仲間とつながった年

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今年もそろそろ終わりだな~と思いつつ2020年を振り返ってみたのですが、せっかくなのでこの1年と言わず2018年からのHanarapieの軌道を振り返ってみました。

花でこんなにも表現したいことが自分の内にあったんだと気づかされた2018年。
その思いを受けてひとりで色々試行錯誤した2019年。

2020年は仲間を得て、少しずつ活動枠が広がった年でした。

 

自分ひとりではできない

誰にも言わずに一人で細々としていたブログに閉塞感を覚えだし、IT周りのことも自分でやるには限界が近づいていることを悟った2020年の年明け。
お正月の帰省が終わると早々に夫に相談しました。

今どんな状態か見せてと言われてword pressのプランやら一式見せると、彼的にはこんなに制限のかかったプランに(しかも全く使いこなせていない)毎月お金を払っているのか!とびっくりだったらしく巻き取ってくれました(ありがたや~)。

2019年の経験を経て、ブログを始めたいけどどのように始めたらいいかわからない人に私からアドバイスできることがあるとすれば『餅は餅屋に』です。

一人でできるんじゃないかと試してみましたがよく分かる人にきちんと相談して早めにアドバイスをもらうことはブログに限らず何事においても大事です。
お金を払ってプロによるサービスを受けるのも有りと思います。
時は金なり。
何のためにサイトを作りたいのか”最も優先すべきことは何なのか”を大事にしたほうがいいと思います(これは家事代行でも言えることです)。

夫という餅屋を頼ってから私は1年間自己流で頑張った(けどさほど伸びなかった)ITスキルと見切りをつけ(Webデザインとか下手に手を出さなくてよかった…)、発信内容のコンテンツに注力するようになりました。

 

ClosedからOpen へ

巻き取ってもらってからもあくまでプライベート活動に変わりなく、Hanarapieの存在を誰にお知らせすることもしませんでした。

理由はこんな未熟な状態のブログを公開することの恥ずかしさがあったから。
何かを発信する・アウトプットするって慣れてしまえばどうってことないのに最初は緊張や恥ずかしさでひどく勇気がいるものだと思います。

一方で世間ではコロナウイルスが猛威を奮っており、私も在宅勤務になった時期でした。
通勤で消耗していた時間を睡眠時間に充てたり家事に充てたり…
Hanarapieの自己表現にも時間を充てることができました。
この期間で一気にサイトがバージョンアップできたと思います。

緊急事態宣言が解除されてお花のレッスンにも通えるようになった頃、ぽろっとサイトを作ったことを話したら途端にそこからOpenサイトに立場が変わりました。
最初はやっぱり恥ずかしかったけど、今では広めてくれたKOLMEさんには感謝です。
例えそのメンバーが片手で数えられる人数であったとしても、誰かが見てくれていることは大きなことです。
一人でClosedな世界観で作っていたサイトでしたが「花友が見てくれている」その小さな事実が励みや刺激になって少しずつ改良を加えるようになりました。

 

コロナは危機かチャンスか

今年の振り返りをするにあたり避けては通れないコロナの三文字。
誰もが多かれ少なかれ自分の未来や今後の働き方について考えた年だったのではないでしょうか。

我が家はほぼ永久的に出社の未来がなくなったので家族のあり方、日々の生活、今後の住まいなど色々なことが話題にあがりました。

交友関係も大きく変わり、今まで同僚が一番長い時間一緒に過ごす相手でしたが今では全てオンライン。
リアルで会うのは家族とお花仲間がほぼ全て。
時間を共有し合う人が変わると自分の人格も変わってきたような気がしています。
このコロナで染まった2020年のお陰で自分の本音と向き合う時間をたくさん取ることができました。

初めて参加させていただいたマルシェも今あるオンラインストアもSNSでつながった人も、コロナ禍がなかったらここまでこれなかっただろうな。
この一年のお陰で最初は私一人のものだったHanarapieが夫婦のものになり、5人になり、10人になり…徐々に増えてきている実感を得ることができました。

 

さて2021年はどうしようか

一つ言えるのは、きっともうbeforeコロナのノーマルは戻ってこないということ。
あるいは戻ってこないという覚悟で自分自身を変化に対応させなくてはいけないということ。

新しい変化を受け入れて自分のしたいことを果敢にチャレンジする、そんな1年にしたいなぁと思っています。

 

2021年のHanarapie宣言は年明け最初の記事にしたいと思います^^
それまでに更新できそうであれば書きたいことがいくつかあるので時間の許す限り書きます~(汗)。
なかなかね…12月は時間の確保が難しくて。。

これまでの3年、次の3年。
自分で自分の未来に楽しみを作りながらこれからも活動枠を広げたいと思います。

まずは試そう、な2019年

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今年もそろそろ終わりだな~と思いつつ2020年を振り返ってみたのですが、せっかくなのでこの1年と言わず2018年からのHanarapieの軌道を振り返ってみました。

花でこんなにも表現したいことが自分の内にあったんだと気づかされた2018年。
2019年はその思いを受けて色々ひとりで試した年でした。

 

自己流でやってみような2019年

会社からもらう仕事の外に、企業で垂直型に育てるキャリアの他に。
何か別の面白みはないかと見渡した2018年。
色々調べて実際に試したのが2019年でした。

まず株。
許容範囲内で試してみたのですけれど置いておくだけが暇になり、つまらなくなってしまいました。
一瞬でしたね…。
ここで学んだことは私は積極的に自分から仕掛けられるものの方が好きということでした。
株もちゃんと学べば仕掛けていく方法があるのだろうけど、私はその面白さが分かるまで続けられず。
Fxはもっと一瞬でした。
実際に取引する前にデモ画面で試すことができるのですが、もう全く…ゲームの世界?
ちゃんと学べば面白いのだろうけど学ぶ気になれない=好きになれそうにない。
ということで終了です。

それでもまだ何かしてみたいという思いは消えず。
ここでブログに行き着きます。

この時はブログを運営することよりも立ち上げることに重きをおいていました。
というのも、ブログをはじめた一番最初の理由は自分のITスキルを上げてみたいというそんな動機だったからです。

WebマーケとかWebデザインとか。
なんか聞こえがキラキラしていてかっこいい(笑)
そういうのできたら仕事の選択肢増えそうだなぁ。
それにITリテラシーはどれだけあってもいいものだろうし。

そのような発想から何かしらWebでやってみたいな、と思ったものの情報が多すぎて何から手を付ければいいのかさっぱりわかりませんでした。

自分がどのぐらいできているのかもわからないから読むべき本もサイトもわからない。
資格試験みたいに何点って出るなら今の立ち位置も次に目指すレベルもわかるけどITの世界ってそうじゃないですよね。

そこでエンジニアの夫に相談してみたところ「自分でホームページを作ってごらんよ。必要なことは全部そこで学べるから」とのアドバイス。

「ホームページってどうやってつくるの?」
「それを自分で調べて手を動かしてやるの。」

…そうですね、おっしゃるとおりです。

その日から自分のサイトを作る方法を色々調べることになりました。

 

Hanarapieの前身ブログの立ち上げ

せっかくサイトを作るならおしゃれにしたいという思いからまずは素敵なテンプレートを探しました。
無料で誰でも気軽におしゃれなサイトが作れることを謳っているブログソフトを使ってそれっぽいものを作ります。
なんとか苦労して「箱」はできたのですがいざ更新して運営していくとなると問題が。

見る人がおしゃれと感じるテンプレートと運営者が管理しやすいテンプレートは別物なんですね。
初めて作ったサイトはおしゃれでしたが更新しづらく私にとっての使い勝手があまり良くなくて程なくして消えてしまいました…。

そのあとシンプルなテンプレートに刷新して立ち上げることに。
この時にHanarapieのネーミングを付けました。

いつか自分の媒体を持って何かコンテンツを発信しようと漠然と考えていたので名前はつけなきゃなと常々妄想だけはしてあったんです。

色々候補名はあったのですが自分が好きな「花」とほっと一息つける癒やしの時間を大切にしたい思いから「セラピー」を文字って造語で名前をつけました。

 

続く壁はサイトのコンセプトがあるようでないこと。
作ったはいいけど私は何を誰に向けて発信したいのだろう。
もはやただの日記以外の何物でもなく、それも書くこと・アウトプットすることが初めてだったので更新することがすごく大変。

すごく苦労して200文字書くのが精一杯。
カフェに行ったとかワークショップでリース作ったとか。
こんなブーケレッスンに行きましたとか…そんなネタもない日は天気がいいとかなんだとか。
誰に向けるでもなく細々と。
書いたり書かなかったりです。

せっかく作ったサイトも活用できず生き殺しにしてしまっている感じが。
それにドメイン設定(?)だとか周辺事項を調べるのでキャパはいっぱいいっぱい。
肝心のコンテンツを作るのに気力が回りませんでした。

2018年に調べて頭に入れた情報を、自分一人で細々とチャレンジしていたのが2019年でした。

  

次回2020年の振り返りにつづく

自分変化の3ヵ年振り返り

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今年もそろそろ終わりだな~と思いつつ2020年の振り返りを書こうと下書きを準備していたのですが、師走なだけありなかなかまとまった時間が取れず途中で止まったままでした。
書くことから離れるとこのままズルズル書かなくなりそうな危機感もあり、意識を切りかえてしばらく連続で記事を上げたいと思います(言っちゃったぞ…大丈夫かな。笑)

今年の振り返りをするついでにせっかくなのでこの1年と言わず、今思うとHanarapie活動の芽が出始めだった3年前にも思いを馳せ、通して振り返ってみました。

 

変化を感じた2018年

結婚と転職を合わせてし、ちょうど30の節目でもあったのが3年前の2018年でした。
それまでの私は仕事人間要素が強く、残業だろうが何次会だろうが身体が持つ限りは二つ返事でOKしていたのに、なんだかそういう生活が突如しんどくなってしまった年です。
一つ歳をとった証かのように気持ちを張って生きてた日々が、ある日急に「あ、無理だ」ってなりました。
その「無理だ」と悟った瞬間は朝の出勤途中でいつも通り歩いている道すがら。
今でもその日の服といい、なぜかその時の自分を客観的に鮮明に覚えているから不思議です。

仕事帰りの一杯も大好きだったのにそれより早く帰ってゆっくりしたい…自分で自分の変化に戸惑います(汗)
なんだかな~私どうしちゃったんだろう、真逆の人間になっている。
毎日モヤモヤするな~と思いながら、いきなりハンドルを切り替えるんじゃなくて日々の生活の中に何かしら違うエッセンスを取り入れてみようとネットで調べ始めました。

株とかFxとか投資信託も調べだし、それと同時に習い事とかワークショップとかブログってどうやって始めるんだろうだとか。
会社に求めるやりがいだけではない他の可能性もあるのかなと、何か面白そうなことないかとスマホを覗いていました。

 

花の面白さを知った年

一方で2018年は花との忘れられない出会いの年でもあります。
この年の11月に挙式をしたのですが私がお世話になった式場はブーケや装花を依頼できる花屋さんを3つのフラワーショップから選べて、そのうち1つが地元で憧れのJacques Decoでした。

母の日や誕生日はずっとジャックデコの花にお世話になって育ってきた私にとって結婚式の花を憧れの花屋さんがしてくれるなんて夢のよう。
ドレスより何より花についての相談が一番楽しくて打ち合わせの時間があっという間に過ぎ去りました。
こんなに自分が花に思い入れを持っていたなんて、打ち合わせでペラペラよく喋る自分を通して初めての発見です。
こんな風にしたい、反対にこういうのは好みではない…と雑誌にそれぞれ付箋をしてフローリストさんとの打ち合わせ。

私ってこんなに表現したいことが内にあったのねと自分で自分にびっくり。
花って面白いなぁと深く印象に残った年が2018年でした。

  

因みにこの時私が装花担当のフローリストさんに相談したのは「お花らしいお花じゃなくて草花っぽい小花にしたいんです。だけど結婚式だと見劣りしてしまいますかね?やっぱりゴージャスな大きなお花があったほうがおめでたい席にはいいのでしょうか。でも私の好みはちょっとそこの庭で摘んできましたっていうような花なんです。」って言ってました。

するとフローリストさんは「これ何の花?って思わせたら勝ちだっていつも思ってるんです」と切り替えしてくださって、二人して花の好みが似通っていたのですっごく楽しい打ち合わせでした。

当時の自分はブーケのスタイルに関する情報もお花に触れてる量も全然少なかったので今だったら違う表現のオーダーの仕方をしたと思います。

あのときはかすみ草とバラやトルコキキョウは無しでとお願いしていました。
どれも組み合わせ次第で洗練された印象になるのに、当時の私はバラを使うとたちまちロマンティックでスイートな雰囲気になり自分の表現したいものとはずれると思い込んでおり…お恥ずかしい。

その当時からすると花に関する知識もこの3年で確実に増えました。
あの打ち合わせがきっかけで、花で表現するって楽しいなと思わされたきっかけになった年でした。

  

次回2019年の振り返りへつづく

高嶋ちさ子さんのコンサートに行ってきました

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芸術の秋。(もう冬ですが…行ったのは11月なので滑り込みということで。)
コロナ禍以降、大好きな舞台鑑賞に行けていなかったのですが、行かないことになれると今度はチケットを取るのが億劫になってしまいました。

このままだと足が遠のく一方だと思い立ち、家にあったVisaから送られてくる定刊誌をぱらぱら。
後ろの方にチケットぴあのページがあります。

あ、これなんかいいんじゃない?
会場も都内で近いし…と予約したのは高嶋ちさ子さんのコンサート!
2ヶ月ほど前から楽しみにしていたコンサートに先週末とうとう行ってきました。

  

クラシック初心者が心から楽しめる出し物

高嶋ちさ子さんといえば言わずもがな、超有名なバイオリニスト。
そんな有名な方のコンサートに行けることが楽しみな半面、クラシック超初心者の私は最後まで寝ずにいられるだろうかと一抹の不安もありました。
というのも学生の時、同級生が当時全国コンクールの優勝を果たしていてリサイタルに呼んでいただいたことがあったのですが当時の私には猫に小判だったらしく…。
その経験からクラシックは敬遠していたのが事実。
開演前は一緒についてきてもらった夫にも「寝たら寝たでしかたがないよね」みたいなことを話していました。

観客はご年配の方から小学生まで幅広く、意外にも子どもが多かった印象です。
10歳にもなっていない男の子たちが座って2時間も聞いてられるのか不思議に思っていたのですが、この心配はコンサート後、全くの見当違いだったとわかります。

さて、小見出しに「出し物」と書きましたがこれはちさ子さんご本人がおっしゃっていた表現です。
本当にね、出し物だったかもしれない…(笑)。
耳に聞こえてくる曲は美しくて素晴らしい一方で目に入るのは笑いを誘うパフォーマンス。
そして大爆笑のトークの数々です。

ちさ子さんがコンサートで守っていることは2つ。
一つ、誰もが知っている有名な曲しか演奏しない
一つ、一曲5分まで

私は超初心者だったので知らない曲もあったのですが、それでもカノンにはじまりアイネクライネ、威風堂々、天国と地獄…と言った有名な曲をふんだんに演奏してくださったので十分楽しめました。

曲と曲の間のトークはちさ子節炸裂です(笑)。
テレビで見る、あのままです。
あのトークの感じでそれぞれの楽器の紹介もしてくれるのでとてもわかりやすく、楽器に興味を持つきっかけにもなります。

 

ピアノクインテット~キャラの濃い4人の男組~

聞きに行ったのはピアノクインテットと呼ばれるピアノ一人に四重奏の弦楽器。
ちさ子さん以外の4人は男性だったのですけどまたこの4人のキャラが濃くて。
バイオリンコンサートのはずがコントというか、新喜劇を見ているみたいなんです。

セグウェイに乗りながらチェロで『くまんばちの飛行』を演奏したり(体幹すごい…)
『千の風になって』を歌いながらヴィオラを弾いたり(歌いながら弾くって相当難しいらしいです)
チューチュートレインしながら天国と地獄を演奏したり。

こんなくだらないこと練習時間をものすごくかけているってちさ子さんが笑い飛ばしていましたけど、そこが逆にいいんです!
会場は拍手喝采でした。

色々な”出し物”がありましたが私が最も感激したのはピアノの伊賀拓郎さんです。
観客からリクエストされたルパン3世をちさ子さんの指示通りにアレンジを加えて弾いていくのですが「天才アレンジャー」と言われているだけあって圧巻でした。

「バーでやる気なく弾いていたらすっごい美女が店に来て、俄然やる気を出して弾いたんだけどその美女が別の男性と連れ立って店を出て行ったってのをピアノで表現して」とちさ子さん。
無茶振りだな~と思っていたら伊賀氏、本当にその一連の流れを一曲に込めてありありとイメージできるようなアレンジを加えます。

「じゃあ次、シャンソン風」からはじまって中東アラブ風、中国風、日本帰国で演歌風と今度は次々国のイメージをちさ子さんが指示します。
すると即興で「それっぽい」アレンジでルパンを弾き分ける伊賀さん。
もちろん、アレンジからアレンジへの以降中も一度も手を止めることはありません。

うわ~表現の極みだ!ってものすごく感動しました。
最後のルパン三世演歌風のときには観客全員の頭にはサブちゃんと日本海の水しぶきがあったはず。
みんなで手拍子をしながら笑いと感動でとても面白かったです。
私も作品でこんなストーリ組めたら面白いなぁなんて思ってしまいます。

 

あえて見せる下手さ、見せない努力

自粛期間中にあえて自分の本職とは違う楽器に手を出したというちさ子さんと男組。
その本職とは違う楽器で演奏した曲もありました。

これはチケット代に入っていませんので!とちさ子さんおっしゃていましたが、そう言っておかなくてはという気持ちもわかるような演奏でした(笑)。
バイオリン、ヴィオラ、チェロ、ピアノ。
それぞれの超一流の人たちでも楽器が違えば私達とあまり変わらないんだ!っていう親近感。
舞台に立つ人ってきらびやかで何でもできる完ぺきなスーパーマンのように思いがちだけど、彼らも人だということを思い出させてくれる一面です。

その一方でとてもストイックな練習を積んできている事実。
さらっと「耳コピ10年やったら大体の曲なんでも弾けます」とか
「毎日2時間1日も欠かさず練習を、20年もやればまぁ」みたいなこと皆さん普通におっしゃってました。
特にちさ子さんはバイオリンだけでなくてプロポーションにもすごく気を使っていることがわかります。
全然二の腕揺れてなかった!
プロ意識でどれだけ忙しくてもしっかり鍛えているんだろうな~。

 

クラシック音楽が身近になった一日

最初は心配していましたが、いざコンサートが始まってしまうと子どもを連れてきたのにも納得。
男の子たちも退屈させないステージで、あっという間の2時間でした。

正統派のクラシックコンサートじゃないかもしれないですが、私のような初心者には大変有り難く、格式高いクラシック曲の数々が一気に身近に感じられた一日でした。

1,000人以上入る会場を満員にさせてしまう高嶋ちさ子さんの力量もさすが。
溢れ出てくるエネルギーを全身で浴びさせてくださいました。
そしてなんとちさ子さん、この翌日は愛知でコンサート。
official site覗くと毎週末どこかでコンサートされてます。
テレビにも出て、この方のパワーはすごいなとびっくりしました。

舞台はやっぱり生がいいなぁと、改めて思ったのと同時に、自分を表現するって素晴らしいことだなと思わされるコンサート。

是非ご興味ある方、一度行ってみてください。
ピアノクインテットはチケット代もS席で4,500円と大変良心的でした。
とってもおすすめのコンサートです♪

Handmade Marche 出店レポ

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11月22日、三連休の真ん中の日にcafe Olive にてハンドメイドマルシェを無事終えました。
お越しいただいた皆様、本当にどうも有難うございました。

当日は雲ひとつない快晴の中、気温もぽかぽか暖かく最高の日和。
インスタには載せきれなかったマルシェの様子を綴っていきたいと思います。

 

わくわくの搬入から準備

当日は朝から搬入作業と会場準備。
Hanarapieからはドライフラワーのリースやアロマスプレー、それと生花のミニブーケを出品していたので荷物はすごく大きかったのですが
気持ちがワクワクしていて軽いからか荷物運びも全く苦ではありません。
電車の中で乗り合わせた人たちがお花を覗き込んでくれたりして寧ろなんだかハッピーです。

こんな大きな荷物が帰りには軽くなってたらいいなと願いを込めて、出店者みんなで準備をしていきます。
準備段階で色々欲しくなっちゃう可愛い雑貨がいっぱいです❤

美味しそうなお菓子の数々や見ているだけでうっとりなアロマグッズ、買い占めたくなってしまうような陶器の食器。
中にはシルバニアファミリーを彷彿とさせるこんな可愛い世界観のコーナーも。

準備でバタバタしていてすべての商品の写真をゆっくり撮ることができなかったのが唯一の心残りです(;_;)

 

いざオープン!

さて、バタバタな勢いのまま気がつけばオープン時間。
お店が開くと同時に沢山のお客様にお越しいただきました^^

自分の作ったものが商品として店頭に並び、それを人が選んでくれるところまでの一連の流れを見るということが今までなかったので、すごく新鮮ですべてが学びになりました。

Hanarapieから出させていただいたミニブーケを「これ綺麗ね」とおっしゃってくださったお客様の声を聞けたときはとても嬉しかったです。
ご購入いただいた方々、本当にどうも有難うございました。

 

リアルな人との繋がり

マルシェ数日前からコロナ感染者の数がどんどん増えていて、すごく心配しながら当日を迎えていました。
多くの方に来て欲しい気持ちの反面、呼びかけることがいいのかどうか…。
そんな中朝一番から来てくださった方、立ち寄ってくださった方、遠いところからわざわざ応援に来てくれた友人。

オンライン販売も便利で利点が沢山あるけれど、リアルな人との繋がりは何にも代え難いとても大切なものだと実感しました。

同じ出店者の方も皆さん素敵な方ばかりで学ぶことが沢山。
自分の「好き」を徐々に極めていって、機会があるごとに一歩ずつチャレンジしながら自己表現されてる姿が励みでもあり憧れでもあり。

子育て真っ只中の方、一段落ついた方、仕事の息抜き…みんなそれぞれの色んな背景を持つ方々と、共通している好きなことや得意なことで繋がれる機会をいただけたことは本当に幸せでした。

コロナ禍だからこそ余計に際立つ人と人とのぬくもり。
そんなことを感じられたマルシェ。
場所がオンラインに移ってもここで学んだことは大切にしようと思います。

  

最後になりましたが、イベントを企画してくださったハナシズク主催の西先生と場所を貸してくださったcafe Oliveのさつきさん。
素敵な空間と貴重な機会をプロデュースしていただき有難うございました^^

秋を感じる花日記

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早いもので暦の上では立冬を過ぎ、これからは週を追うごとに冬がやってきますね。
寒いと暑さが恋しくなるし、暑いと寒さが恋しくなる…。
贅沢だなぁといつも思います。

在宅勤務になって普段外出しなくなってから、外の温度や街のディスプレイ、通り過ぎる人たちの服装で季節の移ろいを感じづらくなっていました。
たまに週末にお出かけをして、意外と暖かいんだなぁと思ったり。

そんな今年の秋ですが、溜めていた花写真を振り返るとその時々の季節や気候がなんとなくブーケに反映されていて面白いなぁって。

 

ブーケと一緒に紡ぐ時間

初秋
まだ暑さが残る9月の花写真。
ヤマブドウと秋桜で秋の入口に気持ちは立っているんだけど、ピンクと白のコントラストやパニカムの軽やかさがどこか涼しさを求める印象に。
スッテプを踏むようにこれから秋に入ろうね、と呼びかけるブーケです。

 

中秋
秋真っ盛りの10月。
赤いビバーナムの実とペニセタムのふわふわが先月よりぐっと秋が深まったことを知らせています。
ビバーナムは見だけでなく葉っぱも秋らしく。
これから紅葉する少しカサカサしたグリーンの感じ。
この時期らしい秋のブーケです。

 

晩秋
日が暮れるのも早くなり、深みが増す秋の夕暮れ。
ちょっぴり寂しさがある秋の出口と冬の入り口の狭間の時間。
くすんだ色で落ち着いた秋の時間を表現しています。

 

こうして並べてみると「秋」をテーマに一つ捉えても、出来上がる作品は全く違います。

秋らしいブーケ、可愛いらしいブーケ、スタイリッシュなブーケ、エレガントなブーケ…。

じゃあその〇〇らしいってどういうの?
この質問を繰り返すとぼんやりしていたイメージがもう一歩先に進めるような。

これからのやってくる、冬のブーケ。
どんなお花と出会い、どんなストーリーが編み出せるのか。
お花と向き合う大切な時間。
今からとても楽しみです。

Handmade Marche 出店のお知らせ

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==このイベントはお陰様で無事に終了いたしました。==
当日お越しいただいた皆様、誠に有難うございました。

  

  

秋が深まる最中、11月22日にハンドメイドマルシェに参加させていただくこととなりました。
場所はJR埼京線の浮間舟渡駅降りてすぐのカフェ、Oliveです。

目の前には大きな池のある浮間公園もあり、ちょっとしたお散歩や秋のピクニックにもぴったりです。

Hanarapieからはドライフラワーリース、ミニブーケの出品を企画しております。

【日時】2020年11月22日(日) 10時半~16時頃
【場所】浮間舟渡駅すぐcafe Olive(東京都板橋区)
※マルシェ当日カフェは休業となりますので店内でのご飲食はしていただけません。
※エコバックご持参にご協力ください。

本格的な冬に入る前、季節の移り変わる秋のひととき。
気持ちがほっこり暖かくなる手作りの作品とともに
ゆっくりした時間を過ごしましょう。

パレスホテル東京滞在記

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先日 Go to キャンペーン を利用させていただき パレスホテル東京に泊まってきました。

天気も良くせっかくなのでついでに周辺をぶらぶらお散歩。
東京に来て4年ちょっと経つのですが皇居の周りに行ったことがなかったのでとても新鮮でした。

ここが令和に変わる時よくニュースで見た場所かぁ~とおのぼりさんさながらの興奮で辺りをキョロキョロ。
二重橋に桜田門と名前を聞いたことがある名所をめぐり…なんだか日本の美しさを再発見したような。

皇居ってとっても広いんですね(笑)
そういえば京都御所もすごく広くて地下鉄何駅かまたがっていたなと学生時代を思い出しました。
こんなに広い敷地の中でも木々が一本一本手入れされていてさすがだなぁと。

  

さて、インスタでは載せきれなかったパレスホテル東京の滞在レポートです。

  

都会の中の贅沢空間

予想はしていたのですがホテルは私達のようなキャンペーンを利用してという宿泊客や秋のウェディングシーズンともあってとても混み合っていました。

チェックインは列に並んでお部屋案内まで15分ぐらいロビーで待機。
ここのロビーが一番密ではなかろうかと思ったほど(笑)

いつ見てもこちらのエントランスの装花はゴージャスで美しいですね。
ふさふさのパンパスグラスとオレンジのケイトウが秋を見事に演出していました。

お部屋は16階のバルコニー付き。
景色がとても綺麗で写真には入り切らなかったのですが右奥には富士山のシルエットも見えました。
お茶を飲みながらただただのんびりと景色を眺める贅沢な時間。
気候もちょうど良く、天候に恵まれたステイとなって運が良かったです。

  

エステにも行きたかったのですが1ヶ月以上前の段階で結構埋まっていて、都合のいい時間帯が取れず。
時間を気にしながら急いで受けても楽しみが半減するしどうしようかなぁと悩み、潔く諦めました。

ですので特に何もすることがなく、時間もあるしプールでも見に行こうかということに。
こちらも完全予約の45分制とのことで1時間毎に10人以上にはならないような具合で調整してくださっていました。

きっと更衣室内の感染も気にされているのでしょう、部屋で着替えて上からバスローブ羽織ってスリッパで来てくださいと言われたときには「えぇ?!そうなの?」とびっくり(笑)
こういう高級ホテルでスリッパでエレベーター乗るなんて想定外です。

  

夜ご飯は和食か中華の二択で最終的に中華にしました。
一番品数の少ないコースにしたのですがそれでもお腹がいっぱい。
パリパリの北京ダックとチャーハンが美味しかったなぁ。

  

リゾート地や観光地ではなく都会の高級ホテルって私たち夫婦は初めての経験だったのですが、二人して大満足でした。

次はここのホテルにも泊まってみたい!と新たな楽しみが生まれ、ハマってしまう予感が。
泊まるのはなかなかむずかしくてもラウンジ巡りなら気軽でいいかもね!と。
想像しただけでワクワクです。

まだまだ遊び場の可能性は山のようにあるんだなぁと気が付かされました。

  

従業員さん ありがとう

今回のステイ中に常に感じたのは働いている方々への感謝。

私は親戚に旅館を営んでいる人がいたので学生の頃は蟹シーズンに合わせて冬休みに住み込みで手伝わせてもらったことが何回かあるのですが、
他の人がゆっくり休んでいる時に働くって短期間なら乗り越えられるんだけど長期になると心身ともに辛く思うところがあります。

みんながご飯食べているときには食べれないし宿泊後のクリーニングや掃除ってものすごく体力を使います。

それに加えてこのコロナ禍。
気も使うし普段より消毒とか確認とかで手間がかかるだろうし、だけどお客さんは最優先で常に目の前に…。
想像しただけでもう脱帽です。
畏敬の念で従業員さんを見つめていました。

それでもやはり皆さん笑顔なんですよね。
マスクをしていても笑顔が伝わるのはさすがの接客でした。

  

次に行くならパークハイアットか。
そしていつかは憧れアマン?アマンのプール入ってみたいなぁ。
だけどやっぱり遠出もしたいし、そうそう、草津と日光も行ってみたい。

そんな明るい気持ちで未来を思い描くことができた休暇となりました。

アメリカの旅 – 番外編 –

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昨日5年前に行ったアメリカ旅行について記事を上げました。
どうして急に5年も前のことを書くに至ったかといいますと先日ネットニュースで飛び込んできた内容がきっかけです。

ニューヨークで邦人ピアニストが暴行された知らせにどきっとしました。
この旅行ではジャズピアニストとしてニューヨークに渡っていた高校の友人を訪ねてもいたのです。
まさか彼女じゃないよね…と不安ながらにそのニュースを読むと、彼女ではなかったのですが心が辛くなる内容がそこに。

そしてふと彼女は今どうしているのだろうかと連絡を取り当時の旅行のことを思い出してみたのです。

ピアニストとして生きる

インターネットで彼女の名前を検索してみるとなんと今もニューヨークで活動している事がわかりました。
messangerで連絡をしてみると海外とは思えない、ほんの数秒で返信が。
相変わらずの元気っぷりで一安心です。

そしてCDを出すにまで躍進しているご様子。
「すごいね!」とメッセージ送ると「すごいかどうか知らんけどなんとかピアニストとして生きていけてる~」と返事が。
それがすごいと言うのよと。

彼女と私は高校の生徒会が同じだったのですが当時からピアノが上手で合唱コンクールではよく伴奏を弾いていた記憶があります。

でも音大ではなく理系の学部に進み、しかも大学院まで進んでいたのでその進路を途中で投げうって突如ニューヨークに行ったのは意外すぎて驚きでした。

旅行で訪れた際、ニューヨークのジャズバーに連れて行ってもらってこれまでの経緯などを聞くとこれまたびっくり。

院を卒業してからでもいいじゃないかというご両親を押し切ってどうしても今行きたかった。
英語も大して話せないのに来てしまったと。
アメリカでスクールには通っていてそのお金はご両親が工面してくださったみたいですがその他生活費の一切は当時から自分で稼いでいました。

「これからどうするの?」と聞くと「気が済むまで音楽やったら日本に帰ってOLする。OLに憧れがある。」とのこと。
せっかくニューヨークに飛び出したのになんでまた~と二人で笑いあっていましたが、結局今も彼女はピアニスト。
なんだかそれを知ってホッとしたというか、このままもっともっと音楽の道を突き進んで欲しいと願わずにはいられませんでした。

  

タイミングは突然に

17歳当時を何度振り返ってみても彼女が海外に飛び出していくような要素は見当たりません。
そんなタイプではなかったのです。

就職活動に際してやりたいことがないから大学院に進み、進んでみてやっぱり音楽がやりたいとハンドルを切り替えたと言っていましたがそんなにジャズが好きだったなんて知りませんでした。

それにしても逞しい…あのニューヨークで一人でやっていくってなかなかできないこと。
そして何より8年近く続けているのは本当にすごいことだと思います。

  

私が訪れたとき彼女はバーで演奏しながら生計を立てていたのですが、突然この曲を演奏してと言われてもすぐに対応できるように頭の中には何百もの楽譜が入っていると言っていました。

楽譜と言ってもジャズの楽譜はメロディーとコードだけなのでどのようにアレンジしていくかはその時の自分の引き出し次第。
全く同じ曲は二度と演奏できなくて、その刹那な感じがまた良いと言っていたのを覚えています。
ジャズのコードの読み解きは数学に通ずるものがあるらしく理系のバックグラウンドもそういうことなのかと納得したり。

二軒目の演奏が終わったあとホテルに帰る私と一緒に旅行についてきてくれた友人。
見送りがてら深夜までやっているという彼女お気に入りのクッキー屋さんに連れて行ってくれました。

真冬の深夜の凍えるようなニューヨーク。
気温はマイナス10度とかそんな世界です。
もちろん雪も積もるし路面も凍っていました。

外は寒いはずなのに身体はなぜか熱くて3人で出来たての甘いクッキーを食べました。
甘ったるくて大きくていかにも太りそうなクッキー。
沢山の一流のショーを見た旅行なのに、こんななんでもないシーンが意外と鮮明に覚えていたりするものです。

  

自分がマイノリティとして海外で暮らすことは見えない苦労を伴うことです。
それに加えて最近のアメリカは物騒なニュースばかりが放送されていて本当に本当に心配です。
でもそんな諸々を差し引いてもジャズが好きな彼女。
日本からいつまでも応援したいと思います。

舞台の旅 – アメリカ合衆国

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旅は非日常の刺激から心も身体もリフレッシュしていい影響を与えてくれます。
今日は私の感性に影響を与えた旅行のひとつ、2015年に行ったアメリカ旅行記についての記事をお送りします。

海外旅行にいつ行けるのか目処の立たない日々ですが、気持ちだけでも前向きに。
いつかまた旅できる日に期待を込めた備忘録です。

行き先は西と東の両海岸

2015年冬。
私はもともと劇団四季のファンでミュージカル舞台が大好きなのですが、いつか本場のブロードウェイを見てみたいという野望が気がつけば心の内にずっとありました。

その気になればいつでも行けるのに一緒に行く人がいないとか時間がないとかなんとかで数年が経過。
思い切って一人でもいいから行こうと決めて予約の準備をすすめることに。
すると一緒に行くと言ってくれる友達が現れて結果的に女二人旅で2015年2月に6泊8日の旅行に行きました。

行き先はニューヨークだけのつもりだったのですが、旅行カウンターの方にせっかくなのでもう一箇所つけたらどうかと言われラスベガスを追加。
ラスベガス3泊、ニューヨーク3泊の旅路の始まりです。

  

ショー三昧の1週間

旅の目的は『ショーを楽しむこと』。
事前に見たい舞台を日本から予約するときのワクワク感は何物にも代えがたいものでした。
毎晩一つのショーを、取れうる限りのいい席で見るというのが最大のミッション。
ですので食事やホテル、観光地などそれ以外の要素は全く無頓着です。

時期が2月のオフシーズンだったこともあり往復の飛行機代とホテル代込で15万円で済んだのにショーの席を全部S1席で予約したのでショー代だけで同等の値段かかりました。
それでも一流のショーを本場で6つも鑑賞したことを思うと払った金額の何十倍も得られるものが多かった旅行だったと思います。

ちなみにホテルについて少しメモを。

ラスベガスはどのホテルもカジノを併設しておりカジノから利益が出ているため宿泊費用が格安なことで有名です。
メイン通りの結構いいホテルで朝食も豊富なバイキングがついて一人3泊5,000円でした。
家族には安すぎないかと心配されましたが本当に綺麗なお部屋で夜景の美しい素敵なホテルでした。

一方ニューヨークは中心地から地下鉄に乗って数駅移動した狭いビジネスホテルでも一泊7,000円程度。感覚としては東京と同じかなと思います。
街全体の治安の良さも断然ラスベガスの方が良いと感じました。

  

ショー各種について

以下は私がこの6日間で見たショーについての感想です。
このBlogを読まれた方が舞台について興味を持ってくれれば大変幸いです。

1日目:The Beatles LOVE by Cirque du Soleil
ビートルズの名曲の数々とシルクドソレイユのアクロバティックなダンスやパフォーマンスを組み合わせたロックなショーです。
はじめから最後まで音楽にノリながら楽しめます。
気軽に楽しめるショーでしたので時差ボケがまだある初日に見るのに適したショーでした。
でも実際始まってみると時差ボケなんて吹っ飛ぶほどロックな世界観。
Hey Judeの”Na Na Na…”のところは会場一体となって揺れ動いて合唱したり指笛がどこからともなく聞こえてきたり。
まさに音楽ライブなショーでした。

  

2日目:O by Cirque du Soleil
シルクドソレイユの大ヒット、大定番の”O”(オー)です。
これは言葉を選ばずそのままの気持ちを表現すると『度肝を抜かれた』ショーでした。
私はこのショーが始まった瞬間から「エンタメやショービズでアメリカに適う国なんてない」と思ってしまったほどです。
桁外れなんです、全てが。
まず舞台セット。
舞台の真ん中に波の出るプールを作ってしまうなんて。
そこに演者の方がどんどん高いところから色々なパフォーマンスをして飛び込んでいくのですが高い身体能力は勿論、これを思いつく発想力とそのアイディアを実現してしまうアメリカの力と言ったら。
日本でこのショーをしようと思ったら様々な規制の壁にぶつかってできないと思います。
その前にこんなにぶっ飛んだショーのアイディア思いつく人がいるでしょうか…。
Trailerでは少しおどろおどしい印象を感じるかもしれませんが輪廻転生をテーマにしており、実際観てみるとただただ幻想的です。
一回のショーのためになんと560tの水を使用するとのこと…。
水で滑って足場も悪い中どうやってこんなにくるくる回れるのでしょう。
シルクドソレイユの真骨頂と言っても過言ではない舞台でした。

3日目:Blue Man Group
青塗りの男性3人組が音楽に合わせて言葉を一言も発せずマジックパフォーマンスを行うショーです。
失礼かもしれませんが観る前は正直あまり期待しておらず…日程が空いてしまったので名前は聞いたことのあるショーだし観てみるか程度で予約したのですが、その期待値をいい意味で裏切られた舞台でした。
青塗りの男性の見た目にぎょっとするかもしれませんが少しドジなキャラクターは愛嬌たっぷり。言葉を発さないで映像を巧みに使ってショーを展開していくことから年代・性別・国籍を問わず誰にでもわかる構成になっています。
Yotuberが舞台の世界に出てきたらこんな感じかもと思わせるような、身近でありつつエンタメ性の高いプロ集団です。

  

3日間ラスベガスを堪能したあとは翌日から本命のニューヨークへ。
4日目以降は夢のBroadwayです・・・!

  

4日目:THE LION KING
これを観るための旅行だった言っても過言ではない。
いつか本場で観たいと夢見ていた作品The Lion King。
チケットはど真ん中の前から2列目を確保しました!
感想は一言で『開いた口が塞がらない』『勝手に涙が出てくる』。
もちろん日本で何度か観たことのある作品だし、話の展開もよく知っていますが圧巻の歌唱力と表現力が吹き荒れて全身でBroadwayの実力を痛感しました。
凄かった、そんな一言で終わらせたくはないのですがそれ以外の表現の仕様がない舞台です。
「圧巻」「舌を巻く」「呼吸を忘れる」そんな作品です。
古いお芝居のはずなのにエネルギッシュで新しい。
Broadwayの実力を初日から浴びました。

  

5日目:CHICAGO
こちらもすごく良かったです~!
この作品はLion Kingと異なり小さいシアターで上映されており、セットも衣装もいたってシンプル。
演者が踊る舞台の後ろにジャズバンドがいて生演奏をしてくれます。
大きな舞台装置や暗転がないショーなのでそういった事ができるのだと思いますが、裏を返すとシンプルな分キャスト一人ひとりの肉体美や表情がものすごく鮮明に映し出されるショーです。
女性も男性も基本的には黒の下着姿の設定ですが自信という名のオーラを全身に纏っているので全くみすぼらしさを感じさせません。
米倉涼子が惚れ込んだのもわかります。
練習を積み重ね鍛え上げた肉体の美しいこと…。
人の身体って鍛えればこんなにも美しくなるのですね。
この旅行で観る前の期待を最も裏切られた舞台だったかもしれません。
女性たちの勝ち気で自信に溢れた表情が大好きです。

 

6日目:ALADDIN
私の行った2015年はAladdinがBroadway最新作でしたので話題性もありこの作品を観に行きました。
この作品の肝はランプの魔人Genieです。
Genieの歌唱力は主役のアラジンを凌いで最も重要です。
中でもArabian Nightsの曲はエキゾチックな妖艶さとダイナミックさにぞくぞくが止まりませんでした。
中東の鮮やかな衣装ときらびやかな装飾がまるで異世界にワープしたかのような錯覚になります。
この旅の中で観た舞台の中で一番キラキラして豪華で華やかな世界観を見せてくれる作品でした。

 

百聞は一見に如かず 行ってみよう!

目的がはっきりとある旅、あてもなく思いつくままに訪れる旅。
旅には色々種類がありますがきっとどんな旅も経験となって心のなかにストックされていくもの。
私は憧れていたBroadwayの世界に実際に行って本場の歌とダンスを全身で浴びれたこの1週間は夢の1週間だったとずっと思っています。
どれだけインターネットに動画がアップロードされていても本物の現場で感じる音楽やエネルギーは想像を遥かに凌ぎ五感に刻まれるものです。

舞台も旅行も自由に行ける未来が来たら真っ先に何を観に行こうか。
待ちに待ったその日が来たら、きっと待った分だけ何倍もの感動が押し寄せるんだろうなと楽しみです。