月桃の実とシンカルファをメインに、小さな冬のリースを作りました。
直径15cmの小さなリース。
小さければ簡単にすぐできるかというと全くそんなことはなくて、小さいが故にバランスが難しく時間もかかります。
このサイズのリースを作るのは久しぶりだったので手を動かしながら感覚を懐かしんでいました。
キッチンや廊下、洗面所やお手洗いなど飾る場所を選ばないサイズ感と色合いのリースが完成しました。
こちらのリースはOnline storeにて販売中です。是非ご覧くださいませ。
2023年のクリスマスワークショップ、無事に終了いたしました。
ご参加いただいた皆さま、素敵な時間をご一緒させていただきありがとうございました。
クリスマスツリーのベースとなるグリーンの花材。
こちらは皆さん共通のものをご用意させていただきました。
ヒムロ杉、万年杉、グレイオウル、アナベル、スプレーブロニア
これらを使ってまずはグリーンの土台を作ります。
同じ花材だからといって同じような仕上がりになるのかというと、全くそんなことなく…
花材を入れるスピードやテンポ、大胆にいく人もいれば慎重派さんも。
鋭角なツリーになる方もいればコロンとした丸いツリーにする方も。
この時点ですでに個性が出ていてとても面白いのです。
ベースが仕上がったらご用意させていただいた花材の中からお好きなものを選んで差し入れていただきます。
家から花材を持っていくときに、これはあまり出ないだろうけど念のため、と持ってきたものが意外と人気だったり
反対にこれぞイチ押し!という花材はほとんど使われなかったり。
皆さんが何を選ぶか、何色を選ぶかを生で見させていただいたことはとても勉強になりました。
普段一人で作っていると、人がどんなものに惹かれてどんな色を好むのかって見えなくなったりするものです。
自分の感性も大切ですが、時にはこうして「みんなが欲しがるもの」を目の当たりにすることはとても良い機会でした。
また、私だけだと思いもつかなかった花合わせを皆さんどんどんされていく。
え!その組み合わせいいじゃん!!というのが何度も何度もありました。
ひとつとして同じ組み合わせをする方はいらっしゃらず、本当に楽しい時間でした。
完成した作品は参加者の方々のオリジナル作品。
世界でたった一つの作品です。
みなさん気に入っていただけたようで、後日玄関に飾りました!気に入って何度も見に行ってしまいますなど嬉しいお声をいただきました。
自分で選んで作ったからこそ、愛着や思い入れは強くなるものです。
手作りを通して季節のイベントをより楽しんでいただけるお手伝いをこれからもしていきたいと強く思わされたワークショップでした。
改めまして、参加いただいた皆さま、そして場所を貸してくださったホウノキさん、どうもありがとうございました。
次回のワークショップは年明けの1月中旬を予定しております。
寒い時期らしい白を基調としたお花でアナ雪の世界観を表現できればと考えております。
是非、お気になる方はお気軽にお問い合わせください。
昨日今日と暖かい日が続いていましたが今晩から真冬の寒さになるそうですね。
気温の乱高下が激しい今年の秋。
そんな中でも落ち着いて季節を感じていただけるよう実物をふんだんに使用したアレンジメントをお届けしました。
さて、こちらのアレンジメント、実物を全部で何種類使用しているでしょうか?
唐辛子
ローズヒップ
月桃の実
ヘクソカズラ
ユーカリ
野ばらの実
全部で6種類使用しています。
なるべく自然に還る素材を使うとういのが花息吹の裏の目標でもありまして、土台には白樺の枝を使用しワイヤーなどは極力最低限度で使用しています。
全長50cmと長いアレンジメントはセクションを3つに区切り、それぞれで違った風景を楽しんでいただけるように意識しました。
季節を感じるアレンジメントは完成を目にした時だけでなく、制作している過程もとても楽しいです。
こちらは私もお世話になっている近所のパン教室へお届けいたしました。
こちらのパン教室、我が家よりさらに坂の上にあって夏なんかは駅からなかなかハードな道のりかと思うのですが遠くの方からもいらっしゃってる生徒さんが多いんです。
この道のりであっても遠くからわざわざ足を運んでもらえるなんていいな~と、いつも羨ましく思っています(笑)
先生のお人柄や、アットホームな雰囲気、そして何よりパンの美味しさが人を引き寄せているんだろうと思います。
そんなあったかなお教室をイメージして暖色系に、また生徒さんがパンと一緒に撮るときに高さが低いものの方が写真を撮りやすいだろうと考えて仕上げたのが今回のアレンジメントです。
ひとつひとつ、その方をイメージして丁寧に作成させていただきました。
オーダーメイドのアレンジメントも随時承っておりますのでどうぞお気軽にご相談ください。
出産に伴い、今年のはじめから暫く活動を休んでおりましたが活動再開に向けて動き出したことをご報告させていただきます。
妊娠がわかったのは昨年末。
お正月が終わったあたりから徐々につわりの症状が出てきたことに加え、初めての妊娠で自分の気持ちが完全にそちらへ持っていかれてしまったことで制作に注ぐエネルギーと集中力がなかなかに足りず、思い切って休むことにしました。
その間にブランド名を変更したり、少しずつホームページをリニューアルしたりはしたのですが、ドライフラワー制作からは完全に一歩引いた日々。
つわりが落ち着いてからの春先には自分用に制作を楽しんだりはしていたのですが、梅雨に入ると今度は湿度でそもそもドライフラワーの制作が難しくなりました。
それからは真夏の出産まで新たな作品作りはストップしていました。
(代わりといっては何ですが、その間に長年苦手意識を持ち続けていたミシンを遂に始めました!お洋服を作る面白さを知れたのは大きかったです。このブログとインスタでも紹介できる腕前にいつかなるといいのですが…。)
出産前は今まで自分が出向いたことがない場所やイベントに出かけ、そこではじめましての素敵な方々と出会い、お話しさせていただき、そうした中で私自身の価値観が変化し、知りえなかった情報に触れることができました。
このモラトリアムのような期間が今思うと私の人生を豊かにするうえでとても大切で貴重な時間だったと思っています。
そして出産を経たことは、全く想像もしなかった新たな自分と出会うことになりました。
誕生したのは赤ちゃんだけでなく、親としての新たな自分もまたこの世に産まれてきたわけです。
今、産後2カ月経とうという頃。
育休中の主人と手分けして、一日一時間、お互いが”自分時間”を持てるようにやりくりしています。
この自分時間制度がとてもよくて、すごく頭の中がスッキリするんです。
正直1時間なんてあっという間すぎるのですが2時間だとだらけてしまう、1時間だからこそ集中して進められる、そんな感じです(その時間にこうしてブログを書いています)。
自分を取り戻す時間でもあるこの自分時間で、それまで赤ちゃんに100%の意識が向いていたのがちょっとずつ自分のことにも向けられるようになってきて、そうこうしているうちにまた発信していきたい、活動していきたいと思うようになりました。
私は、作るのが好き、作るの好きさんと繋がりたいし、そういう場を提供したい
そして自分の作るもので喜んでもらいたい
その気持ちを再認識した次第です。
そういうわけでしてこれからまた、少しずつ一から組み立てていく形にはなりますが徐々に制作活動を戻していきたいと思います。
近日中にワークショップのお知らせもありますので、新米ママの奮闘っぷりを温かい目で見守っていてください^^
-春 –
そろそろ入学式の季節です。
今年はやっとマスクフリーの世の中に戻ってくれるのかと思うと、やれやれな気分。
コロナの3年、振り返ると長かった。
3年以上前にどんな生活を送っていたのかもはや記憶もおぼろげになってきたりもしています。
そのぐらい生活が一変したということですね。
そして今年、我が家はさらに変化の年になりそうです。
変化の一つ目。
2019年から使っていたHanarapieというこちらのサイト、ネットショップ、SNSアカウント名をこの度「花息吹(はないぶき)」に改名しました。
最初は生花から入ったというのもあり、どちらかというと西洋の感覚や美しさの花を制作活動の中心にしていたのでカタカナ名にしていたのですが、ドライフラワーに転身してから日本の和の静かな美しさとか控えめな表現美をすごく考えるようになりました。
そうしていく中でカタカナ名と自分の作風に乖離があるような気がしてきたこと、また初めて出会う方にSNSアカウントの紹介をする際「ハナラ…ピエで読み方あってる?」と聞かれる機会も多く
みんなに慣れ親しまれやすい和名に変えようと決めました。
花息吹はドライになってもなお生き生きとした花の生命(呼吸、息吹)を感じてもらえるような作品をお届けしたいという思いから付けた名です。
私は手作りが大好き、手作りすることの楽しさを皆さんと共有したいという気持ちからロゴデザインも手書き風にこだわりました。
新しい名前とともにこの春再出発です。
とはいえ…3年間色んなところで旧名を登録しているので変更手続きはそこそこ手間がかかってます(汗)
地道にちょっとずつ変更していくしかないな~と事務作業を隙間時間でやる日々です。
そしてもう一つの変化。
5年間夫と二人チームの我が家でしたが今年の夏に新たにメンバーが加わってくれることになりました。
私たちはもちろんのこと、両家にとって初孫となるのでみんな大喜びの大歓迎で待ち構えております。
あなたはみんなから望まれて歓迎されて生まれてきた子なんだよということを、大人になっても伝え続けられる母でありたいなと思います。
そんな事情で、今年は母の日を最後に花息吹としてのオリジナル制作はストップすることにしました。
花材置き場にしている部屋がもともと子供部屋になる予定だったので、安心安全なように片付けなくてはなりません。
あの資材たちをどうやって仕舞おうか頭を悩ませているところです(汗)
あぁ…部屋の模様替え、結構骨折れる…。
制作ができない期間は先述した事務作業をちまちまちまと進めたり、お花のレッスンを受けてインプットの期間にしようと思います。
あと完全趣味の範疇ですがミシンの方もぼちぼち頑張ろうと思います。
妊娠した当初はつわりなのか何もやる気や興味が起きなくなってしまい、これまで好きだったことにも関心がなくなってしまった数カ月を過ごしていました。
そして何かを考えるということが猛烈に面倒臭く、ひたすら眠りこける日々。
せっかくここまでお花を習い、自分でも色々トライしてきたのにこのまま興味が消え去ってしまったらどうしようと不安に思いながら過ごしていました。
でも、周りの友達がお子さんが1歳になったのを機に、幼稚園入園を機に、とそれぞれのタイミングでまた何かを習い出したり外の世界に出て行っているのを今までたくさん見ていたので、きっと自分にもそういうタイミングが来るのだろうと割り切ることにしていました。
少し身体が元気になってきて、友達に「気持ちが持っていかれてしまってなかなか発信もできなくてね~」とLINEで話したら「それでいいと思うんだ~」と一言。
そうか、そんなものなのか。それでいいのか。
それからというもの、ここ数カ月は気の向くままに自分のペースでインスタあげたりBlog書いたりしています。
どうしても、初めてのことにわからないことだらけで調べごとをしていたら制作に回すエネルギーがなくなり、随分発信が疎かになることも…。
それもまぁいいか、しばらくは。
子どもを通して新たに広がる世界や人との繋がりがこれからきっとある。または自分が全く興味なかった分野を子どもが広げてくれるかもしれない。
そういうものを楽しもう。
そしてまた教室再開など「やるぞー!」となったときに休養期間で見たこと・感じたことを作品に反映させていけたらいいなぁと思います。
因みに主人は育休を4カ月ちょっと取ってくれることになりました。
多分世間的には長い方。
どちらかというとベンチャー気質の会社なのですが、男性の先輩方が堂々と彼よりさらに長い期間取ってくれていたお陰もあり希望通りに申請が通りました。
前例を作ってくれていた先輩方にも、承認してくれた会社にも、そして日々信頼を蓄積しておいてくれた主人にも感謝です。
育休期間中は、もちろん育児に家事にと手分けしてやること沢山ですが、その一方で私が昨年5月末に退職して平日に街中を散策したり、平日しか空いていないお店に行って店主さんと仲良くなったり、平日開催のお稽古に行って新しい人と出会ったり…そうすることで今まで知りえなかった情報と出会え、交流関係が広がり、世界がググっと広がり人生が豊になったように、彼にもそういう出会いや時間が訪れればいいなぁと思います。
収入だけ見るとそりゃあ減額期間にはなるのですが、それでも長い人生でそういうまとまった期間が男性にもあった方がいい、逆に今しかまとまった休みを取れてお給料のいくらかもらえる期間ないよーと思っています。
人生100年時代、日本が男性にも女性にも生きやすい社会になるといいなぁと心から願ってます。
きっと来年の春はみんなマスク取ってるし、色んな日常が変化してるし、我が家の生活も一変している。
どんなところに自分がいるのかわかりませんが、色んな変化を受け入れながらまた新しい形の花息吹を育てていければいいなと思います。
しばらく気ままな活動となってしまいますが、よかったらこれからも新・花息吹にお付き合いください^^