドライにするのもありですし、バサッとスワッグにするのも素敵なのですがせっかく時間もあったのでまんまる可愛いリース作ることにしました。

 

グリーンを少し

インスタグラムを見ていると、皆さんいろいろなリースを作られていてどれも素敵。

黄色のふわふわだけで作られたリース、ユーカリを入れてグリーンをふんだんに感じるリース…

白のリモニウムなんかもアクセントで入ると可愛いですね。

さてどうしようかなと考えた結果。

今回はミモザだけでナチュラルに。

香りに癒されながら愛情込めて制作しました。

 

リボンにもこだわりたい

最後の仕上げにリボンをそっと掛けます。

このリボンにも私らしさを足したいなぁ。

私は普段よく、黒の細いサテンリボンを使っています。

ラッピングなどにも出番は多く、可愛らしくなりすぎないで締まるしどんなお花とも相性がいいのです。

今回もかけてみました。

お洒落で可愛いのですがなぜでしょう…

黄色×黒の組み合わせ似、タイガースが頭の片隅にちらつく…(笑)

悲しき関西人の性!

なので今回は白にすることに。

白といっても植物の自然色とよく合うナチュラルテイストなアイボリーがいいですよね。

お家にあるアイボリーリボンがこちら。

一つがコットンでフリッジの効いたもの。
もう一つがレーヨンで薄くて柔らかいもの。

どちらも乗せてみます。

コットンリボン
レーヨンリボン

どっちも可愛いんだなぁ~♪

コットンの方がよりナチュラルは印象が出る一方、生地が少し分厚目なのでカジュアルな印象にもなります。

薄くて柔らかいレーヨンのリボンは反対に上品感や柔らかさが出ますがフォーマルな印象も。

同じ色、同じ太さのリボンでも素材の違いで仕上がりのイメージは異なってくるのですね。

結果、私は柔らかい素材が好きなので最初はレーヨンを結んでいたのですが、だんだんとリースがドライになってくると今度はコットンを結び直してこっちも可愛いなぁなんて、二度楽しんでいます。

 

玄関から春を

完成したリースは玄関ドアの外側に飾っています。

同じマンションの人にも春を感じてもらえたらいいな~なんて。

残ったミモザも枝ごと花瓶に入れて玄関へ。

お家の入り口である玄関先が春めいているとなんだか嬉しい気持ちになりますね。

季節を感じられる場所を一つ、お家の中に作ることができて幸せな気持ちになりました。

引っ越し完了!さぁて、これから

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昨年末に無事に引っ越しを終え、故郷である兵庫県に戻ってまいりました。

引越し日が年末の大寒波。

凍える寒さの中、走りきったのもきっと人生のいい思い出になるのだろうと思います。

帰郷してすぐは、夫婦ともども逆カルチャーショックのような状態に(笑)

一番面白かったのが「店員さんや業者さん、よく喋るよね」と。笑

東京を出るときの引っ越し業者さんは黙々と作業されていたのに対し、搬入時の関西の業者さんはめっちゃ会話してくる(笑)

ちょいちょい小ネタも挟んでくれる(笑)

生協のお姉さんも、エアコン取り付けるおじさんも、歯医者さんのお姉さんも。

ぜんっぜんいいんだけど(むしろwelcome)、多分きっとこういうところ、関西生まれ関西育ちでなかったら慣れるの大変なのかなぁとふと思いました。

 

散歩三昧の土日祝

こちらに来てからはほぼ毎週、夫婦で散歩に出かけています。

山があって川があって海があって街もある。

文化建築もところどころにあるこの環境がやはり大好きです。

夫に至ってはバードウォッチングのために双眼鏡を買ったり、お散歩動画を撮り始めてinsta360を購入しました。

GoProよりも小型でとっても軽いんです。(油断するとなくしちゃいそうなぐらい小型です)

ただ、あんまり日本語サポートが充実していない気がします。
商品発送もシンガポールからいつ届くのか不明で不安だったり…。
お手頃な値段で軽いうえに画質もすごく良いのでおすすめなのですが、サポートが手厚いのはGoProかもしれないな~と思いました。

これから桜のシーズンがやってきたらinsta360を持って名所巡りをしようと思います。

 

お花とお家と私のこれから

ある程度家の整理も落ちつてきた今日このごろ。

生活環境は整ったので、あとはお気に入りの物を集めて飾って…家中に好きを集めて、心地よい空間にしたいと思います。

でもそれって、案外に時間がかかるのですよね。

気長に時間をかけて集めていかないと。

 

「今度の家では自分の家に合うお花をまずやろう」

引越し前から密かに心に決めていたことです。

洋館の玄関に似合う花と、山小屋ロッジに似合うお花。

それぞれなんとなく皆さんイメージがあると思います。

憧れるテイストや作風をたくさん東京で試してこれたからこそ

背伸びしない、私らしいお花との付き合い方をしていきたいのです。

それが徐々に掴めてきたら…

やっぱりお家に人をお招きしてワークショップやりたい!

まだ実現するのは少し先になりそうですが、今年中に何かひとつでも形にできるように、少しずつ進めていきたいと思います。

 

今年の春は

暫くBlogをお休みしたりインスタ投稿もスローだったのですが、おかげさまで発信したい欲が溜まっています(笑)

時間を作って書く!

うぅ…頑張れるかな。汗

ホームページのコンセプトやプロフィールも刷新したいと言いながら、下書きBoxに入った状態で止まっており…(汗)

できることからコツコツと。

一方で散歩もしたいし春のお花も楽しみたい。

忙しい春になりそうです。

兵庫県西宮市へ引っ越します

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気づけば2021年も終わりに近づいてきました。

毎年、今年のはじめに想像していた年末を迎えられているかなと自問自答するこの季節。
ここ数年は年始では想像もしていなかった年末に到達していることが多くなりました。

別に大きな決断を下したわけでも選択に差し迫られたわけでもないのですが、少しずつすこーしずつハンドルを調整していく人生と、
ハンドルを自分以外のなにかに預けっぱなしの人生ではやはり何かが違うなと実感しています。

 

住みたい場所に住む

タイトル通り、今年の集大成は引っ越しとなりました。
東京から関西へ拠点を移します。

もともと夫婦揃って関西出身なので、いつかは帰ろうねなんて結婚前から話していたのです。
その”いつか”はもっとずっと先のはずだったのですが、コロナ禍で出勤の必要性がなくなったものだから計画が変わりました。

会社に行かずして仕事ができる様になった今、果たして東京に住み続ける必要があるのかな。

東京の街は面白くて活気があり、色んな人と出会えるところが魅力的。

特に人。
例えばこういうことをやってみたいとか、こんなことに興味があるとか。
地方じゃそれを分かち合える仲間がなかなか集まらなくても東京なら絶対集まる。
どんなニッチな趣味でも夢でも誰かしらとリアルで繋がれる、そんな風に感じました。

人がいるから新しい事業ができ、活性化されて新しい価値が生み出されている、それが私の感じた東京の一番の良さです。

さて、そんな利点と古巣の関西に戻ること、それらを天秤にかけたときどうでしょう。

「ネットでも繋がろうと思えば繋がれる」…
そう、そうなんですよ。
リアルはもちろん大事、だけどご縁って昔と違ってリアルがなくなったら途切れるわけでは決して無いのですよね。

自然と都会のちょうど間。
そんな場所にゆっくり住もうよ、来たいときはいつでも新幹線乗って来ればいいじゃない。

そんな判断をして西へ帰ることに舵を切りました。

北野坂から見た神戸市内の夜景

 

家を見つけるまで

最初に話しが出たのは今年の夏。
方向が決まればエリアについて相談です。
夫の実家が大阪で私が神戸なので、中間のエリアかつ大きな公園や河川敷などがあり、ほどよく自然が感じられる場所。
そうなると自ずと候補地エリアは絞られてくるわけで。

あとは予算との兼ね合い。
住宅検索アプリから申込みをして合計6社ぐらいから電話がかかってきました。
その中で第一印象がよく親身に相談に乗ってくれた不動産屋さんにお願いすることに。

それからマンションにするか戸建てにするか問題。
数年前から話題の中古マンションを買ってリノベーションするのとか、すごく憧れていたので無料セミナーにも参加したんですよね。
そこで痛感したこと…
リノベはこんな家にしたいという明確な希望がないと何も進まない(泣)。

例えばお料理が好きだからホームパーティーできるような大きなダイニングキッチンにしたいとか。
アウトドアが好きでグッズを置ける土間リビングにしたいとか。

たいしてこだわりがない私たち…笑
住みやすくてきれいであればOK程度じゃリノベーションは難しかったです。トホホ

そんなこんなで普通に物件を紹介してもらい、なんとなく気になった一つをオンライン内覧させてもらいました。

結局この物件に決めたのでファーストインプレッションって大事だなぁと思います。

 

商売は人だと思ったこと

今回の引っ越しでお世話になった不動産屋さん。
第一印象の電話応対もすごく感じが良かったのですが、その後そもそも家を決めるってどんな流れでどう進むの?というごく初歩的なところを教えて欲しいとお願いしたら快く時間を取って教えてくれました。

東京から家を探していると聞くと大抵の不動産屋さんは契約可能性の低いお客と判断するのか、そこまで親身になってくれる感じでもなかたのですが、この営業さんは終始丁寧に対応してくれました。

zoomしたことがないから社内で練習してみますと言われたときは「今どき?!」とびっくりしたし、会議中にドキュメントの共有方法がわからないと手書きの資料を別途送ってこられたりもしたのですが、その資料には私たちが聞きたかったことの要点を突いてわかりやすくまとめてくださってました。
オンライン内覧も初めてなので後輩と練習してきました!と言いながらも不備なくしっかり対応してくれました。

小さな地域特化型の不動産屋さんだったからオンラインに慣れてなかったのかな。
別でコンタクトしていた大手の不動産屋さんでは自社アプリがあり、チャット方式で質問してくださいというところもあったので対象的でした。

だけどそこで夫と話したこと、
ネットに強いかどうかなんて重要では全然ない。

お客さんが知りたい情報をきちんと伝えてくれること、誠実に対応してくれること。
大きな買い物であれば尚更、払う人の気持ちを尊重してくれること。

どれだけインターネット化が進んでも商売って人が一番大事で、私たち消費者は意外とシビアな目でそういうところ見ているんだなと自分の経験から思いました。

 

2022年に乞うご期待

さて、前置き長くなりましたがいよいよもうすぐ引っ越します。

家が決まってからHanarapieとして自分がどんな活動をしていきたいかをすごく明確にイメージできるようになってきました。
こんな雰囲気でこういう方たちに向けて自宅でお教室やってみようとか、こんなコンセプトを打ち出してみようとか。

拠点が変わってますますお花とのお付き合いが深いものになったらいいななんて思ってます。

これからは関西おすすめショップの情報発信もこちらのサイトでしていきますので楽しみにしていてくださいね。

それでは少し早いですが、この投稿が年内最後のBlogです。
次回は西宮からお届けします♪

皆さま良いクリスマスと年末年始をお過ごしくださいませ。

プロフィール写真撮影会参加を終えて

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勤労感謝の日。
以前からコラボでイベントを開催させていただいている鷲頭有沙さんにお声がけいただき、プロフィール撮影会にフラワーコーディネーターとして参加させていただきました。
場所は都内のフレンチシックなおしゃれスタジオ。

当日は走り回ってあっという間に時間が過ぎ去るとても充実した一日となりました。

 

準備から膨らませるモデルさんへのイメージ

今回の流れとしてはお申し込みいただいた方のなりたいイメージや当日のお洋服、プロフィール写真の使い道などの事前ヒアリングを有沙さんにしていただき、
私はその内容を共有いただいた上でお一人お一人に合うお花をご用意させていただきました。

パッと受けた第一印象をベースに、その方のSNSの投稿などから好みのテイストを想像して花合わせを考えます。

この方はポップな雰囲気、こちらの方はフェミニンだな~と妄想に妄想を続けました(笑)。

一方で、プロフィール撮影が一番の目的なので花がメインになってしまわないように、また会場の雰囲気とマッチするように気をつけます。

引き立て役としてモデルさんの魅力をより一層美しく見せる花合わせを考えました。

 

場所にあう花選び

会場が白を基調とした明るいスタジオだったので、白いお花は原則的に使わないようにしました。
色が飛んでしまうことを心配したからです。

公園でのロケーション撮影であれば枝ものを使ったシャンペトルも素敵ですが、スタジオ内でわさわさのシャンペトルを合わせてしまうとなんだかミスマッチ。

そんな事も考えつつ、さり気なく溶け込むボリュームに調整します。

 

当日のはじめまして

いよいよ事前に妄想を膨らませたモデルさんたちとのご対面。

実際にお花を持っていただいた時に「わぁ可愛い!」と言っていただけた瞬間「あ~良かった!」という安心感と一緒に自分が用意したもので人に喜んでもらえたという嬉しさを噛みしめました。

撮影が始まると「この方の雰囲気ならこっちの花も合いそうだな」と様子を見て花を変えたりも。

とにかくピピッとくる「可愛い♡」の一瞬のセンサーを無視しないこと。

やっぱりお会いしてみると実際の好みや背丈や雰囲気をダイレクトに感じ、花合わせも変わるなぁとまじまじと痛感しました。

ある程度のバリエーションと予備を用意して行ったので良かったです。

 

チームで世界観をつくる面白さ

今までプロフィール写真は撮られたことあれど撮る側に回ったことがなく…。
今回初の参加だったのですがプロフィール写真の楽しさがよくわかりました。

撮影場所、光、お洋服、アクセサリー、ヘアメイクさん、お花、カメラマン、そしてモデルさん自身。

みんなで作る世界観は写真というより作品です。

終始「可愛い…綺麗…」と呟きまくっていた私ですが本当に皆さん美しくて素敵で(涙)。

撮影前にご自身のイメージや雰囲気をきっと沢山考えてこられてて、どういう風に写してほしいとか
なりたい未来の自分に向けて一歩ずつ向かおうとしているエネルギーも美しさに輪をかけているのだろうなぁと思いました。

ぼんやりであっても、理想とするイメージや好きなことを日頃からなんとなく考えているのと全く考えずに日々を送っているのとでは大きな差があるのだろうなと思わされました。

モデルさんたちの今後の活動も心から応援しています。

ご参加いただいた皆様、どうもありがとうございました。

秋のワークショップ終了しました

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10月23日、秋晴れの空。

自由が丘のサクラボローにてHanarapie秋のワークショップを無事に開催することができました。
ご参加いただいた皆様、お越しいただきありがとうございました。

 

当日までの心の変化

ワークショップを開催すると決めた夏真っ盛りのあの頃は、どのようにして宣伝して集客し、どんな企画をすればお客様を楽しませることができるのか…
そんな思いで走り出していました。

ところが秋に向かうにつれてワークショップの捉え方に変化が。

自分にできる最大限を尽くすことに違いはないけれど、Hanarapieをこれからもっと多くの人に知ってもらうためのワークショップじゃない。
あくまで今の自分の等身大のワークショップにしよう。
わたしらしく無理せず背伸びせずできる範囲内で自分が心地よいと思える空間を創ろう。

そう気持ちが切り替わりました。

ディスプレイや揃えるお花も、背伸びしすぎない。

自分らしさをわきまえて、いつでも自分基準に照らし合わせて判断できるように。

そんな気持ちで資材や花材を揃えていきました。

 

先生ではなく開催者として

今回は午前中にモニター企画としてグラスペイントのワークショップをお一人の方にご協力をいただきました。
(こちらは初の試みだったので公に応募をかけていませんでしたが、今後またメニューを見直し、バージョンアップしてからお知らせしていきますね。)

スイスイとお好きな色を組み合わせて素敵なモザイ模様をグラスに描かれていました✨

 

午後は宣伝していたバスケットコンポジションのワークショップです。

ご参加いただいた方はお二人ともお花とのお友だち歴が長い方でした。

ですので私が改まってなにかをレッスンするというよりは、ご自由にお好きなものを気持ちよくお作りいただくほうが楽しいのかもしれない…と思うように。

私はお花の先生ではなくいち開催者になろう!と自分のポジションを決定し、良い空気の流れる場にすることに徹することにいたしました。

 

場所と花を提供する人

そうと決まれば私がやるべき事はただひとつ…ホストとしてこの空間を全員にとって居心地の良い場所にする。

それには心地の良い音楽があって時間にゆとりがあって見た目にきれいな空間があること…

他にも参加者様とのコミュニケーションだとか私自身の身なりだとかいろんな要素があると思います。

お花のスキルを磨く場所であるのなら指導力が大きなウェイトを占めますが、今回は気持ちよくお花のある空間を楽しんでいただきたい、そんな場を提供したい。

 

そしてそして

参加者様同士でゆるくオープンな横のつながりを持ってもらえたらいいな…

そんな思いを胸に自分に求められる役割やできることを一つ一つ確認して積み上げていきました。

 

表現することは楽しいこと

ご自身の好きな世界観をお花を通して、さらには写真を通して表現していく。

その人らしさって、出来上がった作品にだけではなく、そこに至るまでの思考回路や悩むポイントや選択や手順…

すべてがその人それぞれの”らしさ”なんだなと、横から見ていて大変楽しませていただきました。

ピンクのエレガントな花選びをなさった参加者様
ナチュラルでお庭のようなアレンジをなさった参加者様

 

ある方は一つ花を手にとってはすぐにそれをオアシスに挿していく。

またある方はすべての花材を選びきってテーブルに並べてから挿していく。

みんな違ってみんないい

そんな言葉が常に頭の中を常に駆け巡るほど、どちらの作品も美しく、お二人のコンポジションが目に入るたび嬉しくて思わず笑みが溢れます。

しかも今回は、完成後プロによる写真タイムが待っているのですよね。

フォトグラファーに「どんな写真がお好きですか?どういう風に魅せたいですか?」と聞かれながら「えっと…」と悩まれるお二人。

インスタグラムのいいね等で普段から好きなテイストはなんとな~くわかっているつもりだけど、改まって第三者に聞かれるとなんて答えていいのやら。

悩みながらも、その方の美しさや魅力を限られた枠内で目一杯伝わるように、フォトグラファーのアドバイスありつつ穏やかな撮影会となりました。

 

色々あるけど、これが私

ワークショップの数時間を通して、ご参加いただいた方に「私らしさってなんだ?」をほんの少しでも意識してもらうきっかけになったらとても嬉しいです。

自分に無いセンスを持っている人や自分とは違う生き方をしている人に憧れることは誰しも必ずあること。

憧れるその世界を自分のものにすべく手を伸ばして挑戦することはとても大事ですが
そうしてトライしてみた結果、「やっぱり私はこれが好き」「なんだかんだでこんなテイストに戻ってしまう」「こういうふうにしか生きられないんだな~」って思うのなら、誰かを憧れなくてもそれがその人にしかない”らしさ”です。

Hanarapieはお花を通して丸ごとその方の人生を肯定できる場所でありたいなと思っています。

これからも、のびのびしていてオープンなお花のあるコミュニケーションの場を創っていきたいと思いますので、皆さまどうぞよろしくお願いいたします。

暑くて熱い!大田市場研修レポート

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先週末、はじめて足を踏み入れることができた念願の大田市場。
KOLMEのKazuko先生の同行として、日本最大の流通量を誇る市場に行ける機会をいただきました。

当日は朝から夕方まで心身共にフル回転。
とてもエネルギッシュな濃い一日のレポートをお届けします。

 

大田市場ってどんな場所?

大田市場は東京都大田区にある日本最大級の青果市場です。
お花の他に果物/野菜、水産物をも取り扱っており、羽田空港や東京湾から近い立地を生かして全国から良好な状態の物が流通しています。

買出人章を申請した事業者しか購入は出来ないので一般の方がご自宅用にお買い物することは出来ません。
今回は特別に先生の研修生/荷物持ちとしてご一緒させていただきました。

  

プロのお邪魔をしないよう最大限準備

卸市場で買い物できるのは事業として花を扱っているプロの方たちのみ。
今回そんな中に同行研修としてお邪魔させていただくわけですから、とにかく足手まといにならないようにと準備は丹念にしました。

先生の荷物がフルで持てるように両手は開けておく。
駐車場までの道のりを何往復もできるようにウォーキング用のスニーカー。
自分の研修用花材仕入れは自分で責任持たなきゃいけないので(先生は先生でレッスン用の仕入れをしている)前日の夜ギリギリまで何度もメモを確認。

絶対手に入れたい花材はコレとコレ…
無かったら代替案はコレにして、それもなかったら…

どれだけ考えても結局はその日何が仲卸に並ぶかの出たとこ勝負なわけなのですが、それでもこの妄想トレーニングは役に立つだろうと信じて妥協せずに頑張りました。

当日の朝は始発じゃ間に合わない時間からスタートだったので市場近くのホテルに前泊です。

このホテルがなんだか年季を感じさせるホテルでですね…
率直に言うと古すぎて怖くって(笑)

エレベーター乗るのも毎回覚悟を決めていた😂

私は電気を完全に消さないと眠れないタチなのですが、とても全消しなんて怖くてできず。
明日への緊張と相まって睡眠時間は2時間半もあったかどうか。

本当はしっかり寝て体力充電した状態で挑みたかったのですが修学旅行前みたいにこんなドキドキしていたら寝れるはずもなく、テンションが上ったままで朝を迎えました。

 

4時~5時半仕入れ

4時過ぎに先生の運転で市場についたのですが既に結構な人が。

人も多いけどそれ以上に花の多さに目が回りそうでした!

早い者勝ちでどんどんなくなる花材。

私は何を取り置きしたっけ?

先生が仕入れる沢山の花材を車に何度か運んでいるうちに自分が何買ったか記憶がきれいさっぱり消える…(涙)
結果、完全に仕入れ研修予算のオーバーが確定しました。

事前に先生から〇〇円を目安に仕入れてねと言われてたものの、自分で計算するのも怖いぐらいのオーバーです。

 

仕入れって本当に難しい!
値段と品質とバランス見てそれを瞬時にピックアップしていくこと。

しかもさすが日本一の大田は賑わっていて、ちんたらしていたら邪魔になること確実なんですよね。
通路も譲り合わないと通れないぐらい混んでいる箇所あり。

あの場にいる人はみんな商人ですから、買付に行くならその自覚はちゃんと持たないと圧倒されてしまいます。

 

6時半~水揚げ研修

無事に仕入れを終えたら次はアトリエに持ち帰って水揚げ研修です。

急げ急げと新聞紙を剥がし…
元気のない子は即座に湯揚げ。

とにかく水につけないとと大忙しです。

全部の花材が水に入ったらようやく朝ごはん。
みんなでコンビニのパンを食べて、エネルギー注入したら掃除とディスプレイに移ります。

取り急ぎ水揚げした子たちを、今度は美しく見えるように最適な花器に入れてセッティング。

実は地味に奥深いディスプレイ研修です。

あの新聞紙にくるまれていた子たちも一通りの処理を経て並べられるとその美しさを存分に発揮します。

 

そのまま通常通りレッスンへ
そして電池切れ

10時になるといつものレッスンスタート。
生徒のみなさんを迎え入れ、いつものカリキュラムで午前午後と作品を作ります。

お昼ごはんの後は眠くなるんじゃないかと心配でしたがナチュラルハイのエンジンかった身体は幸いにもそのまま夕方まで疾走してくれました!

帰りの電車も不安で、寝過ごすかな~なんて思っていたのですがインスタ見てたらあっという間(笑)。

家に帰ったら即シャワーを浴びて、夫に作ってもらっておいたカレーで晩ごはん。

こんな日こそお酒を飲みたいと、晩酌しながら上機嫌だったのですが夜8時間近に突然疲れがやってきてそのままベッドへ直行でした。

翌朝まで一度も起きることなくぐっすり深く寝られたのは一日が充実していたお陰です。

大人の社会科見学はとっても濃くてエネルギッシュな思い出となりましたよ^^

 

仕入れって難しい

花の仕事からは切り離せない仕入れ問題。
これは本当にネックですよね。

私も時折どうやって仕入れているのかと聞かれたり、花仲間と情報を交換したりします。

一番いいのはそりゃあできるだけ品揃え豊富な市場に行って実際に見て買うのが良いと思うんですよね。

でもみんながみんなそうできるわけではない。

市場から遠くに住んでいたり家族の事情や個人の事情で行けない人もたくさんいらっしゃると思います。

私は大田に行くまで「大田に行けば何でも揃う、いつでも可愛い子と出会える」って思っていましたが、大田には大田の難しさがあるなぁと思いました。
早い者勝ちであること、選択肢が多すぎること。

市場に行けないから花仕事はできない、ではなくて
自分にできる仕入れの方法を考えて実践していくしかないなぁ~なんて思ってます。

 

それにしてもこの日は梅雨明け宣言日でもありすごく暑くって。

私はいつも朝10時のレッスンに行くだけだったけど、先生は朝(というより夜?!)3時から暑い日も寒い日も毎月フル回転でエネルギー注ぎ込んでくれているのだと。
それを身を以て体験できたのが一番の大収穫な研修でした。

好きなことを仕事にする人のパワーってすごいです。

私もそうなりたい…!一歩ずつ頑張ろうと思った研修となりました^^

継続は力なり – ドライフラワー2年の軌道 –

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梅雨明けが見えてきましたね。
今月、2年間通ったドライフラワーのレッスンを修了しました。

遡ること2019年の6月…コロナが現れる半年前。
当時なにかお稽古をしたいと思っていた私は、流行りのドライフラワーのお教室なんてあるのかしらと気軽に検索。
「ドライフラワー 東京 教室」とかそんな感じだったと思います。

たまたま出会ったハナシズクさんでの2年。
始めた当初は初心者だった私の作品を時系列で並べてみました。

なかには携帯でササッと撮っただけのわかりにくい画像もあるのですが…
カメラ技術の上達とともにお楽しみいただければ幸いです。

はじまりは下手の横好きでも、続けていれば進歩する…
誰かの希望になれますように。

ではいってみましょう!

2019年

6月。これが私の最初の作品、ネストアレンジでした。初っ端から上手いじゃんって?いやいや、小さくてやりやすい作品に当たっただけなんです。

 

7月。ブリキの花器でハングアレンジ。苦手だった思い出です。花材が活かしきれていないですね~。せっかくの向日葵が(涙)。

 

8月。三方見のコンポジション。これは当時自分でもうまく出来たとご満悦でした。

 

9月。花束風ハングアレンジ。これ一番手こずりました~(汗)考え方が新しくて、イメージするように手が動かなかったんですよね…。

 

10月。秋のキッチンリース。こちらは先月と打って変わって思った通りに仕上がり嬉しかったのを覚えています。以降ハーフリースに自信を持つきっかけになりました。

 

11月。クリスマスを意識したラウンドリース。ピンクと白がガーリーで可愛らしかったです。でもまだまだですね~。アウトラインからペッパーベリーが飛び出しちゃってる。

 

12月。新年を先取りした水引付きのオーバルリース。当時の自分の写真センスゼロさ加減に泣けてくる…。写真じゃ良さが伝わりませんがオレンジの実が沢山の素敵なリースでした。

ここまでがビギナーが入るベーシックレッスンの作品です。
翌年からはクラスが一つ上がりアドバンスになったので作品も大きくなっていきます。

 

2020年

1月。苦手意識が強い花束風ハングアレンジメントのアドバンスからスタート。少しは上達できたかな…。

 

2月。ハーフリースの応用。この頃から少しずつコロナで不穏な世の中に。これまで浅草の馬道にあるカフェでレッスンを受けていたのですが、オリンピックに向けた都市開発の影響で閉店されることに。以降は板橋にある先生のご自宅でのレッスンとなりました。

 

3月。春のキッチンリース。オレンジやシナモン、ミモザといった大好き花材に触れて幸せな気持ちに。コロナでこのときは初めてのホームレッスンでした。

 

4月。芽吹きのリース。この時もオンラインレッスンで。教える側も教わる側も、みんな試行錯誤です。

5月はレッスンお休み。

6月。久しぶりの対面レッスン再開。片道1時間半の通いも、アトリエにあるお花に会うと癒やされてしまうから不思議です。

 

7月。先生はよく夏に青い涼やかな作品を作られます。この時も青~紫のグラデーションでした。

 

8月。バスケットアレンジメント。この辺りから一眼のカメラを使いこなせるようになってきて。写真がぜんぜん違うでしょ?笑

 

9月。またまたハーフアレンジメント。一本の枝を真ん中に通すことでオシャレ感グッとアップ。

 

10月。ごめんなさい、ちゃんとした写真がなかったのですがこの月は四角のフォトフレームを使ったアレンジメントでした。

 

11月。クリスマスリース。枝を縦に刺すことで線を意識したとっても美しいリースになりました。リスの置物とか置きたい…。

 

12月。V字の変わり種リース。アイアンの存在感があるのでリビングなど大きな空間に飾ってもばっちり映えるリースです。

レッスン場所が変わったりコロナでオンラインレッスンに切り替わったりと色々変化が多かった2020年。
翌2021年からアドバンスコースの最終段階に入ります。

 

2021年

1月。シャビーシックなコンポジション。フォトスタイリングを意識し始め段々と写真もうまく撮れるようになってきました。

 

2月。バレンタインリース。ハート型でも色を抑えることで子供っぽさが抑えられるんだな~と思ったリース。

 

3月。ミモザの三日月リース。黄色とグリーンの2色だけなのですが、グリーンを何種類も使うことでこんなに動きがあって面白味のあるリースになるのかと思いました。

 

4月。箱庭アレンジメント。ゼンマイが可愛いよ~。秘密の花園を作り込んでいるようですごく楽しかったです。

 

5月。可憐な野原のハーフリース。ここまでくると写真も花の技術も上達したなぁと自分でも褒めてあげたい気持ちです。

6月は手術後だったのでお休み。

7月。ハンギングアレンジメント。一見シンプルに見えるのですが土台がすごく刺しにくくて思ったところに花が止まってくれず難航しました。

 

皆さんここまでお付き合いいただきありがとうございました。

作品の大きさや複雑さも少しずつレベルアップしていき、私の花の技術もちょっとずつ上がっていったような気が本人としてはしているのですがいかがでしたでしょうか?
写真のセンスアップも大きいですね。

続けてみるって大事。

20代の頃はいろんなことに興味があって、あれもこれもと試してみたり、じっくり時間をかけて到達するより最早でその場所まで行きたかった私です。
30代も半ばに差し掛かり、継続するからこそ見える景色や行ける場所ってものがあるんだなとようやくわかってきました。

テクニックを習得するだけなら効率重視でノウハウさえわかれば時間をかけずとも習得できるのかもしれません。

だけどもオリジナリティとか言語化出来ない、感受性に訴える”何か”ってゆっくり時間をかけた方がいいのかもしれないですね。

ちなみに、私が個人的に作っていて大好きだった作品Best3はこちらの3つです!

皆さんがお好きな作品はどれだったでしょうか?

修了したからそれで終わり~ではなくて、せっかくここまで来たんだもの。
今後もゆっくりと続けていきますので次回の作品も楽しみにしていてくださいね^^

2年と言わず5年10年のその先も続けるからこそ見える世界を楽しみに…。

順天堂病院に入院してました

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一週間ほど入院していました。

入院前は本を買って読書をしようと意気込んでいたのですが、いざ入院するとなんだかやる気を失い結局買った本は進まず(笑)。

家事も仕事もなにもない。
困ったことは看護師さんが全部サポートしてくれる。
食べて寝てボーッとしてを繰り返す贅沢な6日間。
(実際は2日間はそれどころではなくしんどかったのですが^^;)

すぐ側を通る電車の音を子守唄にうとうとしながら静かな時間を過ごすことができました。

 

今回私が入院したのは子宮内膜症(チョコレート嚢胞)の手術です。

順天堂大学病院にお世話になったのですが、なかなかネットでの情報収集がうまくいかず困ったので、今回はHanarapieのコンセプトとずれますが未来の誰かのために向けた入院レポとさせていただきます。

今回一回限りのレポートとしますので長文になりますがお花は関係ないのであしからず…。

 

やらなきゃいけないことはなる早で終わらせたい

年明けに婦人科検診に行くと先生に開口一番「あ~手術だね」と言われた私。

今まで手術はもちろん骨折すらしたことがない人生だったので、自分が手術入院することになっていささかビックリはしたものの、先生に言われるがままMRIを撮りに行きました。

MRIって何の前触れもなく爆音が鳴り響くのですね!
あれは苦手だったなぁ…心臓に悪い検査です。
改良されて静かなMRIが市場に出ることを願います。

そうこうして通っていたクリニックから大病院へ紹介状を書いていただくことに。

希望の転院先を聞かれた際は聖路加も東邦大森も候補だったのですが、家から通いやすいことを理由に順天堂でお願いしました。

すると順天堂の婦人科は全国でも有名なのでこの手の手術は下手をすると1年以上待ちの可能性があるとの情報を得ます(緊急の差し迫った病気ではないということですね^^;)。

せっかちな私としてはたまったもんじゃない!

やらねばならないことは先延ばしにするより今すぐ終わらせてあとは悠々としていたいタイプ。

夏休みの宿題だって7月中に缶詰で終わらせてきた人間です(そして8月は最後の最後まで思いっきり遊ぶ)。

最初の順天堂の診察では「もうとにかく早くして欲しいです、なるはやでお願いします!」と先生に懇願しました。

そしたら初診から3ヶ月後に手術日を入れていただくことに。
本心では来週でもいいのにって思ったけれど、まぁこれが限界でしょう(笑)。

1年以上待ちは少し前の情報みたいで、最近は改善されて半年を目安に案内してくれるみたいです。

 

定期検診は必ず受けましょう

どこか痛かったわけでも何か違和感があったわけでもなかったので、手術は青天の霹靂でした。
クリニックに行ったのも全く別用でひょっこり行ったらたまたま見つかったという感じです。

言われてみれば生理痛が年々ひどくなってきた実感はあったものの、30超すと体調に変化が出るのね~ぐらいにしか考えておらず。
ちゃんと自分の身体をじっくり検査してもらい向き合ったのは初めてでした。

超音波やエコー検診が痛くてこっそり避けていたのも事実です。

ところがこの痛いのも嚢腫が腸や子宮と癒着して皮膚を引っ張っていたかららしいのですね。

だとすると一体何年前からこの芽はあったのでしょう。
少し考えてみましたが、チョコレート嚢胞の直接的原因はわかっていないので考えるだけ無駄だなと思ってすぐに止めました(笑)。

小さなストレスが積み重なっていたのか、遺伝的なものなのか。

どちらにせよ今見つかったのは神様からのタイミングと思って受け止めています。

唯一の後悔といえば痛くて嫌だで終わらせず、ちゃんと定期検診受け続けていれば薬物療法でなんとかなったのかなぁということ。

薬で治るならそれにこしたことはありません。
定期検診はフルセットで今後ちゃんと受けていこうと思います。

 

巨大企業の大学病院

地元で大学病院に行ったことがありましたが東京の大学病院となるとこうも大きくて巨大な組織で縦割りでこんなに多くの人が働いているなんてと驚きの連続でした。

すごいですね…恐るべし東京、と心底思いましたよ。

縦割りすぎて「それは事務に聞いてください」「それはこちらでは回答できません」としょっちゅう言われてげんなりしましたが、そうでもしないとあの人たちも仕事が終わらないほどひっきりなしにくる患者。

一体何人の人が働いているのだろうと行くたびに考えていました。

大学病院を選んだデメリットがあるとすればこの縦割り体制で、入院までの手続きが一つの窓口では完了しないから何度も何度も足を運びその都度待って手続きをするのが大変だったこと。
(これは高齢の方にはとても複雑で一人ではかなり厳しいと思います。)

それと先生たちとの距離が遠く、不安に思うことを相談をしたくてもコンタクトしづらいことです。

この面に関してはクリニックのほうが断然良いと思います。

 

術後の夜~翌朝が山場です

入院してから手術までは内診があったり浣腸もありましたが特に忙しいこともなく身体も元気ですし余裕を持って過ごせました。

入院食も給食を思い出しながら懐かしい気持ちで美味しく完食していました。

入院食一例 – この日のご飯一番好きだったかも

手術直前になって、手術室のあるフロアに移動するとそこから一気に緊張します。
明らかに他とは違う張り詰めた空気が流れています…。

ドラマで見るあのままです。
台に上がっていろんな機械が取り付けられてバチンとライトが付いて…

普通に怖かったです。
もういいから早く麻酔して~眠らせて~!って思いました。

次目が覚めるとエレベーターで病室まで運ばれていたのですが、ここからですよね、本番は。

本来なら立ち会いが必要な手術もコロナで誰も来れませんから最初から最後まで一人。

手術が終わると看護師さんから家族に連絡が行っているので「お疲れ様!」とスマホにメッセージがきているのですが”いやいや、苦しいのは今からなんだよ!”って心のなかで突っ込んでいました。

尿管はなんだか気を使って気持ち悪いしおへそのドレーンは怖くて絶対見たくないし酸素マスクは邪魔ったらありゃしない。

何よりきつかったのがエコノミー症候群防止のため両脚につけられるマッサージ器。

これ本当邪魔で邪魔で最大のストレスでした。

点滴も痛み止めも管でつながって、寝返りしても大丈夫ですよと看護師さんに言われても「できるか~!」と心の声。

でも腰が痛くなるのでちょっとずつ傷をかばい管に神経尖らせて体制を変えて過ごす一夜。

ようやく眠りかけたときに限って2時間おきに痛み止めを投与しに来る看護師さんに起こされながらも、お世話してくれることに有り難さを噛み締めて。

長い夜でした…。

 

管が取れていく喜びと交代でやってくる吐き気

翌朝から足のマッサージ器を取ってもらい、尿管が取れると即歩くように言われます。
ドレーンも取ってもらいたかった私はちゃんと歩けるところをアピールしようとしっかり歩きましたよ。
よぼよぼでしたが^^;

何時間か待たされた後、無事にドレーンも点滴も取れましたが今度は麻酔が切れる前の副作用で起き上がるたびに吐くことに。

寝てたら大丈夫なのですが座っても立ってもとにかく垂直になったら吐いてしまう。

あと手術の間は人工呼吸器をつけていたので喉の奥が機材で傷ついているらしく、痰が絡んだり咳が出るのですよね。
ゴホンと咳をするとお腹が引きつって痛む…。

書くと辛そうなのですが本人は管に繋がれていた夜よりずっと気持ちは楽で元気。

繋がれていないだけ全然いい!と吐いたり痛がったりしながらも幸せな気持ちさえありました(笑)。

数時間経った頃、ここではじめてトイレに行きたいと思います。

私の中ではこれが”麻酔が抜けた”の合図だった模様。

尿管がついている間は尿意を感じる前に勝手に排泄されますのでトイレに行きたいと思えたのは24時間ぶりだったのですね。

お手洗いに行くまでに吐いてしまったらどうしようとも思いましたが行くしかないので行ってみると、驚いたことに吐き気もピタッと止まりました。

「あ、抜けた」って自分でもわかった瞬間です。

 

越えてしまえば回復は早い

その後の回復は早かったです。

麻酔が抜けた私はよりリフレッシュするだろうと思いシャワーも浴びました。

傷口には絆創膏が貼られているとはいえ心配で恐る恐るのシャワーでしたが、何千例と手術をしてきた順天堂が大丈夫というのだから大丈夫に違いないと信じて浴びました。
(こういう安心感は大学病院ならではですね。)

晩御飯もしっかり食べました。

腹腔鏡下の手術は術後24時間がしんどいけれど、越えてしまえば回復は早いようです。

それからは退院まで婦人科の先生たちが朝夕に回診をしてくださるのですが、これがまた毎回メンバーが違う気がするのです😂

大学病院アルアルなのかもしれないですが一度の回診で4~5人の先生が来て、そのメンバーが都度異なり、一体わたしの主治医は誰なのでしょうとずっと思っていました(笑)。

退院前に今回除去された嚢腫の写真を頂いて、ゾッとしましたよ…。
こんなものがお腹の中にあったのかと、ホラーのような写真でした。。。
厄の塊とでも言いましょうか。

つくづく、早期発見で取り除かれてよかったです。

 

臨床現場へのリスペクト

今回自分の治療を通して、現代医療への信頼を再認識すると同時にもっといい治療薬があれば手術しなくて済んだし、いい機材があればこの痛みは軽減されたのだろうと思いました。

私の病気は今の医学じゃ屁の河童な治療です。

治療法がある・治療薬があるというその事実がどれほど人を救うものなのか、そんなことも考えました。

普段Hanarapieでは芸術が心を満たす面にフォーカスしていますが、私はサイエンスによる安心した未来があってこその芸術だと思っています。

脇道にそれましたが言いたいことは臨床現場で働く人は本当にすごい。
有り難い。

特に看護師さん、個人的にはドクターと同等のお給料もらって欲しいです。
感謝の気持ちしかありません。

そんなことが身をもって痛感しただけでも大変いい経験だったと思います。

 

まだ傷は痛むし歩行は遅いし疲れやすくて体力が戻っていませんが、昨日より今日、今日より明日と日々良くなる実感を噛み締めて。

暫くお家でゆっくりすることを楽しむとします^^

皆さん、繰り返しになりますが定期検診はちゃんと受けましょうね!

母の日ブーケの振り返り

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今年も緊急事態宣言下で迎えることになった母の日。

去年はいつもお願いしているフラワーショップがお休みで、予期せぬ事態に急遽自分で束ねて贈ったのですが今年は二回目でしたので落ち着いて対応することができました。

令和三年、母の日の花贈りの振り返りです。

 

自分が一番感動した花を届けたい

今年に入って私が最も感動したブーケが3月に束ねたイヴピアッチェとローズゼラニウムのアロマティックブーケ。

このブーケの香り高さと言ったら束ねる人も贈る人も受け取る人も、全員が幸せになる香り。

思わずじっと目を閉じて深い深呼吸をしたくなるような、幸せに包まれるこの香りを母の日に贈ろうと決めました。

自分が感動して良さをわかっていると自信を持って花材の準備に取りかかれます。

 

欲張らない、表現できる世界は一つだけ

イヴピアッチェとゼラニウムはすでに決まりましたが他の花材の組み合わせは少し悩みました。

クレマチスを入れて大人な雰囲気に仕上げようかな…なんて思いましたが大人色に寄せるならそれで思い切って舵を切らなくてはいけません。
ブーケの大きさと予算から考えて、あれもこれもと花材を足せない…厳選しなくては。

多少の乙女感というか、可愛らしさを残したい気持ちが捨てきれない私はクレマチスを諦めて同じパープルでも柔らかい印象のレースフラワーに変更しました。

結果的にニゲラの神秘的な青みがかった白ともマッチできたかな?なんて。

欲張らなくてよかったなぁと思います。

それからネトワイエのときにゼラニウムのピンクのお花は全部落としたのです。

お花を落とすって、心がチクリと痛む…。

でもイヴピアッチェのピンクを最大限に引き出すためにはゼラニウムのピンクのお花は野暮になるのですよね。

ブーケは一つ。
その中で表現できる世界も一つ。

お花は全部可愛いですが、引き立たせたい子を引き立てるためには取捨選択も必要です。

 

一年前より上達したよ

令和二年の母の日に贈ったのはバラとリョウブのブーケ。

この写真アップするのも恥ずかしいのですが、一年間コツコツ続けると変わるんだよ!ということの証明のためあげますね。

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わっさわさのグリーンだなぁ。。
ラッピングも間に合わせ感が…ていうか花をちゃんとガードできていない…

でもでも!一年前の私の最もできることはこれだったんです。
花を包むことも配送することも初めてで、相手は母だし、練習台になってもらおうってなもんでして…。

あれから日々お花と触れて、今年はここまで来ましたよ!

ラッピングも随分とおしゃれになりました^^

もちろんまだまだなレベルだしもっともっとセンスアップして沢山のバリエーションで美しいお花を束ねられるようになりたいですが、
ひとまず1年前の自分より成長できたという事実は嬉しいものです。

 

来年の今頃、今年のお花を見て私はどう思うんだろう…

全然まだまだじゃないか~!
こんなもんで自己満ブログを書いていたのか~!ってなるのかな^^;

だといいですよね、成長という意味で。

突然きらびやかな人にはなれないし、すごい発信をしている人にもなれません。
コツコツ行くしかないようです。

これまでは自分が美しいと思えるかに重心を置いたブーケをつくっていましたが、向こう一年は人に喜ばれるブーケってどんなだろう?っていうことも考えながら歩んでいこうと思います。

来年はいよいよ芍薬デビューしてみようかな?!

群馬旅行~趣味を仕事にした夫婦~

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群馬県にて山岳ガイドをしている夫方の親戚夫婦を訪ね、先日一泊二日の旅行に行っておりました。
ちょうどいい機会だったので一度は行ってみたかった草津温泉もセットにし、マスク越しでも十分に感じられる新鮮な空気とたっぷりのマイナスイオンで開放感抜群の旅を味わうことができました。

そしてこの旅行で美味しいご飯や老舗のお宿よりも感動したのが親戚夫婦の生き様。

今日はそのことについて書こうと思います。

 

アウトドアが好きすぎて移住

夫婦はふたりとも大阪生まれ大阪育ち。
全くの都会育ちです。

ご主人がもともとアウトドアが好きで、奥様は別に…という感じだったらしいです。

結婚して数年が経ったころ、ご主人のアウトドア愛により大阪から群馬へ移住。
普通そこでひと悶着ありそうだなと変に勘ぐってしまいましたが、奥様はそのままついて行かれたそうでまずそこにびっくり。

というか、好きだから移住しちゃおうというご主人の発想にも驚きました。

今でこそ場所にとらわれない生き方をしようと各所で言われるようになっていますが30年以上も前だと決してメジャーではない選択肢だったはず。

二人とも教員免許や看護師免許を持っている方なのでどこでも食べていける自信があったのかもしれないですが、それでもなかなかその選択はできないです。

群馬に移住してからはしばらくお互いの免許を活かしてお勤めされていたみたいですが、やはり好きで移住しただけあってアウトドアへの愛が半端ない…。

アーリーリタイアをしてからは本腰入れて夫婦揃ってガイドのお仕事をされています。

樹氷の残る芳ヶ平高原

 

ご主人の趣味への愛と奥様の懐の広さ

ご自宅にもお邪魔したのですが趣味を煮詰めたような家でした。

暖を取るには庭で巻きを割って暖炉で燃やす。
お腹が空いたら裏庭で採った山菜を天ぷらにする。
コーヒーを飲むときは生豆の焙煎から。
楽器も好きなご主人はレコードを何百枚とコレクション。

家の中には趣味部屋があってカヤック2艇にスキー板やらマウンテンバイクやら沢山のアウトドアグッズが綺麗に整理されて収納されていました。

もうここまで来るとテレビの世界です。
本当にあのガヤガヤとした大阪で生まれ育ったのかと信じられませんでした(笑)

時間もかかるし体力も使う。
「不便」と思うこともこの二人にしたら何一つ不便ではない。
もしくはその不便さえも「好き」の一つなんだろうなぁと思うと目に映るお部屋の全てがとても大事で愛おしいものにしか見えず、私にはこの空間が堪らなくおしゃれに感じてなりません。

それにしてもご主人の好きなものへの真っ直ぐな愛情表現、そして奥様のそれをどこまでも許容する懐の広さ、すごくないですか?

趣味部屋と書きましたが、最初はそうだったのでしょうけれど今では正真正銘、二人の仕事道具ですよ。

大阪から群馬について行っただけでもすごいと思うけど、今では奥様自身も楽しくガイドをこなされていることが本当すごいなと、その地で生きる強さと逞しさに尊敬しかしませんでした。

摘みたての山菜の天ぷらをいただきました。

 

続けていくうちに広がる世界

ガイドのお仕事だけをされているものだと思っていた夫と私でしたが、ご主人は年に一度更新される山岳マップの改定、写真をガイドブック寄与、山道の開拓…と実に色んなことをされていることを知りました。

「好きでやっているうちに色んな所から話が来て、引き受けている間にこうなった」というその笑顔にはもう本当に、生き様の師匠というか自分の人生観を広げてもらった感覚です。

自分のものさしで生きるってこういうことなんだなと、群馬の自然以上に感動しました。

 

好きを続けるととんでもない世界に行ける可能性が誰にでもあるのかもしれないですね。

私もいつの日か大田市場から自転車圏内に移住しているかもしれないですね(笑)

群馬の雄大な自然に触れ、夫婦の”自分たちらしい”生き様に触れ、胸いっぱいとなった今回の小旅行。
大変いい機会をいただけたことに感謝です。

お二人に教えていただいた好きなことへの純粋な気持ちは今後のHanarapieのお花に活かせるといいなぁと、そんな期待を込めて私もできることからコツコツと。

まずは一段とギアを上げて今週末の母の日の準備へと取り掛かりますよ~。

草津にはまだ桜が残っていました。