コラム:手作りのある暮らし 花をはじめたきっかけ

2025年が始まり早半月が経ちました。
突然ですが暫くのあいだ毎週水曜日にこちらのブログ投稿欄にコラムを書いてみようと思います。

昨年から計画していたわけでも新年の目標立てにあったわけでも何でもなく、思いつきです(笑)

このコラムを通して手作りすることの楽しさや手作りすることで変わった暮らしの質みたいなものを皆さんにお伝えできればいいなと思います。

そして一人でも多くの方に「私も何か作ってみようかな」と思っていただけるといいなぁ…

そんな気持ちを胸に第一回、スタートです!

お花は生花から入りました

一回目の今週は、私が花を始めたきっかけについて書こうと思います。

お花は母がフラワーアレンジメントを習っていた時期があったのでなんとなく日常的に家にあるものとして育ってきたように思います。

可愛いな、綺麗だなとは思いながらも、習いたいとまで思わない。
そんな感じで20代後半まで過ごしていました。

習ってみようかなと思ったきっかけは上京して、久しぶりに会った大学時代の友だちがお花を習い始めたと聞いたこと。

その子はすでに結婚をしていて「料理は毎日嫌でも作るから、あえて習わなきゃやらないようなことしてみたくて」と面白可笑しく理由を話していたような記憶があります。

へぇ~お花かぁ。

考えたことなかったけど、独身で自分に使えるお金も時間も今はたっぷりあって、それを何か習い事に使ってみるのもいいかも!

そんな軽い気持ちで、まずは花屋さんのやっている月替わりのワークショップに参加しました。

やってみると普段触れない植物の香りや触感がすごく心地よく、また”休日にお花屋さんにいる私”というのも自己肯定感がくすぐられ、一歩、また一歩と引き込まれることに。

そんな中、私の花との付き合いでひとつのターニングポイントと思うのは自分の結婚式でした。

装花の話し合いが一番楽しかった

友だちに花と出会うきっかけをもらってから一年ほどして結婚することになったのですが、結婚式って衣装や音楽や色々プランナーさんと打ち合わせがあるじゃないですか。

私はその中で装花の打ち合わせがほんっとーに楽しく、もう、2時間が15分ぐらいで終わったようなそんな感覚を覚えました。

花雑誌「フローリスト」を毎月買って、こんなイメージにしたい!というものに付箋を貼ってお花屋さんとの打ち合わせ。
とてもとても楽しかったです。

自分の好きな世界観をお花で表現するって、楽しいなぁと思ったきっかけとなるライフイベントでした。

“ちゃんと”習いたいと思うように

式後はまた花屋さんのワークショップに参加していたのですが、ワークショップって一回完結と言いますか、単発をつなげている感じがしてきました。

特にそこのお花屋さんはとにかく褒めて褒めて、褒めまくってくれて。
それは大変心嬉しいことなのですけど、どこかでこう、もう一歩踏み込んで上達に向けた指導が欲しいと思うように。

今度はじっくり腰を据えて一人の先生から習ってみたいなと思うようになりました。

この時に生花のフラワースクールを調べていたら、たまたま何がきっかけかも今となってはわかりませんが、ドライフラワーのスクールも見つけたんです。

生花のスクールに体験を申し込むのと同時期にドライフラワースクールも何の気なしに体験を申し込んで、気が付いたら二つとも習っていました(笑)

生花はだいぶ気合を入れてスクール検索していたくせに、ドライフラワーは何で見つけたのかも、なんで体験に申し込んだのかも今思い返してもよくわからない…(^^;

ただ、体験で初めて制作を体験して素直に楽しいなと思い、一通りのコースの説明を聞き終わったその直後に「あ、来月からよろしくお願いします」ととてもナチュラルに流れに乗って言っていたのはよく覚えています。

そんなものですよね、きっかけってね(笑)

2年間、生花とドライと両方学びました

そういうわけで月に二つもお稽古に通っていた私。
今思うと子どもがいなくて共働きだったからこその贅沢でしたね~。

両方とも家から1時間以上かかる場所だったのですが休むことなく通い切ったのは、やっぱり楽しかったからだと思います。

結果的に生花とドライを並行して習っていましたが、どちらの特性も理解できたし生花のスキルがドライに応用出来たり、またその反対もあったりで並行して習えて良かったなと思います。

約2年間二つのスクールにお世話になり、両方ともを最後までやり切ったその年に関西に引っ越すことが決まりました。

実はドライフラワーは関西に戻ってからです

東京にいた頃に時折開催していたワークショップも、基本的には生花で開催していました。

ただね、生花は本当に大変。
(※ドライが楽という意味ではありません)

何せ仕入れに体力がとてもいります。

花市場が近くにあるならまだしも、離れたところに住んでいたらそれはもう、なかなか難しいというのが実情です。

レッスンの時に綺麗な状態であるお花を提供するだけではいけないんですよね。

生徒さんが家に持って帰ってから一番綺麗な開花時期を迎えるように開花時期を調整して仕入れたり、
当日の朝に市場に仕入れに行ってみて、出会った花勝負の面も大いにあります。

それらを含めて生花の先生ってお金をいただくに値する”スキル”です。

私は今の家と花市場の距離や子どもがいるということを考えると、生花でレッスンを提供して対価をいただくのはとてもじゃないけど自分にはできないなぁと。

そこで、ドライフラワー専門に絞ってやってみようと花息吹を立ち上げました。

生花もドライフラワーも、私にとっては同じく「楽しい趣味」でどちらも対等の”好き”の選択肢。

自分の生きる環境や状況に応じて今回はこっちでいってみようかなとカードを持ち替えたという感じです。

詰まるところ楽しいを続けてきただけ

花を始めたきっかけは”なんとなく”

花を続けたのは”楽しかったから”

今花をしているのは”好きだから”

上記書いたことをまとめてみるとこんな感じでしょうか(^^;

社会的に貢献したいとか、世間的にこういうことを実現したいとか…あまり大きなことは何もなく今に至ります。

こんな感じでゆるく起業した私ですが昨年7月にスタートしてから半年間で43名の方にお越しいただけたのは一重に『ご縁』。

そして自分側に一つ何かあるとすれば「発信」かなと思います。

そのあたりについてはまた来週に書いてみようと思います。

今日はこの辺で。

コラム『手作りのある暮らし』 次回更新1月22日(水)

しめ縄ワークショップ開催しました

昨年からリクエストいただくことが多かったしめ縄のワークショップ。

ご要望をお聞きしながらも、自分も作ったことがない、経験がない…こんな私が開催してもいいものか…もっと他にベテランの方々がされているし…と、今年も見送るつもりでいました(^^;

ところがある日、以前から知り合いの近所でヨガ教室をされている先生に、気さくに「うちでやってよ~!」とお声がけいただき
私もその先生の波長というか感性がすごく好きだったので、なんとなく「じゃあやってみましょっか」と二つ返事で企画が動き出したのです(笑)。

物事が動くときってこういう何気ないきっかけとなぜかふわっと気が付いたらやることになっていた、という感じではないでしょうか。

まさに今回そんな感じで、バタバタと急に動き始めたしめ縄ワークショップ。
お陰様で2日間、両日満員御礼となり無事に終了することができたことをご報告させていただきます。

みんなでやってみましょう企画

冒頭でお伝えした通り、開催者として私も経験がなかったしめ縄作り。
今年は材料費だけいただいて、教えるというのではなくみんなでやってみよう企画で募集させていただきました。

それでも良いよと集まってくださった皆様、私の拙い説明や緊張で早口な座学にも心温かくお付き合いいただき大変ありがとうございました。

初日はお子様連れがメインで大人5名、お子さんも5名。
わいわいと賑やかな雰囲気で可愛く楽しくばたばたとあっという間の一日でした。
この日は木の家ヨガさんのご自宅で出張ワークショップをさせていただきました。

二日目は大人4名に小学校高学年のお子さんと。
こちらは和やかにのんびりゆっくりとお喋りしながらな一日でした。
小学生のお子さんがすごーく上手でまぁびっくり!
作るのが好きとおっしゃっていて、好きこそものの上手なれってこのことね~と横からほほえましく見させていただいていました。

どちらの日も、本当に本当にあっという間で楽しかったです!

勉強した日本のこと

初めてなのでみんなでやってみましょうと言いながら、準備を始めると色々なことが気になってしまい夜な夜な勉強をしていました。

しめ縄に限らず正月飾りの意味、縄の形の意味、地域差、花材の意味、縁起、願い…

さらには古事記、世界の歴史、日本人の精神論、日本語や日本特有の挨拶から見る考え方などなど。

花飾りから「文化」を学び、すごく為になりました。

参加者さんにも調べたことでシェアしたいこと、伝えたいことがたくさんあって、私のワークショップでは珍しく最初にかなり長い説明の時間をいただきました。

知らなくてもお洒落なしめ飾りってきっと楽しく制作していただけると思うのですが、せっかくだから各花材の意味を知り、2025年への願いを込めて制作していただけたら。

そんな熱い思いが伝わりましたでしょうか?!(笑)

皆さんにとっても初耳なことが共有できていたら幸せです。

来年もやります!

やったことないしできるかなと不安だったしめ縄ですが、いざやってみるとまず、何よりも自分が楽しい。

そして後日皆さんの感想をお聞きして、これは是非来以降もっともっと内容を洗練して開催を続けていきたいなと思いました。
何より、日本の文化をこの機にお伝えしていきたい、そんな想いもあります。

今年ご参加いただきました皆様、沢山たくさんフォローしていただき本当に有り難うございました。

最後になりますが、声をかけてくださった木の家ヨガさんのリンクも貼っておきます。
訪れた人が全員「ここは本当に居心地の良い家」と言う、素敵な素敵なヨガハウスです。

2024年最後の花仕事を参加してくださったみなさんのおかげで、温かい気持ちで終えられて心より感謝しています。

初開催のしめ縄ワークショップ、どうも有り難うございました!

12月のドライフラワーレッスン

年の瀬が近づき慌ただしくなる時期にもかかわらず、今月も皆さまレッスンにお越しいただき有り難うございました。
はじめましての方、クリスマスワークショップに引き続いて連続で来てくださった方、プレゼント用にと制作された方…
皆さまと楽しい花時間を過ごさせていただき今年最後のレッスン、とても楽しかったです。

クリスマスを意識したヒバのテーブルアレンジメント

12月の小さな花飾りは置き型としても壁掛けとしても飾っていただけるアレンジメントをご提案しました。
うちでは壁掛けとして飾っていますが、お作りになられた方々は置きアレンジとしてご検討いただくことが多かったように思います。
どちらでも、お好きなようにお飾りください^^

ヒバや野ばらの赤い実が入ったいかにもクリスマスらしい作品のレッスンをさせていただきました。

大作のタペストリーも完成!!

何度も通ってくださっている方が今年一番の大作である冬のイベントタペストリーを見事にお作り下さいました。
花材を入れる向きが一方方向だけではないので作るのはなかなか大変だったと思います。
しかしその分完成した時の達成感は倍増。
大きな作品を最後まで丁寧にお作りいただきありがとうございました。

米粉スイーツはクリスマス仕様に

今月のスイーツは米粉生地のスポンジにお豆腐クリームでヘルシーなクリスマスケーキをご用意させていただきました。
抹茶バージョンだった方、ココアバージョンだった方、どちらに当たるかは来てからのお楽しみ。
ヘルシーだけどお腹いっぱいになるスイーツでした。

2025年、さらに美しい作品をご提案できるように

今年はマンスリーレッスンという形で9月から開始して、毎月途切れることなく皆様にお越しいただいたこと、12月最後までやり切れたことを本当に感謝しております。
まだまだ拙いところがあり、来年はもっと、もっと
うっとりしてもらえるような…心が軽くなるような、そんなお花の作品をご提案できるように邁進したいと思います。

本年は残すところしめ縄ワークショップのみとなりました。
こちらは完全に初めて企画。
かなりドキドキソワソワしています(^^;

ご参加いただける皆さま、当日はどうぞよろしくお願いします。