コラム:手作りのある暮らし 発信の変化 世の中と私

手作りのある暮らし

こんにちは、花息吹の小川まゆ子です。

毎週のコラムも3回目を迎えました。

いつまで続けるか未定のこのコラム。

無理して書くといい文章が書けないことも身をもって知っているので(一時期、とにかく更新だ!と意味もなく書きまくっていた時期があります)、書けることがあるうちは書き綴ってみようと思います。

さて今日は、前回の発信ヒストリーでも書きましたが2018年頃から発信してきた身として肌で感じる世の中の変化、そして自分に訪れた変化について。

宜しければ最後までお付き合いください。

テクニックとトレンドに世の中が飽きている

“目が肥えてきた”と言ってもいいかもしれないですが、明らかにこの3~4年ぐらいで発信の受け手側は映えなどのキャッチ―なものに釣られなくなってきている、そう感じています。

私が発信を始めた2018年当時は、フォロワーの数が大事だったりとにかく映える写真と世界観、SEOやアルゴリズムを分析した投稿が人気を博していて、個人で仕事をしたいと思ったらまずそこを目指す。
みたいな雰囲気が確実にありました。

フォロワーの数の増やし方を実践してみたり(今思うと無意味なことしてたな…)
投稿写真を撮るのに小物をわざわざ買って、何枚も何枚も撮っては演出を徹底したり(それはそれはすごい労力を割いていました)
いくつものアプリを駆使して編集し
ハッシュタグの付け方や最適なタグの数を調べたり…
そういうのがある意味当たり前だった気がします。

どこが境目だったかはっきりわかりませんが、肌感覚では2022年ぐらいから「なんかもうそういうのお腹いっぱい」という雰囲気に世の中がどんどん傾いていった気がします。

いや、潮目はもっと早かったのかもしれません。

今ってフォロワーの数はそんな重要ではないし(それよりちゃんと関わりのあるフォロワーがいることの方がよほど重要)
フォローバック目当てのいいね押して回るなんてしてる人なんて、きっとこの記事を読んでくれている人の中にはいないでしょう。
SEOのアルゴリズムも頻繁に変わる上にオープンにはならないので詰まるところわかりきれない。
一番有用なSEO対策はコンテンツをきちんと充実させる、という本質的なところに尽きる。

そういう理解が浸透しきっているのかなと感じています。

おそらく見る側のネットリテラシーというか、本物なのか見栄えだけなのかを見極める力がものすごいスピードで急上昇したのだろうと思います。

地味でも必ず伝わる人には伝わる

私にも好きでフォローしている人や、毎回楽しみにブログを読みに行く人、更新されたら必ずYoutubeで動画を見る人がいます。

その人たちを思い返してみても、別にリールを撮っているわけでもなくただ淡々と投稿を更新されていたり、無料開設のごくシンプルなテンプレートのホームページだったり、部屋で撮っているんだろうな~という喋りっぱなしの無編集動画だったり。

特になにか”デコった”ことはしていないんですよね。

それでもその人たちの発信って惹かれるものがあるしフォロワーも読者も視聴者も大勢ついています。

その理由は発信者の想いがそこに感じられて、きちんと中身が詰まっているからに他ならないからでしょう。

文章は読まれなくなったといわれる時代ですが、意外に人って読んでくれてるという印象は全然あります。

少なくとも私は、長文welcomeタイプで結構読みます。

ですので、他人と比べて自分のSNS、ホームページが映えていないなぁと感じても全然大丈夫だし、そもそも感じる必要がありません。
そんなのやっていくうちに少しずつ、写真の撮り方とか自分の好きな世界観とかそこそこ仕上がってきます。

映えなくてもそこに想いがあるなら、実直に思いを出していけば必ず伝わる人には伝わるのが最近の傾向だと感じています。

発信を(細々と)続けて起きた私の変化

6年前に発信の真似事をはじめ、投稿頻度を上げて頑張った時期もあったり、ほとんど休止のような状態のぽつぽつとした投稿だったりを繰り返してきました。

この間で感じる世の中の変化は先述しましたので今度は自分自身に起きた変化を書いてみます。

結論を最初に書きますが、どのポイントで振り返ってみても『発信はしていて良かった/しないよりはしていた方がいい』と思っています。

理由としてまず、自分を出すことへの抵抗が減ります。

前回のブログの顔出し実名が怖いというのもそうですが、とにかく発信を始めたばかりの頃って自分の思うこと・感じたことを言語化してアウトプットするというのがとてつもなく難しく、本音をさらけ出すことへの抵抗が大きかったです。

心のブレーキというかブロックみたいなものがあって、こんなの書いていいのかな?と消しては書き消しては書き…

随分かっこつけて取り繕った文章の投稿をしていた記憶があります。

そんな状態から始めた私でも、続けてみると今はかなり本音をすらすらアウトプットできるようになりました。

そしてそれは、より自然体で生きることにも繋がりました。

発信は、取り繕ってしまうと間違いなく続かないんですよね…。

ですので発信を続けていると自ずと自分を出せるようになってくるんじゃないかなと思います。

言葉の力は偉大

言葉にして発信し続けていると、自分の思考や考えがどんどんクリアになってくるというのも発信のメリットでもあり、私の身に起きた変化です。

感じること、思うことを言葉にする

しかもそれを第三者に見せて、反応をもらう

言葉にするだけだったら個人的に日記に書いていても十分です。

それだけでも思考は随分スッキリすると思います。

発信との違いはそこからさらに第三者に見てもらって反応をもらうというところですよね。

他人に見せるものとなったら言葉のチョイスとか伝わりやすさが重要になり、論理的な文章の書き方を考えることになります。

そうなると、どんどん自分の思考がクリアになって「私はこういうことが好きなんだ」「私ってこういうことを大事にしているんだ」と書きながら気が付くこともあります。

自分というものが確立していくのも発信していて私に起きた変化です。

一人ひとりが発信していく時代

何か好きなことがあるわけでもない、特にやるつもりもない。

そんな人でも私はやっぱり何かしら媒体をもって発信できる場をこしらえておくのはメリットしかないと思っています。

今は何もなくても、何年後かに何かと出会ってやってみようと思うかもしれない。

その時に全く何もフィールドがない状態から起こすのより、すでに持っているプラットフォームから始める人とではファーストステップの大変さが大きく異なるからです。

それに何かしら発信の場をもっていると新たな交友関係がうまれたり世界が広がることもあります。

自分を振り返ってみてもそういうことは多々ありました。

世の中的には内容の本質・コンテンツ重視にどんどん傾いていき、わたし個人としては自分というものがどんどんクリアになっていったこの数年間。

少しでも興味があったらまずは個人アカウントや個人ブログからでも何か発信してみませんか?

さて、次回は発信とは離れて私のやっている手作り生活のご紹介をしていきたいと思います。まずはうるさく投稿している米粉について書こうかな…(笑)

コラム『手作りのある暮らし』 次回更新2月5日(水)

コラム:手作りのある暮らし 私の発信ヒストリー

手作りのある暮らし

こんにちは、花息吹の小川まゆ子です。

前回のコラムでは私がお花をはじめたきっかけを書きました。
なんとなくで始めて、居心地がよくそのままなんとなく続けて、気が付いたらしっかり学んでて。
要は好きだったから自然と続いて今に至る、そんな感じです(笑)。

ただ一つ、お花が個人的な趣味の範疇で終わらなかったのは習うのと並行して発信をしていたからかなと思います。

そこで今日は、私の発信ヒストリーについて書いてみようと思います。

2018年ぐらいからはじめました

私が発信というものをし出したのはかれこれ今から6年ちょっと前。

それまでインスタグラムのアカウントも持っていませんでした。

お花をするようになって、スクールの先生のすすめもあり個人アカウントを開設してみたのが最初です。

完全に個人アカウントだったので顔出しも実名もせずどちらかというと見る専用。

facebookは学生の頃よくしていましたが社会人になってからは全く開かなくなっており、SNSというものにかなり遠い数年間を過ごしていました。

その少し前ぐらいでしょうか…
無料で開設できるホームページを作ってみたのです。

その頃サラリーマンをしていたのですが、今のように興味や生活の延長線上の仕事ではなく、ワークとライフが完全に分かれた働き方をしていました。

正直、しんどくてしんどくて何かほかの働き方ってあるのかなとそんなことばかり考えていました。

その時にふと、会社員だけではなく『個人としての自分』を表現するプラットフォームを持っておきたいと思ったのがきっかけです。

当時の考えは今でも鮮明に覚えていて、早朝に出勤しながら「これからは誰もが自分の表現の場(それはホームページに限らずSNSでも何でも)を一つは持つ時代になるんじゃないか、持っておいた方がいいんじゃないか」そんなことを思いながら会社に向かって歩いていました。

それでなにをするでもなく、とりあえず持っておこうと思い銀行口座を作るのと同じぐらいの流れで作っていました。

最初のホームページはWixで作りました

一番最初のホームページはWixのおしゃれなテンプレートで作りました。

目的も活動もないので、ただの日記サイトとして立ち上げたわけですが、なんせ発信をしてきたこともなければこれまで紙で日記を書いたわけでもないくせにいきなりブログを書けるわけもなく。

アフェリエイトでお小遣い稼ぎできたらなんていう甘い期待もなかったわけではないですが、そのために必要な更新頻度や文字数を調べては到底及ばず。

今日のランチはどこ行って何食べた、それぐらいしか書くことがありませんでした。

また開設の目的がなかったので見栄えだけで選んだテンプレートを使っており、これがまた更新しづらかったのを覚えています(笑)。

見た目がかっこいいのと、更新しやすいのは別問題。

もう一つ付け足すと、訪問者が必要な情報にアクセスしやすいのもまた別問題。

学びが多い最初のホームページでした。

お花仲間にサイトの存在を知ってもらったのが大きな一歩

そんな何のためにあるのかもわからないホームページをとりあえずだけで持っていた私ですが、大きな一歩となったのはお花仲間にサイトの存在を知ってもらって(バレて 笑)、ブログを読んでくれる”読者”ができたことです。

これはかなり大きな前進でした。

ホームページを作ったくせに恥ずかしさから知り合いには知られたくない、そんな気持ちでいた私(なんとあまのじゃくw)

それがひょんなことから、たった数人でも見てくれる人ができたというだけで俄然モチベーションというか「ちゃんとやらなきゃな」という義務感のようなものが芽生えたわけです。

この辺りからお花の発信をしていこうと決め、サイト名を変えたりブログ内容も花にちなんだことにしたりと少しずつ自分の好きを表現し始めました。

コロナも大きな後押しに

暫くするとコロナにより完全在宅勤務になりました。
そのおかげで、通勤に費やされていた一日の数時間が丸々空くようになりました。

突然空いた時間を使って、ホームページの更新やSNSの投稿を作ってみたり、お花の練習をしたりと色々自己表現の活動に割り当てることができるようになったんです。

世の中の勢いもあったと思いますが、コロナの時ってSNSが非常に盛り上がり、多くの人が個人で生きていこう!みたいな発信に心を動かされたことがあったのではないでしょうか。

私もその一人。

自分の好きなお花で何かできないかなと、無料で作れるオンラインショップを作ってみました。

お客様なんて誰もいない、本当にただ作っただけ状態だったのですけど、それとホームページと連動させたりインスタグラムでお知らせしてみたり「真似事」にすぎないレベルでしたがやってみました。

当時は生花でやっていましたから、マンスリーブーケを自分なりに毎月作ってショップを更新、連動してホームページとインスタグラムも更新するというのをやっていました。

真似事であってもやってみる。
これってすごく大事です。

たとえ月一のブーケ販売でもショップとしてネットに出した以上、実際に注文が入ったときにどう包んで配送するのか、来月はどんなブーケを提案するのか…
趣味の世界だけでは考えられなかった課題と向き合うことになります。

そうこうしてやっているとSNSで同じようにお花好きさんたちと繋がれて(これは本当にコロナの後押しが大きかった)、みんなの活動を見ていると「私もこんなのやってみようかな」と刺激をもらえて、そうして少しずつフォローの輪も広がっていきました。

顔出しは最初こわかった

こんな感じで、少しずつ「お花をやっている人」として新しく繋がった人たちに認識され始めた私ですが、次の大きな一歩は顔出しと実名で発信することだったと思います。

2021年ごろからはインスタグラムの個人アカウントは閉鎖して花アカウント一本でやっていました(複数のアカウントの管理が性に合わないため)。

ホームページも、だんだんとコンテンツを増やしたい、レイアウトを変えたいなどの欲が出てきたので自分でやるのは早々に諦め、エンジニアの夫に助けを乞うてWordpressでやってもらいました(ですのでこのホームページはワードプレスで作っています)。

余談ですが最初から一番身近な専門職に頼んでおけば良かったとしみじみ思いましたね。私がチマチマやるより彼に頼んだ方がよっぽど早かったです(笑)。

数年かけて、ほんの少しずつだけど確実に拡大してきた自分の表現の場。

今より一歩、世の中に”花をやっている人”として選ばれるには顔を出したほうが良い。

自分だって何かサービスに申し込むとき、その人のお顔がわかる方が安心する。

そうとはわかっているのにネットに顔出すの怖い昭和人(笑)。

モジモジとしていたのですがえいっとインスタグラムのプロフィール写真を変えてみたら、仲の良いフォロワーさん何人かからすごく良い反応をいただきました。

一度出しちゃえば全然平気になるんですよね、不思議(笑)。

また顔を出したことで自分の発信やサービス内容に責任が一層持てるので、勇気を出して良かったと思います。

お陰様で、今ではへっちゃらですw

ホームページは何度も何度も改訂しています
SNSも色々やってみました

こちらのホームページも褒めていただくことが今でこそ増えたのですが、レイアウトや中身はもう数えきれないぐらいに改訂を重ねています。

やっていく中でコンテンツを変えたい、イメージを変えたい、フォントを変えたい、こんな機能が欲しい…それこそ無数に出てきます。

ホームページの発信に関しては、最初から完璧なものなんて世に出せないということを身をもって体感してきたつもりです。

SNSも、今ではインスタグラムがメインですが旧ツイッターを頑張ってみた時期もあったし、Youtubeも撮ったことがあります。

限られた字数の世界で表現する難しさや、動画編集の骨が折れる大変さも知りました。

あとオンラインショップも実際に運用が始まってから、送料の設定や細々としたポイントからプラットフォームを変えたり、本当に色々やってます。

今も試行錯誤中です。

この辺りはやりながら、自分にフィットするものを探っていくしかないなぁと思います。

私の発信ヒストリー、書いてみると随分変遷を辿ってきたように思います(笑)。

この記事で一番伝えたいことは、前述もしましたが

“最初から完璧なものは世に出せない”

この一言です。

専門業者に頼んでお金をそれなりに払えば、アカウントやサイトは最初から質の高い箱ができます。

ですがそれを本当の意味で自分のものにして、心から自分のフィットするものにする、心地よい発信をする、これはトライアンドエラーでやってみることでしか得られないです。

私も2018年から気長にやってきた結果今の花息吹にようやく繋がりました。

さて、次回は私が思う世の中の発信の変化、発信をしていて訪れた変化について書こうと思います。

コラム『手作りのある暮らし』 次回更新1月29日(水)

コラム:手作りのある暮らし 花をはじめたきっかけ

手作りのある暮らし

2025年が始まり早半月が経ちました。
突然ですが暫くのあいだ毎週水曜日にこちらのブログ投稿欄にコラムを書いてみようと思います。

昨年から計画していたわけでも新年の目標立てにあったわけでも何でもなく、思いつきです(笑)

このコラムを通して手作りすることの楽しさや手作りすることで変わった暮らしの質みたいなものを皆さんにお伝えできればいいなと思います。

そして一人でも多くの方に「私も何か作ってみようかな」と思っていただけるといいなぁ…

そんな気持ちを胸に第一回、スタートです!

お花は生花から入りました

一回目の今週は、私が花を始めたきっかけについて書こうと思います。

お花は母がフラワーアレンジメントを習っていた時期があったのでなんとなく日常的に家にあるものとして育ってきたように思います。

可愛いな、綺麗だなとは思いながらも、習いたいとまで思わない。
そんな感じで20代後半まで過ごしていました。

習ってみようかなと思ったきっかけは上京して、久しぶりに会った大学時代の友だちがお花を習い始めたと聞いたこと。

その子はすでに結婚をしていて「料理は毎日嫌でも作るから、あえて習わなきゃやらないようなことしてみたくて」と面白可笑しく理由を話していたような記憶があります。

へぇ~お花かぁ。

考えたことなかったけど、独身で自分に使えるお金も時間も今はたっぷりあって、それを何か習い事に使ってみるのもいいかも!

そんな軽い気持ちで、まずは花屋さんのやっている月替わりのワークショップに参加しました。

やってみると普段触れない植物の香りや触感がすごく心地よく、また”休日にお花屋さんにいる私”というのも自己肯定感がくすぐられ、一歩、また一歩と引き込まれることに。

そんな中、私の花との付き合いでひとつのターニングポイントと思うのは自分の結婚式でした。

装花の話し合いが一番楽しかった

友だちに花と出会うきっかけをもらってから一年ほどして結婚することになったのですが、結婚式って衣装や音楽や色々プランナーさんと打ち合わせがあるじゃないですか。

私はその中で装花の打ち合わせがほんっとーに楽しく、もう、2時間が15分ぐらいで終わったようなそんな感覚を覚えました。

花雑誌「フローリスト」を毎月買って、こんなイメージにしたい!というものに付箋を貼ってお花屋さんとの打ち合わせ。
とてもとても楽しかったです。

自分の好きな世界観をお花で表現するって、楽しいなぁと思ったきっかけとなるライフイベントでした。

“ちゃんと”習いたいと思うように

式後はまた花屋さんのワークショップに参加していたのですが、ワークショップって一回完結と言いますか、単発をつなげている感じがしてきました。

特にそこのお花屋さんはとにかく褒めて褒めて、褒めまくってくれて。
それは大変心嬉しいことなのですけど、どこかでこう、もう一歩踏み込んで上達に向けた指導が欲しいと思うように。

今度はじっくり腰を据えて一人の先生から習ってみたいなと思うようになりました。

この時に生花のフラワースクールを調べていたら、たまたま何がきっかけかも今となってはわかりませんが、ドライフラワーのスクールも見つけたんです。

生花のスクールに体験を申し込むのと同時期にドライフラワースクールも何の気なしに体験を申し込んで、気が付いたら二つとも習っていました(笑)

生花はだいぶ気合を入れてスクール検索していたくせに、ドライフラワーは何で見つけたのかも、なんで体験に申し込んだのかも今思い返してもよくわからない…(^^;

ただ、体験で初めて制作を体験して素直に楽しいなと思い、一通りのコースの説明を聞き終わったその直後に「あ、来月からよろしくお願いします」ととてもナチュラルに流れに乗って言っていたのはよく覚えています。

そんなものですよね、きっかけってね(笑)

2年間、生花とドライと両方学びました

そういうわけで月に二つもお稽古に通っていた私。
今思うと子どもがいなくて共働きだったからこその贅沢でしたね~。

両方とも家から1時間以上かかる場所だったのですが休むことなく通い切ったのは、やっぱり楽しかったからだと思います。

結果的に生花とドライを並行して習っていましたが、どちらの特性も理解できたし生花のスキルがドライに応用出来たり、またその反対もあったりで並行して習えて良かったなと思います。

約2年間二つのスクールにお世話になり、両方ともを最後までやり切ったその年に関西に引っ越すことが決まりました。

実はドライフラワーは関西に戻ってからです

東京にいた頃に時折開催していたワークショップも、基本的には生花で開催していました。

ただね、生花は本当に大変。
(※ドライが楽という意味ではありません)

何せ仕入れに体力がとてもいります。

花市場が近くにあるならまだしも、離れたところに住んでいたらそれはもう、なかなか難しいというのが実情です。

レッスンの時に綺麗な状態であるお花を提供するだけではいけないんですよね。

生徒さんが家に持って帰ってから一番綺麗な開花時期を迎えるように開花時期を調整して仕入れたり、
当日の朝に市場に仕入れに行ってみて、出会った花勝負の面も大いにあります。

それらを含めて生花の先生ってお金をいただくに値する”スキル”です。

私は今の家と花市場の距離や子どもがいるということを考えると、生花でレッスンを提供して対価をいただくのはとてもじゃないけど自分にはできないなぁと。

そこで、ドライフラワー専門に絞ってやってみようと花息吹を立ち上げました。

生花もドライフラワーも、私にとっては同じく「楽しい趣味」でどちらも対等の”好き”の選択肢。

自分の生きる環境や状況に応じて今回はこっちでいってみようかなとカードを持ち替えたという感じです。

詰まるところ楽しいを続けてきただけ

花を始めたきっかけは”なんとなく”

花を続けたのは”楽しかったから”

今花をしているのは”好きだから”

上記書いたことをまとめてみるとこんな感じでしょうか(^^;

社会的に貢献したいとか、世間的にこういうことを実現したいとか…あまり大きなことは何もなく今に至ります。

こんな感じでゆるく起業した私ですが昨年7月にスタートしてから半年間で43名の方にお越しいただけたのは一重に『ご縁』。

そして自分側に一つ何かあるとすれば「発信」かなと思います。

そのあたりについてはまた来週に書いてみようと思います。

今日はこの辺で。

コラム『手作りのある暮らし』 次回更新1月22日(水)

お話し会「風の時代の子育て」由本雅則さん

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10月の花とほっこりスイーツの会では、後半のお茶タイムに特別ゲストをお招きしてお話し会を実施しました。
花息吹として初めての試みでしたがゲストスピーカーの方、ご参加いただいた皆さまのお陰で心温まるひとときを分かち合うことができました。

幸せアドバイザー由本雅則さん

今回のゲストスピーカーはどんな人かと言いますと…
元阪急百貨店マーケター/西宮阪急二代目店長
30代は懐かしい方多いんじゃないかな、エンジェルブルーやデイジーラバーズを流行らせた仕掛け人であり
また阪急百貨店のコトコト広場を立案された張本人
売り場面積を狭めてでもコミュニティ広場を作ることの重要性を、どの百貨店にも先駆けて日本で一番最初に実現された方です。

さらっと我が家に来てくれましたが本当にすごい方です(笑)

昨年定年を迎えられ、現在は個人で幸せアドバイザ―としてご活動なさっておられます。

私と由本さんとの出会いは地域の助産院の親子広場でした。

その親子広場は元歌のお兄さんが来ていたり、市の福祉課の方が来ていたり。
その中に由本さんもいらっしゃって、たまたま少しお話しさせていただいたという繋がりです。

お話しさせていただいたのはとても短い時間でしたが、その時に由本さんに背中を押してもらったのがきっかけで今このように子どもがいながら花仕事を始めるに至っています。

今月の花会では祖母・母・孫の三世代でお越しくださる方が偶然2組重なる日があり、せっかく世代を超えて人が集まるのだから是非由本さんにお話ししてもらおう!とお願いしてお越しいただいた次第です。

今までの子育て、これからの子育て

百貨店という場でマーケターとして長きにわたりママという生物、そして子育ての変遷を見つめ続けてきた由本さん。
今までの時代の子育て、そしてこれからの時代の子育てで必要とされるものの移り変わりや、子育てに限らず大きな時代のトレンドを生き抜く心構えなど多岐にわたりお話しいただきました。

お話し会の終盤は皆さん人生相談もちらほら。

由本さんからは温かくて心強いメッセージを皆さんにお届けしていただき、大変和やかな会となりました。

この会の企画者として、皆さんにお話をシェアしていただけるような安心安全な空気感のある場をつくれたことにホッとしています。

芸術が担う役目はこれからの時代大きい

由本さんのお話でもありましたが、時代が変わり、人が注目する価値がお金やテストの点数といった客観性のある数字から真逆の定量化できないものへと移ろいで行く昨今。
芸術はまさに主観的であり、多様で目には見えない心の深いところに訴えるものです。

アート、作品、自然の美しさ。
これらは今後ますます豊かな人生を送るのに重要になってくると思います。

自分ごとですが、そういった経験を私も娘にさせてやりたいなと思いましたし、私自身もレッスンを提供する身として精進していきたいなと思いました。

花息吹では、今後も他業種のスペシャリストをお招きしてお話し会を企画していきたいと考えています。
2025年は3つぐらいできるといいな…。

決まりましたらこのホームページはもちろん、SNSやLINEでもお知らせいたしますね。

はじめて商工会議所に行ってきました

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少し前のことですが5月。
思い切ってドキドキの商工会議所デビューをしてきました。

きっと私のようにお家で何かをしたいけれど、そういうときって誰に相談してどうすればいいんだろう。

商工会議所って名前は知っているけどいったいどんな相談に乗ってくれるのかな、自分なんかが行ってもいいものなのかなと思う方いらっしゃると思います。

そういった方々のお役に立てればと思い、はじめての商工会議所がどんな場所だったかお伝えします。

相談しようと思ったきっかけ

娘の夜泣きがだいぶ落ち着いてきて、夜通し寝てくれる日もちらほら出てきました。
卒乳もし、赤ちゃん育児から幼児育児へ足を踏み入れつつある今日この頃。

私の産後のホルモンバランスも落ち着いてきたのか、もう少し自分のことに時間を使いたい、もう一歩踏み込んで花息吹を運営したいという気持ちがむくむくと出てきました。

そう思ったときに、継続して相談に乗ってくれるパートナーが欲しい、そして今までやってきた感じで自分はSNSマーケティングで宣伝するより、地道にオフラインな活動で告知・集客したいなと、地域に根差した教室運営をしたいと思ったんです。

地域に根差すのであれば地域の商工会議所の門をたたいてみるのは一つヒントをもらえるかもしれない。

そんな流れで商工会議所が気になり始めました。

敷居が高い?!

とはいえ、商工会議所って私の中では中小企業向けのものであり、従業員がいるとか法人化しているとか、個人事業主でもある程度しっかり収益があるとか、あるいは実店舗がある商店が対象なのかな…

私のような家でお教室やりたいんです、まだ目立った収益もあげていませんというような段階の者が行ってもいいのだろうかと心配でした。

その時ふと思い出したんです。

昔友達がお酒の席で、ツイッターのつぶやき代行のビジネスやろうかと思って商工会議所に相談に行ったら止められたと。

その時はネタとして大笑いしていたのですが、今思い出して「あの相談を持って行けるなら私の相談も聞いてもらえるかもしれない」と思い直しました。

早速とりあえずでお問い合わせフォームからメールを送るとすぐに担当の方からお返事が。

大まかな相談内容を伝え、こんな私が行ってもいいのか聞いたところ、もちろんですよ、お子さんもつれてきてもらっていいですからねと優しさあふれるご連絡をいただきました。

こうして相談日時を決め、いざ伺うことになりました。

事業計画書で事前準備

相談までにGWを挟み時間があったので、その間に事業計画書をネットで検索しながら自分で書きだしました。

私、恥ずかしながら事業計画書を初めてちゃんと書きました。

今までノートにメモしたりしていましたが、はじめて第三者に見せるように、花息吹の存在意義を納得してもらえるように、を意識してしっかりフォームとして書きました。

これがすごく良くて、思うんですけどお金を払ってビジネススクールやブランディング・マーケティングスクールに行かなくても基本はすべてこの事業計画書をきちんと書き込めれば概ねOKだと思います。

あとはそれを継続的にブラッシュアップして書き直して、自分の行動と照らし合わせさえすればいいのではないか、もちろん、プロによるアドバイスはスクールに通えばもらえるし新たな視点に気づけることは醍醐味ですが、行かなくても基本は自分でできると思わされたのが事業計画書作成でした。

いざ相談へ

西宮市の商工会議所は建物も新しく、事務所もとてもきれいでした。

約束の時間に伺うと個別の相談室に通されて、そこで1時間ほど。
大変親身に相談に乗ってくださいました。

集客のこと、ターゲットのこと、売り出す強み、子育てしながらの今後の活動などなど。

ただ、この場でできる相談は大まかなところまでで、さらに一歩踏み込んでとなると商工会議所の会員になる必要があります。
無料の相談で今の私は満足でしたけど、またやっていく中でもうちょっと込み入った相談がしたいと思ったときは会員になろうと思います。

勇気を出して行って良かった!

問い合わせる前は「私なんかが…」でもじもじしていた私ですが、もっと早くに行けばよかったです(笑)

私の地区担当の方は本当に優しくて、とても親身に相談を聞いて下さいました。
そして子連れでも全然気にせずに行くことができました。

面談後には、話した内容のまとめをメールしてくださって、至れり尽くせり。
とても勉強になる機会でした。

今回相談したことをまずは一回やってみて、今年の振り返りではないですが年末ぐらいにまた行こうかなと思っています。

商工会議所は個人事業主じゃなくても、例えば今サラリーマンでこんなことをしてみたい(まだ何もやったことはない)でも、話を聞いて下さいます。

担当の方曰く、「この地域に住む皆さまがお客様です。商業活動をしている人だけでなくしたい、してみたい方なら皆さん来てもらえます。」とおっしゃっていました。

もし何かやりたい、でもどうすれば!という方は是非行ってみてください。

この記事が、誰かのお役に立ちますように。

長いお休みを取っていました

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出産に伴い、今年のはじめから暫く活動を休んでおりましたが活動再開に向けて動き出したことをご報告させていただきます。

妊娠がわかったのは昨年末。

お正月が終わったあたりから徐々につわりの症状が出てきたことに加え、初めての妊娠で自分の気持ちが完全にそちらへ持っていかれてしまったことで制作に注ぐエネルギーと集中力がなかなかに足りず、思い切って休むことにしました。

その間にブランド名を変更したり、少しずつホームページをリニューアルしたりはしたのですが、ドライフラワー制作からは完全に一歩引いた日々。

つわりが落ち着いてからの春先には自分用に制作を楽しんだりはしていたのですが、梅雨に入ると今度は湿度でそもそもドライフラワーの制作が難しくなりました。

それからは真夏の出産まで新たな作品作りはストップしていました。

(代わりといっては何ですが、その間に長年苦手意識を持ち続けていたミシンを遂に始めました!お洋服を作る面白さを知れたのは大きかったです。このブログとインスタでも紹介できる腕前にいつかなるといいのですが…。)

出産前は今まで自分が出向いたことがない場所やイベントに出かけ、そこではじめましての素敵な方々と出会い、お話しさせていただき、そうした中で私自身の価値観が変化し、知りえなかった情報に触れることができました。

このモラトリアムのような期間が今思うと私の人生を豊かにするうえでとても大切で貴重な時間だったと思っています。

そして出産を経たことは、全く想像もしなかった新たな自分と出会うことになりました。

誕生したのは赤ちゃんだけでなく、親としての新たな自分もまたこの世に産まれてきたわけです。

今、産後2カ月経とうという頃。

育休中の主人と手分けして、一日一時間、お互いが”自分時間”を持てるようにやりくりしています。

この自分時間制度がとてもよくて、すごく頭の中がスッキリするんです。

正直1時間なんてあっという間すぎるのですが2時間だとだらけてしまう、1時間だからこそ集中して進められる、そんな感じです(その時間にこうしてブログを書いています)。

自分を取り戻す時間でもあるこの自分時間で、それまで赤ちゃんに100%の意識が向いていたのがちょっとずつ自分のことにも向けられるようになってきて、そうこうしているうちにまた発信していきたい、活動していきたいと思うようになりました。

私は、作るのが好き、作るの好きさんと繋がりたいし、そういう場を提供したい

そして自分の作るもので喜んでもらいたい

その気持ちを再認識した次第です。

そういうわけでしてこれからまた、少しずつ一から組み立てていく形にはなりますが徐々に制作活動を戻していきたいと思います。

近日中にワークショップのお知らせもありますので、新米ママの奮闘っぷりを温かい目で見守っていてください^^

2023 春の変化 ショップ名変更のこと

-春 –

そろそろ入学式の季節です。

今年はやっとマスクフリーの世の中に戻ってくれるのかと思うと、やれやれな気分。

コロナの3年、振り返ると長かった。

3年以上前にどんな生活を送っていたのかもはや記憶もおぼろげになってきたりもしています。

そのぐらい生活が一変したということですね。

そして今年、我が家はさらに変化の年になりそうです。

ブランド名を変えました

変化の一つ目。

2019年から使っていたHanarapieというこちらのサイト、ネットショップ、SNSアカウント名をこの度「花息吹(はないぶき)」に改名しました。

最初は生花から入ったというのもあり、どちらかというと西洋の感覚や美しさの花を制作活動の中心にしていたのでカタカナ名にしていたのですが、ドライフラワーに転身してから日本の和の静かな美しさとか控えめな表現美をすごく考えるようになりました。

そうしていく中でカタカナ名と自分の作風に乖離があるような気がしてきたこと、また初めて出会う方にSNSアカウントの紹介をする際「ハナラ…ピエで読み方あってる?」と聞かれる機会も多く
みんなに慣れ親しまれやすい和名に変えようと決めました。

花息吹はドライになってもなお生き生きとした花の生命(呼吸、息吹)を感じてもらえるような作品をお届けしたいという思いから付けた名です。

私は手作りが大好き、手作りすることの楽しさを皆さんと共有したいという気持ちからロゴデザインも手書き風にこだわりました。

新しい名前とともにこの春再出発です。

とはいえ…3年間色んなところで旧名を登録しているので変更手続きはそこそこ手間がかかってます(汗)

地道にちょっとずつ変更していくしかないな~と事務作業を隙間時間でやる日々です。

我が家に新メンバーが加わります

そしてもう一つの変化。

5年間夫と二人チームの我が家でしたが今年の夏に新たにメンバーが加わってくれることになりました。

私たちはもちろんのこと、両家にとって初孫となるのでみんな大喜びの大歓迎で待ち構えております。

あなたはみんなから望まれて歓迎されて生まれてきた子なんだよということを、大人になっても伝え続けられる母でありたいなと思います。

そんな事情で、今年は母の日を最後に花息吹としてのオリジナル制作はストップすることにしました。

花材置き場にしている部屋がもともと子供部屋になる予定だったので、安心安全なように片付けなくてはなりません。

あの資材たちをどうやって仕舞おうか頭を悩ませているところです(汗)

あぁ…部屋の模様替え、結構骨折れる…。

制作ができない期間は先述した事務作業をちまちまちまと進めたり、お花のレッスンを受けてインプットの期間にしようと思います。

あと完全趣味の範疇ですがミシンの方もぼちぼち頑張ろうと思います。

変化を楽しめますように

妊娠した当初はつわりなのか何もやる気や興味が起きなくなってしまい、これまで好きだったことにも関心がなくなってしまった数カ月を過ごしていました。

そして何かを考えるということが猛烈に面倒臭く、ひたすら眠りこける日々。

せっかくここまでお花を習い、自分でも色々トライしてきたのにこのまま興味が消え去ってしまったらどうしようと不安に思いながら過ごしていました。

でも、周りの友達がお子さんが1歳になったのを機に、幼稚園入園を機に、とそれぞれのタイミングでまた何かを習い出したり外の世界に出て行っているのを今までたくさん見ていたので、きっと自分にもそういうタイミングが来るのだろうと割り切ることにしていました。

少し身体が元気になってきて、友達に「気持ちが持っていかれてしまってなかなか発信もできなくてね~」とLINEで話したら「それでいいと思うんだ~」と一言。

そうか、そんなものなのか。それでいいのか。

それからというもの、ここ数カ月は気の向くままに自分のペースでインスタあげたりBlog書いたりしています。

どうしても、初めてのことにわからないことだらけで調べごとをしていたら制作に回すエネルギーがなくなり、随分発信が疎かになることも…。

それもまぁいいか、しばらくは。

子どもを通して新たに広がる世界や人との繋がりがこれからきっとある。または自分が全く興味なかった分野を子どもが広げてくれるかもしれない。

そういうものを楽しもう。

そしてまた教室再開など「やるぞー!」となったときに休養期間で見たこと・感じたことを作品に反映させていけたらいいなぁと思います。

因みに主人は育休を4カ月ちょっと取ってくれることになりました。

多分世間的には長い方。

どちらかというとベンチャー気質の会社なのですが、男性の先輩方が堂々と彼よりさらに長い期間取ってくれていたお陰もあり希望通りに申請が通りました。

前例を作ってくれていた先輩方にも、承認してくれた会社にも、そして日々信頼を蓄積しておいてくれた主人にも感謝です。

育休期間中は、もちろん育児に家事にと手分けしてやること沢山ですが、その一方で私が昨年5月末に退職して平日に街中を散策したり、平日しか空いていないお店に行って店主さんと仲良くなったり、平日開催のお稽古に行って新しい人と出会ったり…そうすることで今まで知りえなかった情報と出会え、交流関係が広がり、世界がググっと広がり人生が豊になったように、彼にもそういう出会いや時間が訪れればいいなぁと思います。

収入だけ見るとそりゃあ減額期間にはなるのですが、それでも長い人生でそういうまとまった期間が男性にもあった方がいい、逆に今しかまとまった休みを取れてお給料のいくらかもらえる期間ないよーと思っています。

人生100年時代、日本が男性にも女性にも生きやすい社会になるといいなぁと心から願ってます。

きっと来年の春はみんなマスク取ってるし、色んな日常が変化してるし、我が家の生活も一変している。

どんなところに自分がいるのかわかりませんが、色んな変化を受け入れながらまた新しい形の花息吹を育てていければいいなと思います。

しばらく気ままな活動となってしまいますが、よかったらこれからも新・花息吹にお付き合いください^^

久しぶりのBlog更新

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ゴールデンウィークに入りましたが皆さんどのようにお過ごしでしょうか?
2月以来、久しぶりのBlog更新となりました。

ここ2ヶ月、スローペースながらもお花仕事の土台作りをしていたり、家の冠婚葬祭があったり、和気あいあいとワークショップを開いたりして過ごしています。

 

企業の一員としてのキャリアにしおりを挟みます

栞(しおり)を挟む・・・
三省堂の本社建替えに伴う広告をニュースで見たとき「なんて洒落た表現かしら」と使ってみたくて(笑)

私なりにスキルアップを目指しトライアンドエラーを重ねてきた会社員としてのキャリアですが、5月末をもって一旦休むことにしました。

次どうするの?何するの?とよく聞かれるのですが、特に何も決まっていないです。

しばらく静かな時間を過ごしてみようと思います。

よく決断したね~ともよく言われますが、大きな覚悟を要したわけでもなく、反対に、無理なく今なら辞めれるなと感じたのですんなりでした。

 

「自分で決める」ということは私は15歳の高校受験頃から真剣にやってきたと思います。

多くの人が経験する進路、就職、転職、恋愛、結婚。

経験を積むと自分が何かを決めるときの思考の癖やお決まりのパターンというのも出てきます。

私の場合はだいたい悩んで悩んで最後はある日(必ず夜ベッドに入ったとき)直感でふと降りてくるか、最初から「すごくいい感じする!」とふわ~っとその流れに乗っているか。

今回は前者のパターンで、あぁこの感じはもう経験から言って変に抗わない方がいい。ということで素直に従いました。

 

またね、企業に戻りたくなったら戻ったらいい。

一回サラリーマンを辞めたらもう一生戻れない世の中でもないんだし。

 

今後の作風はドライフラワーとアレンジメント中心で

拠点が変わり、仕入れの制限やその中で自分にできること、家の雰囲気などを踏まえてここ数ヶ月、今後何を作って生きていくかを考えていました。

そうして出した答えが、昨年までのブーケ中心からこれからはアレンジメントやドライフラワーをメインに制作していこうということ。

インスタグラムにアップするのも生のお花よりドライフラワーが多くなるかと思いますが、見てくださる方の心がふわっと柔らかく癒やされるような作品を作れるよう心を込めて丁寧に作っていこうと思います。

作品をプレゼントできるようにfor you タグを作りたいなぁとか、関西で写真を撮ってくれるフォトグラファーさん探したいなぁとかやりたいことも色々あって。

おすすめの人がいたら教えてください~!

お花が変わっても、Hanarapieをこれからもどうぞよろしくお願いします。

引っ越し完了!さぁて、これから

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昨年末に無事に引っ越しを終え、故郷である兵庫県に戻ってまいりました。

引越し日が年末の大寒波。

凍える寒さの中、走りきったのもきっと人生のいい思い出になるのだろうと思います。

帰郷してすぐは、夫婦ともども逆カルチャーショックのような状態に(笑)

一番面白かったのが「店員さんや業者さん、よく喋るよね」と。笑

東京を出るときの引っ越し業者さんは黙々と作業されていたのに対し、搬入時の関西の業者さんはめっちゃ会話してくる(笑)

ちょいちょい小ネタも挟んでくれる(笑)

生協のお姉さんも、エアコン取り付けるおじさんも、歯医者さんのお姉さんも。

ぜんっぜんいいんだけど(むしろwelcome)、多分きっとこういうところ、関西生まれ関西育ちでなかったら慣れるの大変なのかなぁとふと思いました。

 

散歩三昧の土日祝

こちらに来てからはほぼ毎週、夫婦で散歩に出かけています。

山があって川があって海があって街もある。

文化建築もところどころにあるこの環境がやはり大好きです。

夫に至ってはバードウォッチングのために双眼鏡を買ったり、お散歩動画を撮り始めてinsta360を購入しました。

GoProよりも小型でとっても軽いんです。(油断するとなくしちゃいそうなぐらい小型です)

ただ、あんまり日本語サポートが充実していない気がします。
商品発送もシンガポールからいつ届くのか不明で不安だったり…。
お手頃な値段で軽いうえに画質もすごく良いのでおすすめなのですが、サポートが手厚いのはGoProかもしれないな~と思いました。

これから桜のシーズンがやってきたらinsta360を持って名所巡りをしようと思います。

 

お花とお家と私のこれから

ある程度家の整理も落ちつてきた今日このごろ。

生活環境は整ったので、あとはお気に入りの物を集めて飾って…家中に好きを集めて、心地よい空間にしたいと思います。

でもそれって、案外に時間がかかるのですよね。

気長に時間をかけて集めていかないと。

 

「今度の家では自分の家に合うお花をまずやろう」

引越し前から密かに心に決めていたことです。

洋館の玄関に似合う花と、山小屋ロッジに似合うお花。

それぞれなんとなく皆さんイメージがあると思います。

憧れるテイストや作風をたくさん東京で試してこれたからこそ

背伸びしない、私らしいお花との付き合い方をしていきたいのです。

それが徐々に掴めてきたら…

やっぱりお家に人をお招きしてワークショップやりたい!

まだ実現するのは少し先になりそうですが、今年中に何かひとつでも形にできるように、少しずつ進めていきたいと思います。

 

今年の春は

暫くBlogをお休みしたりインスタ投稿もスローだったのですが、おかげさまで発信したい欲が溜まっています(笑)

時間を作って書く!

うぅ…頑張れるかな。汗

ホームページのコンセプトやプロフィールも刷新したいと言いながら、下書きBoxに入った状態で止まっており…(汗)

できることからコツコツと。

一方で散歩もしたいし春のお花も楽しみたい。

忙しい春になりそうです。

兵庫県西宮市へ引っ越します

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気づけば2021年も終わりに近づいてきました。

毎年、今年のはじめに想像していた年末を迎えられているかなと自問自答するこの季節。
ここ数年は年始では想像もしていなかった年末に到達していることが多くなりました。

別に大きな決断を下したわけでも選択に差し迫られたわけでもないのですが、少しずつすこーしずつハンドルを調整していく人生と、
ハンドルを自分以外のなにかに預けっぱなしの人生ではやはり何かが違うなと実感しています。

 

住みたい場所に住む

タイトル通り、今年の集大成は引っ越しとなりました。
東京から関西へ拠点を移します。

もともと夫婦揃って関西出身なので、いつかは帰ろうねなんて結婚前から話していたのです。
その”いつか”はもっとずっと先のはずだったのですが、コロナ禍で出勤の必要性がなくなったものだから計画が変わりました。

会社に行かずして仕事ができる様になった今、果たして東京に住み続ける必要があるのかな。

東京の街は面白くて活気があり、色んな人と出会えるところが魅力的。

特に人。
例えばこういうことをやってみたいとか、こんなことに興味があるとか。
地方じゃそれを分かち合える仲間がなかなか集まらなくても東京なら絶対集まる。
どんなニッチな趣味でも夢でも誰かしらとリアルで繋がれる、そんな風に感じました。

人がいるから新しい事業ができ、活性化されて新しい価値が生み出されている、それが私の感じた東京の一番の良さです。

さて、そんな利点と古巣の関西に戻ること、それらを天秤にかけたときどうでしょう。

「ネットでも繋がろうと思えば繋がれる」…
そう、そうなんですよ。
リアルはもちろん大事、だけどご縁って昔と違ってリアルがなくなったら途切れるわけでは決して無いのですよね。

自然と都会のちょうど間。
そんな場所にゆっくり住もうよ、来たいときはいつでも新幹線乗って来ればいいじゃない。

そんな判断をして西へ帰ることに舵を切りました。

北野坂から見た神戸市内の夜景

 

家を見つけるまで

最初に話しが出たのは今年の夏。
方向が決まればエリアについて相談です。
夫の実家が大阪で私が神戸なので、中間のエリアかつ大きな公園や河川敷などがあり、ほどよく自然が感じられる場所。
そうなると自ずと候補地エリアは絞られてくるわけで。

あとは予算との兼ね合い。
住宅検索アプリから申込みをして合計6社ぐらいから電話がかかってきました。
その中で第一印象がよく親身に相談に乗ってくれた不動産屋さんにお願いすることに。

それからマンションにするか戸建てにするか問題。
数年前から話題の中古マンションを買ってリノベーションするのとか、すごく憧れていたので無料セミナーにも参加したんですよね。
そこで痛感したこと…
リノベはこんな家にしたいという明確な希望がないと何も進まない(泣)。

例えばお料理が好きだからホームパーティーできるような大きなダイニングキッチンにしたいとか。
アウトドアが好きでグッズを置ける土間リビングにしたいとか。

たいしてこだわりがない私たち…笑
住みやすくてきれいであればOK程度じゃリノベーションは難しかったです。トホホ

そんなこんなで普通に物件を紹介してもらい、なんとなく気になった一つをオンライン内覧させてもらいました。

結局この物件に決めたのでファーストインプレッションって大事だなぁと思います。

 

商売は人だと思ったこと

今回の引っ越しでお世話になった不動産屋さん。
第一印象の電話応対もすごく感じが良かったのですが、その後そもそも家を決めるってどんな流れでどう進むの?というごく初歩的なところを教えて欲しいとお願いしたら快く時間を取って教えてくれました。

東京から家を探していると聞くと大抵の不動産屋さんは契約可能性の低いお客と判断するのか、そこまで親身になってくれる感じでもなかたのですが、この営業さんは終始丁寧に対応してくれました。

zoomしたことがないから社内で練習してみますと言われたときは「今どき?!」とびっくりしたし、会議中にドキュメントの共有方法がわからないと手書きの資料を別途送ってこられたりもしたのですが、その資料には私たちが聞きたかったことの要点を突いてわかりやすくまとめてくださってました。
オンライン内覧も初めてなので後輩と練習してきました!と言いながらも不備なくしっかり対応してくれました。

小さな地域特化型の不動産屋さんだったからオンラインに慣れてなかったのかな。
別でコンタクトしていた大手の不動産屋さんでは自社アプリがあり、チャット方式で質問してくださいというところもあったので対象的でした。

だけどそこで夫と話したこと、
ネットに強いかどうかなんて重要では全然ない。

お客さんが知りたい情報をきちんと伝えてくれること、誠実に対応してくれること。
大きな買い物であれば尚更、払う人の気持ちを尊重してくれること。

どれだけインターネット化が進んでも商売って人が一番大事で、私たち消費者は意外とシビアな目でそういうところ見ているんだなと自分の経験から思いました。

 

2022年に乞うご期待

さて、前置き長くなりましたがいよいよもうすぐ引っ越します。

家が決まってからHanarapieとして自分がどんな活動をしていきたいかをすごく明確にイメージできるようになってきました。
こんな雰囲気でこういう方たちに向けて自宅でお教室やってみようとか、こんなコンセプトを打ち出してみようとか。

拠点が変わってますますお花とのお付き合いが深いものになったらいいななんて思ってます。

これからは関西おすすめショップの情報発信もこちらのサイトでしていきますので楽しみにしていてくださいね。

それでは少し早いですが、この投稿が年内最後のBlogです。
次回は西宮からお届けします♪

皆さま良いクリスマスと年末年始をお過ごしくださいませ。