暑くて熱い!大田市場研修レポート

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先週末、はじめて足を踏み入れることができた念願の大田市場。
KOLMEのKazuko先生の同行として、日本最大の流通量を誇る市場に行ける機会をいただきました。

当日は朝から夕方まで心身共にフル回転。
とてもエネルギッシュな濃い一日のレポートをお届けします。

 

大田市場ってどんな場所?

大田市場は東京都大田区にある日本最大級の青果市場です。
お花の他に果物/野菜、水産物をも取り扱っており、羽田空港や東京湾から近い立地を生かして全国から良好な状態の物が流通しています。

買出人章を申請した事業者しか購入は出来ないので一般の方がご自宅用にお買い物することは出来ません。
今回は特別に先生の研修生/荷物持ちとしてご一緒させていただきました。

  

プロのお邪魔をしないよう最大限準備

卸市場で買い物できるのは事業として花を扱っているプロの方たちのみ。
今回そんな中に同行研修としてお邪魔させていただくわけですから、とにかく足手まといにならないようにと準備は丹念にしました。

先生の荷物がフルで持てるように両手は開けておく。
駐車場までの道のりを何往復もできるようにウォーキング用のスニーカー。
自分の研修用花材仕入れは自分で責任持たなきゃいけないので(先生は先生でレッスン用の仕入れをしている)前日の夜ギリギリまで何度もメモを確認。

絶対手に入れたい花材はコレとコレ…
無かったら代替案はコレにして、それもなかったら…

どれだけ考えても結局はその日何が仲卸に並ぶかの出たとこ勝負なわけなのですが、それでもこの妄想トレーニングは役に立つだろうと信じて妥協せずに頑張りました。

当日の朝は始発じゃ間に合わない時間からスタートだったので市場近くのホテルに前泊です。

このホテルがなんだか年季を感じさせるホテルでですね…
率直に言うと古すぎて怖くって(笑)

エレベーター乗るのも毎回覚悟を決めていた😂

私は電気を完全に消さないと眠れないタチなのですが、とても全消しなんて怖くてできず。
明日への緊張と相まって睡眠時間は2時間半もあったかどうか。

本当はしっかり寝て体力充電した状態で挑みたかったのですが修学旅行前みたいにこんなドキドキしていたら寝れるはずもなく、テンションが上ったままで朝を迎えました。

 

4時~5時半仕入れ

4時過ぎに先生の運転で市場についたのですが既に結構な人が。

人も多いけどそれ以上に花の多さに目が回りそうでした!

早い者勝ちでどんどんなくなる花材。

私は何を取り置きしたっけ?

先生が仕入れる沢山の花材を車に何度か運んでいるうちに自分が何買ったか記憶がきれいさっぱり消える…(涙)
結果、完全に仕入れ研修予算のオーバーが確定しました。

事前に先生から〇〇円を目安に仕入れてねと言われてたものの、自分で計算するのも怖いぐらいのオーバーです。

 

仕入れって本当に難しい!
値段と品質とバランス見てそれを瞬時にピックアップしていくこと。

しかもさすが日本一の大田は賑わっていて、ちんたらしていたら邪魔になること確実なんですよね。
通路も譲り合わないと通れないぐらい混んでいる箇所あり。

あの場にいる人はみんな商人ですから、買付に行くならその自覚はちゃんと持たないと圧倒されてしまいます。

 

6時半~水揚げ研修

無事に仕入れを終えたら次はアトリエに持ち帰って水揚げ研修です。

急げ急げと新聞紙を剥がし…
元気のない子は即座に湯揚げ。

とにかく水につけないとと大忙しです。

全部の花材が水に入ったらようやく朝ごはん。
みんなでコンビニのパンを食べて、エネルギー注入したら掃除とディスプレイに移ります。

取り急ぎ水揚げした子たちを、今度は美しく見えるように最適な花器に入れてセッティング。

実は地味に奥深いディスプレイ研修です。

あの新聞紙にくるまれていた子たちも一通りの処理を経て並べられるとその美しさを存分に発揮します。

 

そのまま通常通りレッスンへ
そして電池切れ

10時になるといつものレッスンスタート。
生徒のみなさんを迎え入れ、いつものカリキュラムで午前午後と作品を作ります。

お昼ごはんの後は眠くなるんじゃないかと心配でしたがナチュラルハイのエンジンかった身体は幸いにもそのまま夕方まで疾走してくれました!

帰りの電車も不安で、寝過ごすかな~なんて思っていたのですがインスタ見てたらあっという間(笑)。

家に帰ったら即シャワーを浴びて、夫に作ってもらっておいたカレーで晩ごはん。

こんな日こそお酒を飲みたいと、晩酌しながら上機嫌だったのですが夜8時間近に突然疲れがやってきてそのままベッドへ直行でした。

翌朝まで一度も起きることなくぐっすり深く寝られたのは一日が充実していたお陰です。

大人の社会科見学はとっても濃くてエネルギッシュな思い出となりましたよ^^

 

仕入れって難しい

花の仕事からは切り離せない仕入れ問題。
これは本当にネックですよね。

私も時折どうやって仕入れているのかと聞かれたり、花仲間と情報を交換したりします。

一番いいのはそりゃあできるだけ品揃え豊富な市場に行って実際に見て買うのが良いと思うんですよね。

でもみんながみんなそうできるわけではない。

市場から遠くに住んでいたり家族の事情や個人の事情で行けない人もたくさんいらっしゃると思います。

私は大田に行くまで「大田に行けば何でも揃う、いつでも可愛い子と出会える」って思っていましたが、大田には大田の難しさがあるなぁと思いました。
早い者勝ちであること、選択肢が多すぎること。

市場に行けないから花仕事はできない、ではなくて
自分にできる仕入れの方法を考えて実践していくしかないなぁ~なんて思ってます。

 

それにしてもこの日は梅雨明け宣言日でもありすごく暑くって。

私はいつも朝10時のレッスンに行くだけだったけど、先生は朝(というより夜?!)3時から暑い日も寒い日も毎月フル回転でエネルギー注ぎ込んでくれているのだと。
それを身を以て体験できたのが一番の大収穫な研修でした。

好きなことを仕事にする人のパワーってすごいです。

私もそうなりたい…!一歩ずつ頑張ろうと思った研修となりました^^

順天堂病院に入院してました

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一週間ほど入院していました。

入院前は本を買って読書をしようと意気込んでいたのですが、いざ入院するとなんだかやる気を失い結局買った本は進まず(笑)。

家事も仕事もなにもない。
困ったことは看護師さんが全部サポートしてくれる。
食べて寝てボーッとしてを繰り返す贅沢な6日間。
(実際は2日間はそれどころではなくしんどかったのですが^^;)

すぐ側を通る電車の音を子守唄にうとうとしながら静かな時間を過ごすことができました。

 

今回私が入院したのは子宮内膜症(チョコレート嚢胞)の手術です。

順天堂大学病院にお世話になったのですが、なかなかネットでの情報収集がうまくいかず困ったので、今回はHanarapieのコンセプトとずれますが未来の誰かのために向けた入院レポとさせていただきます。

今回一回限りのレポートとしますので長文になりますがお花は関係ないのであしからず…。

 

やらなきゃいけないことはなる早で終わらせたい

年明けに婦人科検診に行くと先生に開口一番「あ~手術だね」と言われた私。

今まで手術はもちろん骨折すらしたことがない人生だったので、自分が手術入院することになっていささかビックリはしたものの、先生に言われるがままMRIを撮りに行きました。

MRIって何の前触れもなく爆音が鳴り響くのですね!
あれは苦手だったなぁ…心臓に悪い検査です。
改良されて静かなMRIが市場に出ることを願います。

そうこうして通っていたクリニックから大病院へ紹介状を書いていただくことに。

希望の転院先を聞かれた際は聖路加も東邦大森も候補だったのですが、家から通いやすいことを理由に順天堂でお願いしました。

すると順天堂の婦人科は全国でも有名なのでこの手の手術は下手をすると1年以上待ちの可能性があるとの情報を得ます(緊急の差し迫った病気ではないということですね^^;)。

せっかちな私としてはたまったもんじゃない!

やらねばならないことは先延ばしにするより今すぐ終わらせてあとは悠々としていたいタイプ。

夏休みの宿題だって7月中に缶詰で終わらせてきた人間です(そして8月は最後の最後まで思いっきり遊ぶ)。

最初の順天堂の診察では「もうとにかく早くして欲しいです、なるはやでお願いします!」と先生に懇願しました。

そしたら初診から3ヶ月後に手術日を入れていただくことに。
本心では来週でもいいのにって思ったけれど、まぁこれが限界でしょう(笑)。

1年以上待ちは少し前の情報みたいで、最近は改善されて半年を目安に案内してくれるみたいです。

 

定期検診は必ず受けましょう

どこか痛かったわけでも何か違和感があったわけでもなかったので、手術は青天の霹靂でした。
クリニックに行ったのも全く別用でひょっこり行ったらたまたま見つかったという感じです。

言われてみれば生理痛が年々ひどくなってきた実感はあったものの、30超すと体調に変化が出るのね~ぐらいにしか考えておらず。
ちゃんと自分の身体をじっくり検査してもらい向き合ったのは初めてでした。

超音波やエコー検診が痛くてこっそり避けていたのも事実です。

ところがこの痛いのも嚢腫が腸や子宮と癒着して皮膚を引っ張っていたかららしいのですね。

だとすると一体何年前からこの芽はあったのでしょう。
少し考えてみましたが、チョコレート嚢胞の直接的原因はわかっていないので考えるだけ無駄だなと思ってすぐに止めました(笑)。

小さなストレスが積み重なっていたのか、遺伝的なものなのか。

どちらにせよ今見つかったのは神様からのタイミングと思って受け止めています。

唯一の後悔といえば痛くて嫌だで終わらせず、ちゃんと定期検診受け続けていれば薬物療法でなんとかなったのかなぁということ。

薬で治るならそれにこしたことはありません。
定期検診はフルセットで今後ちゃんと受けていこうと思います。

 

巨大企業の大学病院

地元で大学病院に行ったことがありましたが東京の大学病院となるとこうも大きくて巨大な組織で縦割りでこんなに多くの人が働いているなんてと驚きの連続でした。

すごいですね…恐るべし東京、と心底思いましたよ。

縦割りすぎて「それは事務に聞いてください」「それはこちらでは回答できません」としょっちゅう言われてげんなりしましたが、そうでもしないとあの人たちも仕事が終わらないほどひっきりなしにくる患者。

一体何人の人が働いているのだろうと行くたびに考えていました。

大学病院を選んだデメリットがあるとすればこの縦割り体制で、入院までの手続きが一つの窓口では完了しないから何度も何度も足を運びその都度待って手続きをするのが大変だったこと。
(これは高齢の方にはとても複雑で一人ではかなり厳しいと思います。)

それと先生たちとの距離が遠く、不安に思うことを相談をしたくてもコンタクトしづらいことです。

この面に関してはクリニックのほうが断然良いと思います。

 

術後の夜~翌朝が山場です

入院してから手術までは内診があったり浣腸もありましたが特に忙しいこともなく身体も元気ですし余裕を持って過ごせました。

入院食も給食を思い出しながら懐かしい気持ちで美味しく完食していました。

入院食一例 – この日のご飯一番好きだったかも

手術直前になって、手術室のあるフロアに移動するとそこから一気に緊張します。
明らかに他とは違う張り詰めた空気が流れています…。

ドラマで見るあのままです。
台に上がっていろんな機械が取り付けられてバチンとライトが付いて…

普通に怖かったです。
もういいから早く麻酔して~眠らせて~!って思いました。

次目が覚めるとエレベーターで病室まで運ばれていたのですが、ここからですよね、本番は。

本来なら立ち会いが必要な手術もコロナで誰も来れませんから最初から最後まで一人。

手術が終わると看護師さんから家族に連絡が行っているので「お疲れ様!」とスマホにメッセージがきているのですが”いやいや、苦しいのは今からなんだよ!”って心のなかで突っ込んでいました。

尿管はなんだか気を使って気持ち悪いしおへそのドレーンは怖くて絶対見たくないし酸素マスクは邪魔ったらありゃしない。

何よりきつかったのがエコノミー症候群防止のため両脚につけられるマッサージ器。

これ本当邪魔で邪魔で最大のストレスでした。

点滴も痛み止めも管でつながって、寝返りしても大丈夫ですよと看護師さんに言われても「できるか~!」と心の声。

でも腰が痛くなるのでちょっとずつ傷をかばい管に神経尖らせて体制を変えて過ごす一夜。

ようやく眠りかけたときに限って2時間おきに痛み止めを投与しに来る看護師さんに起こされながらも、お世話してくれることに有り難さを噛み締めて。

長い夜でした…。

 

管が取れていく喜びと交代でやってくる吐き気

翌朝から足のマッサージ器を取ってもらい、尿管が取れると即歩くように言われます。
ドレーンも取ってもらいたかった私はちゃんと歩けるところをアピールしようとしっかり歩きましたよ。
よぼよぼでしたが^^;

何時間か待たされた後、無事にドレーンも点滴も取れましたが今度は麻酔が切れる前の副作用で起き上がるたびに吐くことに。

寝てたら大丈夫なのですが座っても立ってもとにかく垂直になったら吐いてしまう。

あと手術の間は人工呼吸器をつけていたので喉の奥が機材で傷ついているらしく、痰が絡んだり咳が出るのですよね。
ゴホンと咳をするとお腹が引きつって痛む…。

書くと辛そうなのですが本人は管に繋がれていた夜よりずっと気持ちは楽で元気。

繋がれていないだけ全然いい!と吐いたり痛がったりしながらも幸せな気持ちさえありました(笑)。

数時間経った頃、ここではじめてトイレに行きたいと思います。

私の中ではこれが”麻酔が抜けた”の合図だった模様。

尿管がついている間は尿意を感じる前に勝手に排泄されますのでトイレに行きたいと思えたのは24時間ぶりだったのですね。

お手洗いに行くまでに吐いてしまったらどうしようとも思いましたが行くしかないので行ってみると、驚いたことに吐き気もピタッと止まりました。

「あ、抜けた」って自分でもわかった瞬間です。

 

越えてしまえば回復は早い

その後の回復は早かったです。

麻酔が抜けた私はよりリフレッシュするだろうと思いシャワーも浴びました。

傷口には絆創膏が貼られているとはいえ心配で恐る恐るのシャワーでしたが、何千例と手術をしてきた順天堂が大丈夫というのだから大丈夫に違いないと信じて浴びました。
(こういう安心感は大学病院ならではですね。)

晩御飯もしっかり食べました。

腹腔鏡下の手術は術後24時間がしんどいけれど、越えてしまえば回復は早いようです。

それからは退院まで婦人科の先生たちが朝夕に回診をしてくださるのですが、これがまた毎回メンバーが違う気がするのです😂

大学病院アルアルなのかもしれないですが一度の回診で4~5人の先生が来て、そのメンバーが都度異なり、一体わたしの主治医は誰なのでしょうとずっと思っていました(笑)。

退院前に今回除去された嚢腫の写真を頂いて、ゾッとしましたよ…。
こんなものがお腹の中にあったのかと、ホラーのような写真でした。。。
厄の塊とでも言いましょうか。

つくづく、早期発見で取り除かれてよかったです。

 

臨床現場へのリスペクト

今回自分の治療を通して、現代医療への信頼を再認識すると同時にもっといい治療薬があれば手術しなくて済んだし、いい機材があればこの痛みは軽減されたのだろうと思いました。

私の病気は今の医学じゃ屁の河童な治療です。

治療法がある・治療薬があるというその事実がどれほど人を救うものなのか、そんなことも考えました。

普段Hanarapieでは芸術が心を満たす面にフォーカスしていますが、私はサイエンスによる安心した未来があってこその芸術だと思っています。

脇道にそれましたが言いたいことは臨床現場で働く人は本当にすごい。
有り難い。

特に看護師さん、個人的にはドクターと同等のお給料もらって欲しいです。
感謝の気持ちしかありません。

そんなことが身をもって痛感しただけでも大変いい経験だったと思います。

 

まだ傷は痛むし歩行は遅いし疲れやすくて体力が戻っていませんが、昨日より今日、今日より明日と日々良くなる実感を噛み締めて。

暫くお家でゆっくりすることを楽しむとします^^

皆さん、繰り返しになりますが定期検診はちゃんと受けましょうね!

母の日ブーケの振り返り

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今年も緊急事態宣言下で迎えることになった母の日。

去年はいつもお願いしているフラワーショップがお休みで、予期せぬ事態に急遽自分で束ねて贈ったのですが今年は二回目でしたので落ち着いて対応することができました。

令和三年、母の日の花贈りの振り返りです。

 

自分が一番感動した花を届けたい

今年に入って私が最も感動したブーケが3月に束ねたイヴピアッチェとローズゼラニウムのアロマティックブーケ。

このブーケの香り高さと言ったら束ねる人も贈る人も受け取る人も、全員が幸せになる香り。

思わずじっと目を閉じて深い深呼吸をしたくなるような、幸せに包まれるこの香りを母の日に贈ろうと決めました。

自分が感動して良さをわかっていると自信を持って花材の準備に取りかかれます。

 

欲張らない、表現できる世界は一つだけ

イヴピアッチェとゼラニウムはすでに決まりましたが他の花材の組み合わせは少し悩みました。

クレマチスを入れて大人な雰囲気に仕上げようかな…なんて思いましたが大人色に寄せるならそれで思い切って舵を切らなくてはいけません。
ブーケの大きさと予算から考えて、あれもこれもと花材を足せない…厳選しなくては。

多少の乙女感というか、可愛らしさを残したい気持ちが捨てきれない私はクレマチスを諦めて同じパープルでも柔らかい印象のレースフラワーに変更しました。

結果的にニゲラの神秘的な青みがかった白ともマッチできたかな?なんて。

欲張らなくてよかったなぁと思います。

それからネトワイエのときにゼラニウムのピンクのお花は全部落としたのです。

お花を落とすって、心がチクリと痛む…。

でもイヴピアッチェのピンクを最大限に引き出すためにはゼラニウムのピンクのお花は野暮になるのですよね。

ブーケは一つ。
その中で表現できる世界も一つ。

お花は全部可愛いですが、引き立たせたい子を引き立てるためには取捨選択も必要です。

 

一年前より上達したよ

令和二年の母の日に贈ったのはバラとリョウブのブーケ。

この写真アップするのも恥ずかしいのですが、一年間コツコツ続けると変わるんだよ!ということの証明のためあげますね。

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わっさわさのグリーンだなぁ。。
ラッピングも間に合わせ感が…ていうか花をちゃんとガードできていない…

でもでも!一年前の私の最もできることはこれだったんです。
花を包むことも配送することも初めてで、相手は母だし、練習台になってもらおうってなもんでして…。

あれから日々お花と触れて、今年はここまで来ましたよ!

ラッピングも随分とおしゃれになりました^^

もちろんまだまだなレベルだしもっともっとセンスアップして沢山のバリエーションで美しいお花を束ねられるようになりたいですが、
ひとまず1年前の自分より成長できたという事実は嬉しいものです。

 

来年の今頃、今年のお花を見て私はどう思うんだろう…

全然まだまだじゃないか~!
こんなもんで自己満ブログを書いていたのか~!ってなるのかな^^;

だといいですよね、成長という意味で。

突然きらびやかな人にはなれないし、すごい発信をしている人にもなれません。
コツコツ行くしかないようです。

これまでは自分が美しいと思えるかに重心を置いたブーケをつくっていましたが、向こう一年は人に喜ばれるブーケってどんなだろう?っていうことも考えながら歩んでいこうと思います。

来年はいよいよ芍薬デビューしてみようかな?!

群馬旅行~趣味を仕事にした夫婦~

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群馬県にて山岳ガイドをしている夫方の親戚夫婦を訪ね、先日一泊二日の旅行に行っておりました。
ちょうどいい機会だったので一度は行ってみたかった草津温泉もセットにし、マスク越しでも十分に感じられる新鮮な空気とたっぷりのマイナスイオンで開放感抜群の旅を味わうことができました。

そしてこの旅行で美味しいご飯や老舗のお宿よりも感動したのが親戚夫婦の生き様。

今日はそのことについて書こうと思います。

 

アウトドアが好きすぎて移住

夫婦はふたりとも大阪生まれ大阪育ち。
全くの都会育ちです。

ご主人がもともとアウトドアが好きで、奥様は別に…という感じだったらしいです。

結婚して数年が経ったころ、ご主人のアウトドア愛により大阪から群馬へ移住。
普通そこでひと悶着ありそうだなと変に勘ぐってしまいましたが、奥様はそのままついて行かれたそうでまずそこにびっくり。

というか、好きだから移住しちゃおうというご主人の発想にも驚きました。

今でこそ場所にとらわれない生き方をしようと各所で言われるようになっていますが30年以上も前だと決してメジャーではない選択肢だったはず。

二人とも教員免許や看護師免許を持っている方なのでどこでも食べていける自信があったのかもしれないですが、それでもなかなかその選択はできないです。

群馬に移住してからはしばらくお互いの免許を活かしてお勤めされていたみたいですが、やはり好きで移住しただけあってアウトドアへの愛が半端ない…。

アーリーリタイアをしてからは本腰入れて夫婦揃ってガイドのお仕事をされています。

樹氷の残る芳ヶ平高原

 

ご主人の趣味への愛と奥様の懐の広さ

ご自宅にもお邪魔したのですが趣味を煮詰めたような家でした。

暖を取るには庭で巻きを割って暖炉で燃やす。
お腹が空いたら裏庭で採った山菜を天ぷらにする。
コーヒーを飲むときは生豆の焙煎から。
楽器も好きなご主人はレコードを何百枚とコレクション。

家の中には趣味部屋があってカヤック2艇にスキー板やらマウンテンバイクやら沢山のアウトドアグッズが綺麗に整理されて収納されていました。

もうここまで来るとテレビの世界です。
本当にあのガヤガヤとした大阪で生まれ育ったのかと信じられませんでした(笑)

時間もかかるし体力も使う。
「不便」と思うこともこの二人にしたら何一つ不便ではない。
もしくはその不便さえも「好き」の一つなんだろうなぁと思うと目に映るお部屋の全てがとても大事で愛おしいものにしか見えず、私にはこの空間が堪らなくおしゃれに感じてなりません。

それにしてもご主人の好きなものへの真っ直ぐな愛情表現、そして奥様のそれをどこまでも許容する懐の広さ、すごくないですか?

趣味部屋と書きましたが、最初はそうだったのでしょうけれど今では正真正銘、二人の仕事道具ですよ。

大阪から群馬について行っただけでもすごいと思うけど、今では奥様自身も楽しくガイドをこなされていることが本当すごいなと、その地で生きる強さと逞しさに尊敬しかしませんでした。

摘みたての山菜の天ぷらをいただきました。

 

続けていくうちに広がる世界

ガイドのお仕事だけをされているものだと思っていた夫と私でしたが、ご主人は年に一度更新される山岳マップの改定、写真をガイドブック寄与、山道の開拓…と実に色んなことをされていることを知りました。

「好きでやっているうちに色んな所から話が来て、引き受けている間にこうなった」というその笑顔にはもう本当に、生き様の師匠というか自分の人生観を広げてもらった感覚です。

自分のものさしで生きるってこういうことなんだなと、群馬の自然以上に感動しました。

 

好きを続けるととんでもない世界に行ける可能性が誰にでもあるのかもしれないですね。

私もいつの日か大田市場から自転車圏内に移住しているかもしれないですね(笑)

群馬の雄大な自然に触れ、夫婦の”自分たちらしい”生き様に触れ、胸いっぱいとなった今回の小旅行。
大変いい機会をいただけたことに感謝です。

お二人に教えていただいた好きなことへの純粋な気持ちは今後のHanarapieのお花に活かせるといいなぁと、そんな期待を込めて私もできることからコツコツと。

まずは一段とギアを上げて今週末の母の日の準備へと取り掛かりますよ~。

草津にはまだ桜が残っていました。

オンラインでお花の仕入れ事情

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私は車がないこともあり常にオンラインで花材の仕入れをしています。
いつもははなどんやアソシエを利用しているのですが花材のバリエーションを増やしたい思いから先月ハナスタにも登録をしてみました。

なかなか敷居が高かったハナスタ
審査にも無事に通り、先日初仕入れをしてみました。
それぞれに特徴があることがわかったので私の視点からまとめてみます。

 

利用までの流れ

はなどんやアソシエは一般の方から誰でも登録ひとつで気軽に購入できるサイトです。
一方でハナスタはお花でお商売をする人しか登録ができません。
わたしはオンライショップとワークショップの不定期開催があるとはいえ定期収入があるわけでもなく…
ハナスタは登録してみたいなと思ってはいたのですがなかなか敷居が高くて様子を伺っている状態でした。

そんなモジモジした感じで月日が流れていたのですが先日思い切って登録をしてみたのです。
だめなら審査で落とされるだろうと割り切った気持ちで…。

登録後の翌営業日にハナスタの会社の方から登録電話に電話がかかってきました。

かれこれ20分ぐらいお話したと思います。
なぜ他のオンライン仕入れではなくハナスタに登録したのかといった市場調査からはじまり
花屋での勤務経験の有無、
どのような形態でお花を販売しているか、
Google mapで登録住所を確認したがここは自宅なのか
店舗はないようだがどうしているのか
置き配する場所の指定などなど…。

聞かれた質問には全て正直に真摯に答えました。
大きく見せて仮に審査に通っても後がないですからね。

「こんな私でもよろしいでしょうか…」と終始自信がなかったのですが
「お聞きしている限り大丈夫です。ただ、慣れるまでは難しいと思います」とのこと。

後日利用マニュアルなどの冊子が送られてきてめでたく登録することができました。

 

それぞれのメリット・デメリット

ここからは私が実際に利用していた感想をまとめたいと思います。

オンライン仕入れのデパート、はなどんや

はなどんやは生花だけでなくドライフラワー、プリザーブド、アーティフィシャルと取り扱い花材の幅が広い上、
ラッピング資材や店舗用のディスプレイ商品などだいたい必要なものは全て揃っています。
昨年ぐらいから小ロット対応を拡大してくださり5本から購入できるお花も多くあります。

メリット
・圧倒的な商品ラインナップの幅広さ
・5本から購入できるお花がたくさんある(ただし数が少なくなるほどに単価は高くなります)
・24時間365日いつでも好きな時に注文できる
・到着日時を指定できる
・ほとんどの商品に画像がありイメージしやすい
・買えば買うほどポイントが貯まり会員ステージが上がる(ポイント還元率が上がる)
・生花の送料一括990円と安くてわかりやすい(生花が入っていなければ5,500円以上の購入で送料無料)

デメリット
・届いた花材が写真でイメージしていたものと色が違った、大きさが違ったはよくある話し
・夏場は特に花材が傷んで届くことも覚悟の上
・市場入荷日の当日に受け取ることはできない
・枝物、グリーンの品揃えが限られている

プロの期待にコミットするハナスタ

一方ハナスタは資材も多少はありますが多くなく、取り扱い花材も生花のみとなります。
しかし花のランクを販売時にきちんと提示してくれていたり、新鮮ないい状態の花材が市場到着日と同じ日に届けてもらえたり(地域によります)と
品質の良いお花を安心して購入できる仕組みが整っています。

メリット
・市場で切り花が販売される日(月水金)に自宅に届けてくれる(私の住む地域だと早ければ朝6時半過ぎに置き配してくださります)
・購入時に花のランクがわかる(秀優良で評価)
・生産元、生産者さんの名前が載っていて次回購入時の参考にもなる
・小ロット10本からの花材もそれなりにあるので個人教室などでも買いやすい
・ほぼ市場価格に近いので安くで仕入れられる
・良い状態の花、珍しい花も手に入る

デメリット
・購入可能日時/宅配可能時間が決められている
・写真がない商品も多いので調べながら購入する必要がある
・送料が1品目ごとに掛かる仕組みなので、注意して買わないと結局高く付く可能性も有り
・プロ仕様のサイトなので慣れるまで商品の探し方や購入までが難しい

 

色々なルートを持つことが大切

お客様のことを思うなら仕入れもうまくならないと。
自分がお家で趣味で飾る分にはその日綺麗であればそれでもいいのです。
手入れするのは自分なのでなんとでもなります。

一方でお客様からお金を頂くとなると、その方に渡す日が最高に綺麗であって欲しいしご自宅でもしばらく美しく楽しんでもらえる状態でいてくれることなど…
仕入れ花に求める条件が異なります。

一つだけの仕入れルートに拘らず、いろんな方法を試していいとこ取りができたら強いですよね。
まだまだ経験が足りていないのでこれからも試行錯誤がんばります。

春のブーケを束ねました

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例年1月から3月までは春のお花がたくさん出回り種類が豊富なウキウキシーズンです。
思いっきり春満開な華やかで甘い花を束ねたいとセレクトしたブーケを紹介します。

 

スイートピンクな女の子ブーケ

春といえば桜。
桜といえばピンク。

ピンクと白の思いっきりガーリーでロマンティックなブーケを束ねました。

テーマはお雛祭り(桃じゃなくて桜ですが)。

一度こういうフリフリのロマロマの甘々なブーケを束ねてみたかったんだなぁと。

ブーケは季節を表すもの。
ちらちらそよぐ雪柳が冬から春にかけてのこの季節にしっくりきます。

古典的なガーベラも、組み合わせ次第で決してダサくない花材です。

 

ハッピーカラー全開の春爛漫

お次は黄色・赤・白と目が覚める明るい色合わせのブーケです。
先程のブーケがまだ朝晩は冷え込む春の訪れを表しているとしたら
こちらは春ならではの活発さを表現しました。

冬の間眠っていた生き物が目を覚まし活動を再開するような…
希望に満ちた生き生きとしたブーケです。

溢れんばかりのふわふわのミモザ。
元気いっぱいにぐいんと伸びるチューリップ。

見ているだけで幸せな気分になれるブーケを束ねました。

 

ブーケと一緒にお気に入りの靴も

今回はブーケと一緒にお気に入りの靴を撮影しました。

これはなんと母が履いていた40年前の靴。

綺麗に手入れしてくれていたおかげで今もピカピカで十分に履いて出かけられます。

バイト代を貯めて買ったと言っていた靴の数々。
中でもお気に入りのものはとうの昔に履かなくなったくせなかなか手放せないとのこと。

だけどいつまでも持っていてもね…もし気に入ってくれたんなら履いてちょうだいと譲り受けたのは3年ほど前。

大事にされていたのを知っているからこちらも大事に手入れして履いています。

この靴もこんなきれいなお花とツーショットが撮れてさぞや幸せだと思うよ、お母さん。

物をライフステージに合わせてアップデートしていく考え方も素敵だけど
お気に入りを何十年も大事にし続けられる人生の方に、個人的にはより一層の価値を感じます。

私も物を大切にする人でいたいと思います。

書くことからはじめる2021年

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あけましておめでとうございます。
三が日が終わってそろそろエンジンかけていかなくてはいけないあたりですね。

去年の今頃はまだbeforeコロナの生活だったのかと思うと今年の年末にはどんな未来が待っているのか想像もつきません。
ですがどんな状況でも変わらず大切なのは”私はわたし”のマインド。

自分の価値観や自分のものさしがより一層大切になる時代だからこそ、本年も一歩ずつ”私はわたし”を大切に進んでゆきたいと思います。

 

夢が叶うモレスキンのノート

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「この手帳に書くことは全部叶うのよ」とプレゼントしていただいたモレスキンのノート。
今年の目標をワクワクしながら書き込みました。
プレゼントしていただいた方が「叶うから!」と何度もおっしゃっていたのもあって、書いているうちに全部叶うんじゃない?という謎な自信モードに(笑)。

もうちょっとハードル高いの入れておくか~とどんどん書いていくうちに自分の首を絞めることになってしまいました😓

なかなか大変な目標を立ててしまいましたが肝心なのは楽しむこと。
そして三日坊主でも0よりはマシ。
達成できるできないは置いておいてとりあえずやってみましょう。
さぁ、いくつ叶うかな…。

 

アウトプットと”らしさ”を出すこと

たくさんモレスキンに書いた2021年のHanarapieの目標をまとめると大きくはアウトプットと”らしさ”を出すことです。

今年は去年よりもたくさん発信し、私の世界観やいいな♪と感じるもの、考えをアウトプットしていこうと思います。
それと同時に特にTwitterや当ブログでは私のそのままの部分をもと出していこうと思っています。

今までHanarapieは私が美しいと思う世界観を美しく表現することを大事にして発信していました。

それはそれで素敵だねと褒めていただくこともありとても嬉しかったのですが、文章の修正を何度もし、憧れる世界観を意識するあまり”そのままな私の言葉”が少し置いてきぼりになっている窮屈さを感じはじめた昨年末…。

全く関係のない内容を発信するのも違うかとは思うのですが、発信者としてもう少し肩肘張らずゆるりとありのままをアウトプットしていきたいなと思います。

目標を立てるには大きなゴール到達のためにブレイクダウンして細かな日々の目標を建てる方法があります。
これはよく会社などでも取り入れられている方法だと思います。

この分野での知名度No.1企業になるという大きなゴールのために営業部では業績を○○%アップさせるという目標があり、さらに個人レベルでアポ電何回だとかノルマだとかそういったものですね。

私も今まではそのように立てていたのですが、今回自分で自由にHanarapieの目標を考えたとき、大きなゴールからではなく日々の小さな目標をいくつも立てました。

例えばPV数を○○%アップさせるために1週間でブログ何回更新するといった順番ではなくて「ブログを年間何記事アップする」と決めただけ。

それでその先何を達成したいのか、正直なところまだ見えません。
たとえ私が発信をたくさんしたとしても意外とサイトに訪れてくれる方は少ないかもしれないしSNSのフォロワーも増えないかもしれません。

Hanarapiがどう育っていくかは全然わからないし、あまり決めたくないなと思っています。
ただ私がいいなと思うもの、美しく感じるもの、考え方をシェアすることは私の自己表現だし、それに共感してくれる人と日本全国(いつかは世界とも)ゆるゆるつながっていけたらなんだか楽しそうだなと思ってます。

さぁ、どんな1年になるのかな^^
何かを始めたい人、なんだか今の生活もうちょっと変えたいな~という人、一緒に発信頑張りませんか?
頑張るメイト募集中です♪

仲間とつながった年

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今年もそろそろ終わりだな~と思いつつ2020年を振り返ってみたのですが、せっかくなのでこの1年と言わず2018年からのHanarapieの軌道を振り返ってみました。

花でこんなにも表現したいことが自分の内にあったんだと気づかされた2018年。
その思いを受けてひとりで色々試行錯誤した2019年。

2020年は仲間を得て、少しずつ活動枠が広がった年でした。

 

自分ひとりではできない

誰にも言わずに一人で細々としていたブログに閉塞感を覚えだし、IT周りのことも自分でやるには限界が近づいていることを悟った2020年の年明け。
お正月の帰省が終わると早々に夫に相談しました。

今どんな状態か見せてと言われてword pressのプランやら一式見せると、彼的にはこんなに制限のかかったプランに(しかも全く使いこなせていない)毎月お金を払っているのか!とびっくりだったらしく巻き取ってくれました(ありがたや~)。

2019年の経験を経て、ブログを始めたいけどどのように始めたらいいかわからない人に私からアドバイスできることがあるとすれば『餅は餅屋に』です。

一人でできるんじゃないかと試してみましたがよく分かる人にきちんと相談して早めにアドバイスをもらうことはブログに限らず何事においても大事です。
お金を払ってプロによるサービスを受けるのも有りと思います。
時は金なり。
何のためにサイトを作りたいのか”最も優先すべきことは何なのか”を大事にしたほうがいいと思います(これは家事代行でも言えることです)。

夫という餅屋を頼ってから私は1年間自己流で頑張った(けどさほど伸びなかった)ITスキルと見切りをつけ(Webデザインとか下手に手を出さなくてよかった…)、発信内容のコンテンツに注力するようになりました。

 

ClosedからOpen へ

巻き取ってもらってからもあくまでプライベート活動に変わりなく、Hanarapieの存在を誰にお知らせすることもしませんでした。

理由はこんな未熟な状態のブログを公開することの恥ずかしさがあったから。
何かを発信する・アウトプットするって慣れてしまえばどうってことないのに最初は緊張や恥ずかしさでひどく勇気がいるものだと思います。

一方で世間ではコロナウイルスが猛威を奮っており、私も在宅勤務になった時期でした。
通勤で消耗していた時間を睡眠時間に充てたり家事に充てたり…
Hanarapieの自己表現にも時間を充てることができました。
この期間で一気にサイトがバージョンアップできたと思います。

緊急事態宣言が解除されてお花のレッスンにも通えるようになった頃、ぽろっとサイトを作ったことを話したら途端にそこからOpenサイトに立場が変わりました。
最初はやっぱり恥ずかしかったけど、今では広めてくれたKOLMEさんには感謝です。
例えそのメンバーが片手で数えられる人数であったとしても、誰かが見てくれていることは大きなことです。
一人でClosedな世界観で作っていたサイトでしたが「花友が見てくれている」その小さな事実が励みや刺激になって少しずつ改良を加えるようになりました。

 

コロナは危機かチャンスか

今年の振り返りをするにあたり避けては通れないコロナの三文字。
誰もが多かれ少なかれ自分の未来や今後の働き方について考えた年だったのではないでしょうか。

我が家はほぼ永久的に出社の未来がなくなったので家族のあり方、日々の生活、今後の住まいなど色々なことが話題にあがりました。

交友関係も大きく変わり、今まで同僚が一番長い時間一緒に過ごす相手でしたが今では全てオンライン。
リアルで会うのは家族とお花仲間がほぼ全て。
時間を共有し合う人が変わると自分の人格も変わってきたような気がしています。
このコロナで染まった2020年のお陰で自分の本音と向き合う時間をたくさん取ることができました。

初めて参加させていただいたマルシェも今あるオンラインストアもSNSでつながった人も、コロナ禍がなかったらここまでこれなかっただろうな。
この一年のお陰で最初は私一人のものだったHanarapieが夫婦のものになり、5人になり、10人になり…徐々に増えてきている実感を得ることができました。

 

さて2021年はどうしようか

一つ言えるのは、きっともうbeforeコロナのノーマルは戻ってこないということ。
あるいは戻ってこないという覚悟で自分自身を変化に対応させなくてはいけないということ。

新しい変化を受け入れて自分のしたいことを果敢にチャレンジする、そんな1年にしたいなぁと思っています。

 

2021年のHanarapie宣言は年明け最初の記事にしたいと思います^^
それまでに更新できそうであれば書きたいことがいくつかあるので時間の許す限り書きます~(汗)。
なかなかね…12月は時間の確保が難しくて。。

これまでの3年、次の3年。
自分で自分の未来に楽しみを作りながらこれからも活動枠を広げたいと思います。

まずは試そう、な2019年

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今年もそろそろ終わりだな~と思いつつ2020年を振り返ってみたのですが、せっかくなのでこの1年と言わず2018年からのHanarapieの軌道を振り返ってみました。

花でこんなにも表現したいことが自分の内にあったんだと気づかされた2018年。
2019年はその思いを受けて色々ひとりで試した年でした。

 

自己流でやってみような2019年

会社からもらう仕事の外に、企業で垂直型に育てるキャリアの他に。
何か別の面白みはないかと見渡した2018年。
色々調べて実際に試したのが2019年でした。

まず株。
許容範囲内で試してみたのですけれど置いておくだけが暇になり、つまらなくなってしまいました。
一瞬でしたね…。
ここで学んだことは私は積極的に自分から仕掛けられるものの方が好きということでした。
株もちゃんと学べば仕掛けていく方法があるのだろうけど、私はその面白さが分かるまで続けられず。
Fxはもっと一瞬でした。
実際に取引する前にデモ画面で試すことができるのですが、もう全く…ゲームの世界?
ちゃんと学べば面白いのだろうけど学ぶ気になれない=好きになれそうにない。
ということで終了です。

それでもまだ何かしてみたいという思いは消えず。
ここでブログに行き着きます。

この時はブログを運営することよりも立ち上げることに重きをおいていました。
というのも、ブログをはじめた一番最初の理由は自分のITスキルを上げてみたいというそんな動機だったからです。

WebマーケとかWebデザインとか。
なんか聞こえがキラキラしていてかっこいい(笑)
そういうのできたら仕事の選択肢増えそうだなぁ。
それにITリテラシーはどれだけあってもいいものだろうし。

そのような発想から何かしらWebでやってみたいな、と思ったものの情報が多すぎて何から手を付ければいいのかさっぱりわかりませんでした。

自分がどのぐらいできているのかもわからないから読むべき本もサイトもわからない。
資格試験みたいに何点って出るなら今の立ち位置も次に目指すレベルもわかるけどITの世界ってそうじゃないですよね。

そこでエンジニアの夫に相談してみたところ「自分でホームページを作ってごらんよ。必要なことは全部そこで学べるから」とのアドバイス。

「ホームページってどうやってつくるの?」
「それを自分で調べて手を動かしてやるの。」

…そうですね、おっしゃるとおりです。

その日から自分のサイトを作る方法を色々調べることになりました。

 

Hanarapieの前身ブログの立ち上げ

せっかくサイトを作るならおしゃれにしたいという思いからまずは素敵なテンプレートを探しました。
無料で誰でも気軽におしゃれなサイトが作れることを謳っているブログソフトを使ってそれっぽいものを作ります。
なんとか苦労して「箱」はできたのですがいざ更新して運営していくとなると問題が。

見る人がおしゃれと感じるテンプレートと運営者が管理しやすいテンプレートは別物なんですね。
初めて作ったサイトはおしゃれでしたが更新しづらく私にとっての使い勝手があまり良くなくて程なくして消えてしまいました…。

そのあとシンプルなテンプレートに刷新して立ち上げることに。
この時にHanarapieのネーミングを付けました。

いつか自分の媒体を持って何かコンテンツを発信しようと漠然と考えていたので名前はつけなきゃなと常々妄想だけはしてあったんです。

色々候補名はあったのですが自分が好きな「花」とほっと一息つける癒やしの時間を大切にしたい思いから「セラピー」を文字って造語で名前をつけました。

 

続く壁はサイトのコンセプトがあるようでないこと。
作ったはいいけど私は何を誰に向けて発信したいのだろう。
もはやただの日記以外の何物でもなく、それも書くこと・アウトプットすることが初めてだったので更新することがすごく大変。

すごく苦労して200文字書くのが精一杯。
カフェに行ったとかワークショップでリース作ったとか。
こんなブーケレッスンに行きましたとか…そんなネタもない日は天気がいいとかなんだとか。
誰に向けるでもなく細々と。
書いたり書かなかったりです。

せっかく作ったサイトも活用できず生き殺しにしてしまっている感じが。
それにドメイン設定(?)だとか周辺事項を調べるのでキャパはいっぱいいっぱい。
肝心のコンテンツを作るのに気力が回りませんでした。

2018年に調べて頭に入れた情報を、自分一人で細々とチャレンジしていたのが2019年でした。

  

次回2020年の振り返りにつづく

自分変化の3ヵ年振り返り

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今年もそろそろ終わりだな~と思いつつ2020年の振り返りを書こうと下書きを準備していたのですが、師走なだけありなかなかまとまった時間が取れず途中で止まったままでした。
書くことから離れるとこのままズルズル書かなくなりそうな危機感もあり、意識を切りかえてしばらく連続で記事を上げたいと思います(言っちゃったぞ…大丈夫かな。笑)

今年の振り返りをするついでにせっかくなのでこの1年と言わず、今思うとHanarapie活動の芽が出始めだった3年前にも思いを馳せ、通して振り返ってみました。

 

変化を感じた2018年

結婚と転職を合わせてし、ちょうど30の節目でもあったのが3年前の2018年でした。
それまでの私は仕事人間要素が強く、残業だろうが何次会だろうが身体が持つ限りは二つ返事でOKしていたのに、なんだかそういう生活が突如しんどくなってしまった年です。
一つ歳をとった証かのように気持ちを張って生きてた日々が、ある日急に「あ、無理だ」ってなりました。
その「無理だ」と悟った瞬間は朝の出勤途中でいつも通り歩いている道すがら。
今でもその日の服といい、なぜかその時の自分を客観的に鮮明に覚えているから不思議です。

仕事帰りの一杯も大好きだったのにそれより早く帰ってゆっくりしたい…自分で自分の変化に戸惑います(汗)
なんだかな~私どうしちゃったんだろう、真逆の人間になっている。
毎日モヤモヤするな~と思いながら、いきなりハンドルを切り替えるんじゃなくて日々の生活の中に何かしら違うエッセンスを取り入れてみようとネットで調べ始めました。

株とかFxとか投資信託も調べだし、それと同時に習い事とかワークショップとかブログってどうやって始めるんだろうだとか。
会社に求めるやりがいだけではない他の可能性もあるのかなと、何か面白そうなことないかとスマホを覗いていました。

 

花の面白さを知った年

一方で2018年は花との忘れられない出会いの年でもあります。
この年の11月に挙式をしたのですが私がお世話になった式場はブーケや装花を依頼できる花屋さんを3つのフラワーショップから選べて、そのうち1つが地元で憧れのJacques Decoでした。

母の日や誕生日はずっとジャックデコの花にお世話になって育ってきた私にとって結婚式の花を憧れの花屋さんがしてくれるなんて夢のよう。
ドレスより何より花についての相談が一番楽しくて打ち合わせの時間があっという間に過ぎ去りました。
こんなに自分が花に思い入れを持っていたなんて、打ち合わせでペラペラよく喋る自分を通して初めての発見です。
こんな風にしたい、反対にこういうのは好みではない…と雑誌にそれぞれ付箋をしてフローリストさんとの打ち合わせ。

私ってこんなに表現したいことが内にあったのねと自分で自分にびっくり。
花って面白いなぁと深く印象に残った年が2018年でした。

  

因みにこの時私が装花担当のフローリストさんに相談したのは「お花らしいお花じゃなくて草花っぽい小花にしたいんです。だけど結婚式だと見劣りしてしまいますかね?やっぱりゴージャスな大きなお花があったほうがおめでたい席にはいいのでしょうか。でも私の好みはちょっとそこの庭で摘んできましたっていうような花なんです。」って言ってました。

するとフローリストさんは「これ何の花?って思わせたら勝ちだっていつも思ってるんです」と切り替えしてくださって、二人して花の好みが似通っていたのですっごく楽しい打ち合わせでした。

当時の自分はブーケのスタイルに関する情報もお花に触れてる量も全然少なかったので今だったら違う表現のオーダーの仕方をしたと思います。

あのときはかすみ草とバラやトルコキキョウは無しでとお願いしていました。
どれも組み合わせ次第で洗練された印象になるのに、当時の私はバラを使うとたちまちロマンティックでスイートな雰囲気になり自分の表現したいものとはずれると思い込んでおり…お恥ずかしい。

その当時からすると花に関する知識もこの3年で確実に増えました。
あの打ち合わせがきっかけで、花で表現するって楽しいなと思わされたきっかけになった年でした。

  

次回2019年の振り返りへつづく